まほろばblog

Archive for 10月, 2020

11月の感謝デーを開催いたします!!

金曜日, 10月 30th, 2020

11/6(金)~8(日)の三日間、11月の感謝デーを開催いたします!

期間中は、閉店時間が19時となります。

 

ムソーのクリスマス商品や、おせち料理もご予約を開始します。

※今年は、試食販売はございません。

 

早期注文割引もあり、

11/6(金)~18(水)の間のご注文が対象で、10%OFFとなります!

※シュガーレティのおせちは対象外です。

 

 

デモ販売には、チャスキオイルやインカインチオイルでおなじみの

「アルコイリス」さんがいらっしゃいます。

アルコイリスさんの商品は、今回20%OFFとなります。

 

まほろば自然農園の「カット大根」も大ご奉仕価格に!!

品種は、伝統京野菜の「鞍馬(くらま)大根」。

大根の中でも一、二を争うほどの品質。

トロリとした舌触りは絶品。繊維質が少なく、懐石料理に合う繊細な肉質が特徴です!!

新型コロナウイルスにもできる限りの対策をとって、お待ちしております。

 

感謝デーのチラシは、店頭にて配布中!

今回も、お買い得品盛りだくさんで、皆さまのすこやかな暮らしに貢献してできるよう、

従業員一同、元気にお待ちしております!!

 

ありえへん「じゃが芋」

金曜日, 10月 30th, 2020

大根に続くじゃが芋ですね。

何か、言い訳が続きます。

でも、なぜか何事にも意味があることをいつも知らされます。

 

あの穴大根、切干大根に化けそうなんですよ。

カット大根にならなければ、こんな切羽詰まった発想は起こらなかった。

探し探して、何と石狩に工場見つけたんです。

そうそう、昨日食べた高いさんま(笑)…≪今凄く高いんですヨ≫

大根おろしにして食べた。

我ながら、生まれて初めてこれぞ!という大根おろしに遇えた!!

ふろふき大根なんか最高でしょうね。

あれが、懐石料理を支えて来た京野菜の伝統の味わいなんでしょう。

 

あぁ!ここは大根でなくて、じゃが芋のはなし。

まほろばのじゃが芋売り場。

仁木農園のじゃが芋が入荷。

でも、中々みなさん手を出さない。

隣のきれいな有機のじゃが芋が売れる。

 

何故だろう。

やっぱし、見た目が第一良くない。

いかにも、汚いし見てくれが悪い。

 

実は、このじゃが芋大変な思いで作っています。

見た目は、同じじゃが芋ですが、「いのちの記憶」って上手い事、

POPに書かれていますが、

毎年、自家採種の更新芋なんです。

(隣で、どんなじゃが芋だって、「いのちの記憶(遺伝子)」は、持っているのに……と妻が言いました。)

 

しかし、見ての通り、見てくれが悪い、肌が汚い、凸凹が多い、穴が開く、大小が混ざる。

まるで良いことなしです。

そして、裏作業の中身は、ほとんど廃棄やCの外品、S、SSの小芋ばかリ。

(昨年は逆で、植物の最終物質フミン酸のせいか巨大芋が続々、見事でした)

その中から、正品を選ぶので、その作業が大変で、時間が取られます。

家庭菜園だってもっと上手に作れるのに、情けない限りです。

 

それから、今問題になっている種子法。

それには、全く抵触しないんですよ、更新してもOK。

ほとんどの芋が大丈夫で、特許もすでに外れている。(農水省確認済み)

 

それで、決めては種芋。

みな種芋を買うんです。

昔みたいに、自分の芋を使うと、収量は減る、見た目がダメになるからです。

そのために種芋団地という種芋だけを栽培する隔離地区があります。

ここでは、栗山なんかです。

ただ、殺虫剤・殺菌剤などの徹底した処理が凄い。

他者を介して入らないように、圃場の出入禁止なんです。(コロナのロックダウン封鎖のようです)

アブラムシを介したシストセンチュウやウイルス感染させないためです。

芋は、すぐバイラス、つまり今流行りのウイルスに侵されてしまい易い。

それで、肌は汚くなる。

形は悪くなる、小さくなる。

量は穫れない、少なくなる。

手間はかかる、お金は取れない。

良い事なしなんです。

まあ、お先真っ暗と言ったところですか。

これを、何十年とやって来たんで、だから、バカみたいなんです。

しかし、今年は特に悪い。

 

