まほろばblog

Archive for 1月, 2012

インテグレートマクロビオティック講座 その6

水曜日, 1月 18th, 2012

TAKAKO NAKAMURAさんの

ホールフードスクールWholeFoodSchoolで、まほろば専務の

「インテグレートマクロビオティック 基礎コース」が開催されます!!

日時   1月28日(土)
各回とも13:00-16:00
場所   タカコ・ナカムラホールフードスクール キッチンスタジオ
 東京都大田区上池台2-31-11モダンフォルム上池台2F
 (東急池上線 洗足池駅から徒歩1分)
内容   座学講義
1回目:2012年1月28日(土)『進化する糖の話』
2回目:2012年2月25日(土)『進化する油の話』
3回目:2012年3月24日(土)『インテグレート・マクロビオティックの生命観―その基礎と本質』
講師   まほろば 宮下洋子
参加費   コース受講料(全3回)¥25,200-(消費税込)
募集定員   30名
持ち物   筆記用具

詳しくは、こちらで・・・http://wholefoodschool.com/

インテグレートマクロビオティック

 

水野葉子さんのブログから

http://yoko-leaf.blog.so-net.ne.jp/ )

インテグレートマクロビオティック [食] [編集]朝早くから起きて梅醤油番茶を飲むとやはりホッとします。

梅醤油番茶はマクロビオティックのことを勉強して以来、ことあるごとにいただいています。

ホールフーズスクールを立ち上げられていらっしゃるタカコ・ナカムラさんとは

不思議なくらいいろいろな共通点(友達、知り合い含む)があるのですが、

彼女が今度スタートするのが、インテグレートマクロビオティック クラス。

http://wholefoodschool.com/course/1006/integrate-s.html

北海道の自然食品店「まほろば」のオーナーである宮下夫妻がスタートした

「宮下メソッド」をインテグレートマクロビオティッククラスで学べるというもの。

インテグレートマクロビオティックの説明書きを読むと、

マクロビオティックを基本的に長年実践した経験がある者にはとても納得がいきます。

タカコさん、またまた素敵なクラスのプランニングなさりましたね!

「鳴かぬならそれもまたよしほととぎす」

水曜日, 1月 18th, 2012

      
        
    『致知』2001年5月号
   特集「流れをつくる」より

────────────────────────────────────

「鳴かぬなら」の第一句に、天下取りを果たした
戦国時代の三人の武将が三様の第二句をつけた
有名な「ほととぎす」の句がある。

信長は「殺してしまえ」といった。
秀吉は「鳴かせてみよう」といった。
家康は「鳴くまで待とう」といった。

もちろん史実ではない。
だが、三者三様の個性、やり方、歴史的役割などを
あますところなく表現して見事である。

以前、ある人が八百人ほどの経営者にこの
「ほととぎす」の句を示し、
「あなたはどのタイプか」と質問した。

ほとんどの経営者がそれぞれ信長、秀吉、家康になぞらえて、
「自分は何々型である」と回答した。
その中でたった二人だけ、自分はどのタイプでもない、
と答えた経営者がいた。

「では、あなたならどう詠むか」

とさらに質問すると、一人はこう答えた。

「鳴かぬならそれもまたよしほととぎす」

もう一人はこう答えた。

「私は俳人ではないのでうまく詠むことはできないが、
 その三つのタイプには入らない」

前者が松下幸之助氏であり、後者が本田宗一郎氏である。

人間は選択肢を与えられると、
その枠の中に閉じこもってものごとを考えてしまいがちである。
与えられた枠、既成概念を踏み越えて
発想を飛翔させることが難しい。

松下氏も本田氏もそれができたからこそ、
新しい流れをつくり得たのだろう。

さて、時代はいま、いよいよ混迷の度を加え、閉塞感が色濃い。
これを突き抜け、新しい流れをつくるには何が必要か。

歴史の中に、企業経営の中に、
新しい流れをつくってきた人たちがいる。
そこから流れをつくり出す条件を探り、学ばなければならない。

流れをつくる。
そのためにわれわれ日本人がどのような発想に立ち、
何をなすかを見定めるのは、焦眉の急なのである。

インテグレートマクロビオティック講座 その5

火曜日, 1月 17th, 2012

TAKAKO NAKAMURAさんの

ホールフードスクールWholeFoodSchoolで、まほろば専務の

「インテグレートマクロビオティック 基礎コース」が開催されます!!