よく私と家内が衝突する原因はこれで、

見るに見かねて私が、

「いい加減に、種芋を買おうよ」

「いや、絶対ダメ!!」

この繰り返しで、30年近く来たんですから、ある意味大したものです、家内の根性は。

もう信念ですね。イノチへの信念。

 

いつかキット良くなる。

それは、土や管理で戻せると、言った思いなんですね。

今年は、一番土壌の条件が悪い所に植えてしまったからだ、と、確かに最後、そこしかなかった。

「困難な場所で生き延びれば延びるほど、見た目の外見とは、逆に生命力は強くなるんだ」と。

 

そんな意志力でまほろばや農園を引っ張って来たんだと思います。

考えられないことが、現実になる。

ある意味、凄いことです。

しかし、なんだかなー。

 

でも、きっと何時か、何かに化けますよ。

 

【まほろば自然農園 芋掘りの動画】

YouTube Preview Image

穴大根物語

水曜日, 10月 28th, 2020

1、今年の対策

今年の漬物大根です。

大失敗でした。

空洞化です。

 

去年もそれで失敗して懲(こ)りたものですから、原因を解明し避けるために、次の対策をしました。

 

  • 種を代える。「耐病総太り」から「くらま」に。また、同時に両方撒いてみました。
  • 撒く時期をずらしてみました。ずらすことで、成長期の違いで結果が異なるか。
  • 土地を分散しました、5か所です。土地の条件により、穴が開くかどうかです。
  • 肥料の有無。堆肥ヌカを投与する所と全く無肥料で生育を観る。
  • 播種後、散水する所としないところ。高温障害を避け発芽を早めるためです。

このように、ほぼ条件の違う所で、結果を見てみました。

結果は、みな一様に空洞化がありました。酷(ひど)い所とそうでないところがありますが。

これは、病害や虫害など生物的要素でない、温度、光、土壌の化学性、物理性などさまざまな環境要因によって、正常な生長・発育が行なわれない生理障害である訳です。

 

、その原因

そこで、考えられるのは、今夏の異常気象、高温です。

空洞化の主な原因が、この高温障害と通説化されているからです。

今夏は、熱中症で家内がやられるくらいですから、野菜にとって相当のストレスとダメージがあったと思います。

しかも、導入した「くらま」が生育中期後期に高温に弱く、生理障害、病害虫に弱くなるらしいのですが。

しかし、うまく行っている所もあるはずです。

 

ただ、仁木余市は果樹農家、施設園芸農家が大多数です。

気候と言えば、毎日バイトの高田さんが札幌を出る時、土砂降りの雨なのに、余市に入ると不思議と止んでいる、と何時も言われていました。

おそらく小樽以東と以西では隣同士でも全く違うのでしょう。

雨が少なく、高温傾向にあるのがこの周辺、果樹栽培が自然と盛んになった自然条件なのだと思われます。

 

基本的に、蔬菜より果樹が最適なのでしょう。

ですから北海道の名産地として昔か

ら、引き継がれて来たのだと思います。

それと粗収入が、野菜と果物では、反当りの差が当然つく訳です。

仁木で野菜を作っているのは、勿体ないでしょう、とよく言われます。

 

3、原因さらに

話を戻します。原因はそれだけでしょうか。

最近、ハウスを建てました。

その時、暗渠を掘るため1mほど掘削しました。

それを見て、いかに重粘土層かを思い知らされたのです。

それと、相当の石が畑に紛れ込んで、いくら毎年石を除いても耕すごとに、土中から石が飛び出します。

それでは大根が変形してしまいます。

大根に輪っ子の線が、下からほぼ中間層まで続いています。

そのような大根は、間違いなく空洞化しています。

「大根十耕」と言われるように、それを防ぐ為には、

相当深くロータリーをかけて深堀せねばなりませんが、

それをすると下層から石がまた上に浮き出てきます。

ロータリーの爪がすぐ摩耗して、すぐ取り替えないといけなくなります。

 

その証拠に、大根の首が相当上に出ていて、下から押されているようにも見えます。

刺さって行かない、降りていけない訳です。

輪っ子一筋一筋が、大根の悲鳴なんです。

大根の肌は普通、スーとしてきれいなものですが、この筋入りが致命的です。

土寄せ培土が十分すべき時間が押しやられたのも一原因です。

そして、粘土層で水はけが悪いと、どうしても水分が溜まりやすく、高温で膨張して細胞破壊が起こり、溜水現象で空洞化が起こるのかな、とも推測します。

 

4、根物は不向き!?