日時   1月28日(土)
各回とも13:00-16:00
場所   タカコ・ナカムラホールフードスクール キッチンスタジオ
 東京都大田区上池台2-31-11モダンフォルム上池台2F
 (東急池上線 洗足池駅から徒歩1分)
内容   座学講義
1回目:2012年1月28日(土)『進化する糖の話』
2回目:2012年2月25日(土)『進化する油の話』
3回目:2012年3月24日(土)『インテグレート・マクロビオティックの生命観―その基礎と本質』
講師   まほろば 宮下洋子
参加費   コース受講料(全3回)¥25,200-(消費税込)
募集定員   30名
持ち物   筆記用具

詳しくは、こちらで・・・http://wholefoodschool.com/

インテグレートマクロビオティック

  ある受講者の感想・・・・・


ナスのベジチーズがけ。

母がお米や野菜をたくさんを送ってくれました。
その中に米ナスが入っていたので、電話したときにどうやって食べようかなって話したら
チーズかけて焼くと美味しいという話が出たので、ベジチーズでやってみました。
冷凍しておいたあな吉さんレシピの「ベジチーズ」を使いました。
ナスは一度火を通し(グリルで焼きました)
チーズとパン粉をかけてもう一度焼きました。
久しぶりのナス。美味でした。

* * * * * * * * * *

マクロビオティックを知っている方なら知っている「桜沢如一」氏。
氏の弟子だった宮下さんという女性が
Integrate(統合的)マクロビオティック講座を開講されるということを知りました。

この方は、30年以上前に札幌で自然食品店を開業していて、
その自然食品店「まほろば」は、
札幌でナチュラルライフを意識している方には、有名かと思います。

おおまかに言えば、
“現代に則したマクロビオティック”についての講座。
持ち物が筆記用具となっているので、お料理教室ではなくて講習かと思います。

桜沢氏が生きていた時代のライフスタイルからは、現代は様変わりしている。
玄米、穀菜食をずっと続けることはホントにカラダにいいの?
動物性食品は摂らない方がいいの?砂糖は?
陰陽の考え方、全体食は正しいのか。
健康法は一人ひとり違うもの。
何かを摂れば改善される、何かを辞めれば健康になるものではないはず。
(チラシより略して抜粋)
などなど、
自然食品店「まほろば」でもらったチラシには、興味ある言葉がたくさん書いてありました。

この講座は東京で毎月1回合計3回行われるので、
参加は難しいのですが、いつか、ぜひ学んでみたいと思うとっても興味深い内容です!

マクロは奥が深いので、私が知っているのはほんのさわりかと思いますが、
マクロビオティックと出会って数年経ち、
共感できることの一つは“バランス”が大事ということ。

陰陽の考え方はすごく共感できるのです。

何かを摂ればいいというものではなく、バランスが大事。

それは、食事だけでなく、食事を作るところから食べるところから、生活スタイルから…
本当に広い意味で生活そのものが関わってくる。

合う食事は人それぞれということを感じられる食事法。
それは、食事だけではなく、人の違いを認められるという心の持ち方にも繋がってきたように思います。

他の考え方を否定することでも、非難することでもなく、
いろんな方法があって、それぞれ自分に合うものを選ぶことが大事だと思うのです。
その選択肢の一つとして、マクロがあったらいいなと思うから
マクロをいろんな人に知ってほしいと思う。
思いつつ…
マクロビオティックって何?と聞かれれば、きっと、わかる範囲で喜んで話すけれど、
家族以外に、自分から話したりお勧めしようとは思いません。
今の食事や生活で、充実していて健康な人に、
食事法を押し付けても逆効果だし、話したところで興味ない人には意味がなく…。
体は人によって違うから、
私に合った食事法がその人に合うとは限らないと思うのです。

美味しいと感じることが大事で
それは体が欲しているということだと思います。
その感じ方は人によって違う。
だからお肉大好きな主人も尊重できる(以前に比べれば、お肉の量は減りましたが(^_^;))
マクロビオティックを知っているからそう思うのです。

あらら、なんかだんだん話がそれてしまったけれど、
インテグレートマクロビオティック…

そう、もうひとつ興味深いと思うことが。

それは、基本は“自然”でも、栄養学に反してないということ。
6月にインテグレートマクロビオティックの説明会があったそうで、
それに参加した、専門学校で栄養学を学んだことがある方のコメントで、
宮下先生の講義は、大学の講義と同レベルかそれ以上、と感想を述べているのです。

私も「まほろば」に置いてあった、油や糖の冊子を読んだことがあるのですが
化学式などが出てきて、専門的でビックリしたのを覚えています。

だから根拠がないものではなく専門的なものだということ。

その方は
自然の摂理に沿って生きていくことが大切、難しいながらも頭にも心にも入ってくるとおっしゃっていて、
本当に現代のマクロビオティックなのだと感じます。

私は栄養学というものに興味がなく…。
食事は、身土不二と一物全体、美味しいと感じるものとバランスが大事だし
一つ一つの栄養を知ったところで、食べ合わせでその効果も変わるだろうし
栄養は、新鮮かどうかによっても、変わってくるものだと思うので
栄養学に魅力を感じなかったのです。
あまり複雑で難しいこととなると、眠くなってしまう(!)のも大きな理由ですが(^_^;)

そんな私ですが、マクロを知っている方がお話する栄養のお話には
とても興味がわきます。

6月に参加した別な方のコメントには
病気の時の食事法についても触れいていて
10日間で体調は変わる
“病気から回復するまでの過程では体内にいれて良い物の順番がきちんとあること、
 白い野菜特に白菜には白血球活性化する働きがあり・・・”
などと書かれて本当に難しそうだけれど興味深い!

長々と書いてしまいました。
このままだとチラシの言葉を全部抜粋しそうなのでこのへんで…
書いていたら益々参加したくなりました。

「コゾコゾ、コゾコゾ」・・・ゆる体操

火曜日, 1月 17th, 2012

「コゾコゾ、コゾコゾ」「モゾモゾ、モゾモゾ」「プラプラ、プラプラ」

                           報告 工藤元子

…まるで呪文のような言葉、なんのことだかさっぱりわからないと思います。

だけど、今、「ゆる体操」講習会を体験された方は、

きっと頭の中でこの言葉が繰り返し残っているとハズです。

今日、1月16日(月)、第一回まほろば「ゆる体操教室」の日。

まほろば本店の2Fは、体操するには10名様で一杯なんですが、

今日、体験された10名の感想は非常に好評でした!!

「頭が軽くなったぁ」「気持ち良かったぁ」

「背筋がピントしてきた」

「足が軽くなった」など等、口々に感想が飛び出し明るい表情でお帰りになりました。
参加のほとんどの方が、次回の予約までされたほどです。

 講師は、「日本ゆる協会公認・ゆる体操中級指導員」、ベテランの柏崎由紀子先生です。
この先生との出会いがまた偶然と言おうか、必然と言おうか・・・

ある商品の売込みに当社にやって来た方なのですが、そのセールスは残念ながらアウト!・・・

しかし、うちの社長、この方のなにかを見抜いた(さすが!)とみて、

あれこれ話しを伺っているうちに実は東京から北海道に月一回、

「ゆる体操」の指導で函館、札幌、苫小牧、千歳等を回っている講師でもあることが判明。
社長はすぐに「ゆる体操」をデスクのパソコンで検索、

「おお、これはイイ!是非まほろばでも教室をやっていただこう!」、話は即効で決まり、月一回の教室となりました。

縁がある人とは「切れない」ものなんですね。

今日は第一回目。2Fの窓からの温かい日差しを受けて

様々な年齢層10名ほどが気持ちよさそうに体を動かしました。

先生の掛け声に従い、皆で「ゆるゆる」と言いながら頭を揺らし、

「コゾコゾ」と言いながら足のふくらはぎをこすり、「プラプラ」言いながら足首を揺らす・・・。

簡単なことだけど、なかなか日々の生活で出来なかったり、

一日中、体を緊張させ続けているものなんですね。

1時間の教室で体の緊張を解き、緩めると体温も上がり、気の流れもよくなる。

「コゾコゾ、コゾコゾ」「モゾモゾ、モゾモゾ」「プラプラ、プラプラ」は

お家でも簡単に出来る「黄金の3点セット」の言葉なのです。

顔の「ゆる体操」まであるんです。そしてエンディングは体の気を整える。

柏崎先生によると、まほろばの「ここの(2F)気の流れは素晴らしいゎ!!」とのこと。

それは、最後の仕上げの段階で、
「みんなでイメージしてぇ!『流れるきれいな水』で脳みそをジャブジャブ洗ってみましょう」

(脳みそを洗う!)。

ここは流れるきれいな水のイメージがとてもクリアに頭に入り、脳みそがスッキリする・・・

の場所だそうです。

場所のエネルギーと先生のエネルギー(この柏崎先生もかなりの高いエネルギー!)

の「相乗効果」、

イメージもクリアに現れるのでしょうか。

機会があったら、たくさんの方にもぜひぜひ体験していただきたいと思います。

(脳みそも洗いたい方は・・・ぜひ!)

「バレー界の名将・松平康隆氏の飴と鞭論」

火曜日, 1月 17th, 2012

      

   『致知』1981年7月号より
      
      
 ────────────────────────────────────

現代の人の中では、亡くなりましたが、
愛知揆一さんという政治家に一番影響を受けています。

愛知さんが教えてくれたことに、
立体史観というのがあります。

どういうことかというと、視野の狭い人は点でしか判断できない、
ちょっと視野を広くすると線になり課長クラスの仕事ができる、
さらに広くすると面になり、大会社の部長クラスだ。

面を上下へ延ばすと円筒形になる。
そうなると樋口清之さんではないが、
梅を見ただけで「梅ぼしと日本刀」という本が書けるようになる。

バレーボールで世界一になろうというなら
最大の円筒形になれというのです。

とくに立体的に過去を勉強しろ
エジソンもキュリーも学びなさい、
バレーと関係ないと思ってはいけないというのです。

それ以来私は円筒形を続けるためにも、
努力して交友関係を広げています。
スポーツ界で私はいちばん交友は多いと思います。

円筒形がなぜバレーに関係があるかというと、
それがアメになるのです。

バレーの選手が、例えば図書館へ行って勉強したいという、
あるいはなぜポーランドにワレサという新しい指導者が
出てきたかなどといいだすと、
そんな暇があったら練習しろというのが、
バレー馬鹿のいうせりふです。

私はそうはいわない。

お前がポーランド問題に関心があるのなら、
きょうの練習三時間やるよりも、新聞社の編集委員に会って来い、
俺が紹介してやろう、といいます。
そうして話を聞いてやる。

そしてポーランドはそういうことになっているのかというと、
コートの上では私にしごかれている選手が、この問題については
監督より上なのだという気持ちになれますよ。

これはおだてです。
ほめる材料を与えるわけです。
しかも監督が馬鹿にされることにはなりません。

むしろそういう示唆を与えてくれたことに対する尊敬というか、
情を感ずる、そういうプラスがあるのです。
アメというものを、私はそこまで広く受けとめています」

企業の中で英語教育をやらせるのもアメだし、
専門外のセミナーに行かせるのも、
アメを心得た指導者のやることです。

そんな時間はもったいない、
自動車の一台も売ってこいというのは、点か線の発想です。

インテグレートマクロビオティック講座 その4

月曜日, 1月 16th, 2012

TAKAKO NAKAMURAさんの

ホールフードスクールWholeFoodSchoolで、まほろば専務の

「インテグレートマクロビオティック 基礎コース」が開催されます!!

日時   1月28日(土)
各回とも13:00-16:00
場所   タカコ・ナカムラホールフードスクール キッチンスタジオ
 東京都大田区上池台2-31-11モダンフォルム上池台2F
 (東急池上線 洗足池駅から徒歩1分)
内容   座学講義
1回目:2012年1月28日(土)『進化する糖の話』
2回目:2012年2月25日(土)『進化する油の話』
3回目:2012年3月24日(土)『インテグレート・マクロビオティックの生命観―その基礎と本質』
講師   まほろば 宮下洋子
参加費   コース受講料(全3回)¥25,200-(消費税込)
募集定員   30名
持ち物   筆記用具

詳しくは、こちらで・・・http://wholefoodschool.com/

インテグレートマクロビオティック

ある受講者の感想から・・・・・

 日本で一番人気の自然食品店”まほろば”(北海道)を経営する宮下洋子さんのセミナー、

3回シリーズの1回目に参加してきました。

 宮下洋子さんは、マクロビオティックの創始者、桜沢如一さんから直接指導をうけた、

今となっては貴重な方なのです。

しかし、厳密なマクロビオティックで、お子さんを栄養失調で亡くされたり、色々な体験を乗り越え、

今では、宮下さん独自のものを確立され、病気相談が後をたたないそうです。

 宮下さんは肉も魚も卵も食べられます。

動物性食品からでしか摂れない栄養があるからと。

ただし、品質には、とことんこだわっていらっしゃいます。

やっぱり一番の問題は、今の世の中には、安全安心な食べ物が手に入りにくいこと。

何も考えないで食べていると、自然な食べ物はほとんど口に入らない時代ですからね。

マクロビオティックを実践していて癌になられた方に、宮下さんは豚肉を勧めたりもします。

一般的な食生活をしていて、病気になったときは、マクロビオティックで劇的に改善しますが、

それは、そのときの体に合っているからで、必ずしも、いつもそれでいいというわけではないのです。

大切なのは、自分の体に必要なものを自分で感じられるようになることだと私も常に思っています。

そのためにも、人工的なものは避け、自然なものを食べる、触れるということが重要になります。

今回のセミナーは”糖”についてのお勉強。「白砂糖は避けて、黒砂糖や元気糖にしましょう」と、

うちでもアドバイスしていますが、実は、からだにいい白砂糖も過去にあったそうです。

しかし、手間隙をかけた安全な作り方をしていたので、採算が取れず、やめてしまったそうです。

やはり、作る過程が大切ですよね。逆に、粗悪な黒砂糖もあるとか。

結局のところ、まずは信頼できる自然食品店や自然食の宅配を利用するしかないのかもしれません。

そうやって本物を食べ続けていると、だんだんと自分でも本物とそうでないものが、

見極められるようになっていきますからね。

今の日本人はブドウ糖過多になっている人が多いので、

果糖や果物で体質改善するといい、というお話しも出ていました。

また、乳糖も少しは必要ならしく、トマトやすいかにも含まれているそうです。知らなかった~♪

前号でもちょっと、ご紹介した上瀬英彦さんの「フル・和食」

(私も基本的にこれを実践しています!!)。

やっぱり、こんな感じがいいんですね~!

 「第二の人生の指針をくれた妻の手紙」

月曜日, 1月 16th, 2012

       
 日野原 重明 

 (聖路加国際病院理事長、名誉院長)
        
  『致知』2012年2月号
            特集「一途一心」より
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 私は一九七〇年、五十八歳の時に
 よど号ハイジャック事件の現場に居合わせました。

 よく晴れた朝の七時頃、富士山の真上を飛んでいると、
 日本刀を抜いた若者たちが座席から立ち上がり、その一人が
 
 
 「我われ日本赤軍はこの飛行機をハイジャックし、
 北朝鮮の平壌を目指して直行することを命ずる」
 

  と叫んだんです。
 
 私も含め、百二十二人の乗客と客室乗務員は
 全員麻縄で手を縛られました。
 
 機長は機転を利かせて
 「北朝鮮に行くにはガソリンが足りないから」と嘘を言い、
 いったん福岡に降りて給油することになりました。
 そこで子供や老人たちは解放されました。

 北朝鮮へ向かう途中、赤軍の若者たちは
 「機内に本をいくつか持ち込んでいるから、
   読みたい者は手を挙げよ」
 と言って本のタイトルを読み上げていきました。
 
 赤軍の機関誌、金日成や親鸞の伝記、
 伊東静雄の詩集などが挙がり、
 最後にドストエスフキーの『カラマーゾフの兄弟』がありました。
 しかし乗客は誰一人として手を挙げようとしない。

 そんな中、私一人だけが
 「『カラマーゾフの兄弟』を貸してください」
 と手を挙げた。すると文庫本五冊を膝の上に
 置いてくれましてね。
 
 あぁ、これを読んでおれば、何か月抑留されても、
 心が支えられると思いました。

 開いてみると冒頭に『聖書』の教えの一節が出ていました。
 
 
 「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、
  死なば多くの実を結ぶべし」
  
  (ヨハネによる福音書十二章二十四節)。

 私もここで一粒の麦となって死んでしまうかもしれない。
 けれども私のこれからの振る舞いが、
 後に続く人たちに何かの結果を及ぼすかもしれない――。
 そういう気持ちを持って心を静かにし、
 皆のためにできるだけのことをやろうと考えたんです。

 私たち乗客は事件から四日目に全員無事、
 韓国の金浦(きんぽ)空港で解放されることになりました。
 
 靴底で大地を踏んでその土の音を聞いた時
 「無事、地上に生還した」と感じました。
 
 そして「あぁ、これからの私の人生は与えられたものだ」
 と思いました。

 帰国すると、千人を超える皆さんから
 お見舞いやお花が届いていました。
 
 私たち夫婦は皆さんに感謝の意を表し、
 礼状を出すことにしたのですが、
 妻は私の文章の後に続き、こんな言葉を添えました。

「いつの日か、いづこの場所かで、
 どなたかにこのうけました大きな
 お恵みの一部でもお返し出来ればと願っております」

 妻は無口で出しゃばらず、いつも控えめな女性でしたが、
 この言葉は私を驚かせ、妻に尊敬の念を覚えさせました。
  
 そしてこの言葉が私の第二の人生の指針となりました。

 その後しばらくして、マルティン・ブーバーという
 哲学者の本を読んでいた時に

 「人は創(はじ)めることさえ忘れなければ、
  いつまでも若い」
  
 という言葉に出合いました。
 そうだ、いままでやったことのないことをやってみようと。

 その四年後、私はライフ・プランニングセンターを創設して
 予防医学の重要性などを訴え、
 八十九歳の時に「新老人の会」を立ち上げ、
 七十五歳以上の新しい生き方を提唱してきました。
 
 その会に掲げた
 
 
 「愛し愛されること、創めること、耐えること」
 
 
 という三つのモットーは、それまでの私の人生体験を
 踏まえてつくられたものなんですね。
 
 つまりああいう事件に遭遇したことが、
 私に本当の生きる意味というものを教えてくれたんです。
 

小学校の漢字

日曜日, 1月 15th, 2012

新聞広告に、「小学校で習った漢字」がベストセラーとのこと。

1006字で構成された易しい漢字が、果たして!

読めますか?!?!

正直、私はかなりつまずき、自信喪失です。

六指   水馬   徒花   心耳   飛白

徒骨   年魚   手練   小火   水雲

木通   音呼   心太   背向   札片

らびつさ、いがそ、んてろこと、こんい、びけあ、

くずも、やぼ、んれて、ゆあ、ねぼだた、

りすか、じんし、なばだあ、ぼんめあ、しさむ

インテグレートマクロビオティック講座 その3

日曜日, 1月 15th, 2012

 

TAKAKO NAKAMURAさんの

ホールフードスクールWholeFoodSchoolで、まほろば専務の

「インテグレートマクロビオティック 基礎コース」が開催されます!!

日時   1月28日(土)
各回とも13:00-16:00
場所   タカコ・ナカムラホールフードスクール キッチンスタジオ
 東京都大田区上池台2-31-11モダンフォルム上池台2F
 (東急池上線 洗足池駅から徒歩1分)
内容   座学講義
1回目:2012年1月28日(土)『進化する糖の話』
2回目:2012年2月25日(土)『進化する油の話』
3回目:2012年3月24日(土)『インテグレート・マクロビオティックの生命観―その基礎と本質』
講師   まほろば 宮下洋子
参加費   コース受講料(全3回)¥25,200-(消費税込)
募集定員   30名
持ち物   筆記用具

詳しくは、こちらで・・・http://wholefoodschool.com/

インテグレートマクロビオティック講座

「進化する油のお話」

インテグレートマクロビオティックとは?

ジョージ・オーサワのマクロビオティックをベースとし、最新の分子栄養学、食品栄養学、油脂栄養学などを

盛り込んだ、21世紀に発信する進化系マクロビオティックを表現する言葉です。
基礎コース第2回目「進化する油」をテーマに講座が行われました。

講師は、北海道札幌より宮下洋子さん。冬を前に農作業繁忙期のなか、日帰りでの上京なのです汗
「油」のイメージはダイエットの敵、肥満のもとなど悪いイメージですが、「油断大敵」というように油がキレると

カラダに大きなダメージがあります。ネズミに油を与えないと、成長が止まり、子供が生まれません。性ホルモンが作りにくくなります。

油の使い方は、健康と美容に大きな影響を与えるという認識をもつことから講座はスタートしました。
本日のキーワードのひとつ「エンコサノイド」・・・すでに難解シラー
エイコサノイド (eicosanoid) はエイコサン酸(アラキドン酸 )を骨格に持つ化合物ないしその誘導体の総称。

自律神経、免疫、ホルモン系をコントロールし、環境適応力、自然治癒力がまっとうに機能するためには

エイコサノイドが不可欠なのであります。

そのエイコサノイドを作りだすには、必須脂肪酸であるリノール酸系n-6とアルファリノレン酸系n-3の取り方

が最大のポイントになる・・・・らしい。
さらに、これまで成人病も敵とされていた「コレステロール」も、最新データでは、

細胞膜や脳細胞を作るだけではなく、脂肪を分解させる「胆汁酸」の原料となり、さらには、ビタミンDを作る素となり、ステロイドホルモンをカラダのなかで生み出す働きがあることが科学的に解明されたそうです。
「油」の見分け方、取り方については、非常に難解なイメージがあります。

実際、科学名、分子構造、覚えられない~~~!

今回の講座でわかったことは、

よい油かどうか、どういう油を選んだらよいかの指針は、はては、動物性食品と植物性油脂の選び方まで

「アミノ酸&脂肪酸組成表」をみたら、一目瞭然!であるということがわかりました。
配布された組成表には、宮下先生のメモやマークの後がしっかりと残っていましたね。

その痕跡をたどると・・・まほろばの歩んだ苦労の跡を感じることができました。こうやって、油の組成から

商品を選ばれてきたんだ・・・・

20年以上も前から自然食の世界で、胡麻油や菜種油を売らず、バターやオリーブ油を扱ってきたことは、

どれほど大変だったことか。
これまで健康によいといわれてきたモノに、意外にも、不健康な要素が隠れていたことがこの組成表から

わかります。

つまり、植物性のみの食事スタイルでは、補えないこと、負荷が高いことがわかります。

胡麻油、なたね油、紅花油などのリノール酸系にかたよる菜食では、よい野菜、食品をとっても、

カラダの中での燃焼率がすこぶる悪いのですね。

電気自動車にフェラーリ専用ガソリンをいれてるようなもん、違うか?!
はじめて、宮下洋子さんの講座をきいたとき、正直、それまで食べてきた油の概念がガラガラと

崩れました。

「じゃあ、今のやりかたではだ、だめってことですか???」と頭を撃たれました。

ど、どーしようと悩みました。
しかし、私は、油の使い方を変えてみようと決めたのです。

その宮下メソッドには、0-1テストプラス、科学的裏付けが積み上げられています。

陰陽、うんぬんでかたずけないサイエンスがあるのです。
インテグレードマクロビオティック講座は、従来の健康法に大きな疑問を投げかけ、かつその理由と対策の指針があります。

こんなにむづかしいお話、久しぶりにまじめに集中して聴かせていただきました。

「脳味噌を使った~~!」という心地よい脳疲労を感じることができましたよね??
宮下先生より、「脳を使うことも、エンコサノイドを作りだすことになる!」とのこと。

脳を使うとどうやら健康になれるようです。
たかが油、されど油・・・やっぱり油。グリーンナッツ油でしたね。
次回は基礎コース最終講座、いよいよ、新しいインテグレートマクロビオティックの秘密の扉が開きますよ~~。
レポート担当 タカコ・ナカムラ

 「人間のプロになれ」

日曜日, 1月 15th, 2012

 杉原 輝雄 (プロゴルファー)

   『致知』2008年8月号「致知随想」
 ※肩書きは『致知』掲載当時のものです

……………………………………………………………

■前立腺がんの告知
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

医師から「前立腺がん」の宣告を受けたのは、
11年前のことになる。

プロゴルファーとして40年目を迎えた年だった。

すぐにも手術が必要だと言われたが、
休めば一から体づくりをしなければならない。
60歳を迎えていた私にそんな時間はなかった。

手術を拒否して投薬治療をすることに決め、
食事も健康食に切り替えた。
さらに、短時間の運動で大きな効果が得られる
加圧トレーニングを開始し、
この体でやれるところまでやってやろうと決めた。

投薬をしながらではあるが、
71のいまもおかげさまで現役を続けている。
国内では通算54勝の戦績を収め、
気がつけば永久シード権を持つ
現役最年長のプロゴルファーになっていた。

一昨年には、つるやゴルフオープントーナメントの予選を通過し、
結果的にそれは米国のサム・スニード選手が残した
レギュラーツアーでの世界最年長記録を上回るものとなった。

決して満足な結果を残せているわけではないが、
試合に出る以上は目標を持ち、
どこまでもそれに挑戦していきたいと感じている。

私がゴルフを始めたのは小学校五5の時、
キャディーのアルバイトをしたことがきっかけだった。

そのバイトは中学校に上がってからも続け、
土曜の午後と日曜になると、たいていゴルフ場へ足を運んだ。
卒業する頃にはプロになれればいいなと思ったが、
いまのように養成所があるわけではない。
ゴルフ場で選手の近くにいるのが一番勉強になるだろうと思い、
洗濯係などもしながらプロになる道を探っていた。

私のことを「練習の虫」と言う人がよくいるが、
20歳でプロテストに合格してからも、
練習量はまるで足りなかったと思う。

ただ、私は試合で負けた人たちすべてを、
自分のライバルだと考えていた。
またゴルフ界に限らず、世の中で活躍している人であれば、
誰もがワンサイド・ライバル──
つまり、こちらで勝手にライバルだと決めて、
決して負けないつもりで生きてきた。

■人間の使命
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ゴルフにおける勝者は一つの試合にたった一人しかいない。
だからこそ、無数の負けとどう向き合うか、
また悲観的な状況にあっても、決して腐らず
一所懸命に取り組むことが大切になってくるのである。

そのことを私に教えてくれたのは、
オーストラリアのグラハム・マーシュという選手だった。

彼はもともとゴルフが下手で、
しばらくして日本ツアーに参戦できるようになったものの、
プレーの運び方が非常に鈍く、
他の選手やギャラリーたちをいつも苛々させていた。

約30年前に名古屋で開催された
中日クラウンズで彼と一緒に回った時、
初日、二日目とも成績は振るわず、
彼も私も予選落ちは確定と言える状態だった。

しかしマーシュは懸命だった。

18番ホールのグリーン上で、
入ろうが入るまいが大した意味のないパーパットを沈めようと、
彼は入念に芝目を読んでいたのである。

一方、勝ち目のない試合だと踏んでいた私は、
彼のプレーを苛立ちながら眺めていた。

しかしそのパーパットを着実に沈めたマーシュは、
翌週ぐんぐんと調子を上げ、
予選を通過するどころか、
見事優勝を決めてしまったのである。

その日の調子が良かろうが悪かろうが、
目の前にある一打一打を一所懸命に打たなければいけない、
常にベストを尽くさなければいけないと教わった出来事だった。

ゴルフは努力をしさえすればいい結果が
得られるものではないが、
どんな時でも一所懸命に取り組んでいないと、
よい結果には繋がりにくい。
その時その時において常にベストを求められるのは、
人生においても全く同じではないだろうか。

思えば小学校の頃からゴルフの世界に携わらせていただき、
いろいろな方にお世話になった。
昔はいまのように試合数が多くなく、
出場したくてもできなかったことがたくさんあった。

いまの若いプロゴルファーの多くは、
小さな頃から自分のクラブを与えられ、
試合に出られることも、練習をさせてもらえることも
当然のように思っている。

もっとも、私自身も気がつくのが遅かったが、
誰のおかげでゴルフをしていられるのかと考えた時、
私は試合後にお世話になったスポンサーや
コースの支配人宛に礼状を出すことにした。
40歳を過ぎた頃だっただろうか。

私は人は皆、生まれた時から“人間のプロ”になる
という使命を担っているのではないかと考えている。

人間であれば心があるのだから、
挨拶もするし、相手への思いやりも当然持つことだろう。
何も特別なことは必要なく、
当たり前のことを当たり前にできるようになれば、
その人は人間として立派なプロなのだ。

ゴルフに限らず、その世界の上位クラスで
活躍をする人は一流の素質か、
それに近いものを持っている。
しかし人間として一流でなければ、
その人の値打ちは半分以下になってしまう。

人間のプロ──。
病気や年齢の壁に立ち向かい、
自らに挑み続けることもその条件の一つであると思う。