結論から言うと、この地域には、根物は不向きであるという学びです。

ゴボウは伸びずに塊になり、山芋は掘るのに一苦労どころか三苦労ぐらいします。

適地適作と言いますが、少し無理かな、との思いに至りました。

ぶどう、リンゴ、サクランボなどの樹木は、堅くて丈夫なので、土の間隙を縫って根を張りますが、軟弱な根菜はそうはいきません。

以上の、考えを総合して、今後の方針が立てられそうになりました。

 

穫るたびに、ガッカリしながら、収穫しているのですが。

日々、だんだん大根が太り出すと一昨年の「太大根物語」が蘇ってきました。

http://www.mahoroba-jp.net/about_mahoroba/tayori/topix/topix2018/topix2018_12/2_daikon_story.pdf

 

 

あの根太い大根。

大人気で、未だに「あの大根は旨かった、もう一度食べたい!」との語り草になっています。

今年は「穴大根物語」。

笑えません。何万本ですから。

絶望の中で、少しは希望もないでしょうか。

 

5、「くらま大根」は、京野菜!!

そして最後、食べてみて、びっくり!!

「こんな大根、今まで食べたことがない!!」と言うほど、旨かったんです。

恐らく、この地で誰もが食べている大根は「耐病総太り青首」系に限られていますね。

由来

「くらま」は、今ではほとんど作られなくなった京都左京区の京野菜の地大根「鞍馬大根」で、富士山麓の朝霧高原で復活させた古い在来種でもあるんです。

大根の中でも一二を争うほど品質が良く、トロリとした舌触りは絶品。

繊維質が少なく、葉っぱには毛がなくツルツル、非常に女性的な肉質。そして、萎黄病(イオウビョウ)などの病気に強い男性的な性格も持ち合わせ。

作りにくい(確かに難しかった)が、これほど品質極上な大根もないという事です。

 作り方

今更ながらですが、反省。

【太りがとても早いのであわてて蒔く必要はない】ということで、道理で太大根が多い。早蒔きは割れやすいという事です。今までのお盆過ぎより、チョット遅らせては。

【肥料は少なめ。他品種の1/2~1/3の元肥で十分。肥料が多いと割れやすい】確かに、無肥料の畑は、正品率が高かった。でも、17年物もの耕作放棄地だったので、長年堆積した雑草で窒素過多になり易いので、空洞化になったのでは。成程、そうなるのか、合点!

後半適期に0-1テストして、ミネラルをやれば、バランスとれたかも。でも全然時間の余裕がなかった。

【雨の日や、朝や、水分の多いときに乱暴に収穫すると割れやすい】確かに「パリン!!」と弾けるように、元気に割れるんです。漬物大根時期は、特に長雨が続くから扱いに気を付けねば。

 

6、意外にも、好評

確かに、甘くて、蕩(とろ)けるような旨味は、格別で言い様がないです。

「これは、やった!!」とばかり、少し気を取り直しましたが。

折れた心を、何とか立て直そうとしています。

 

 

聞く所、店では大好評で、「柿や梨のような味わいで絶品!」

との専らの評判で飛ぶように売れているらしい。

日報に、こんな報告がありました。

「配達発送の電話注文で『まほろば大根は、やっぱり美味しいね』と、再度ご注文頂くことがあり、とても嬉しく思います。我が家でも、例年通り、サラダ、煮物、切干大根と美味しく戴きます。ありがとうございます」(永畑・記)と。

 

これを聞いて、こちらがビックリ!!

何とも、《尻尾をカットして見栄えがしないから敬遠されるだろうな》、《苦情や廃棄が多いだろうな》、《バックヤードでスタッフも苦労しているだろうな》と思っていた矢先。

却って、今は一本の大根では多過ぎるらしい。

手頃で丁度、とてもイイらしい。特に独身者には。

物事は、どっちに転ぶか、解らないものですね。

 

7、店から助っ人

これから、三面あるこの海原のような大根畑をどう処理するか。

悩みながら、次の手を考えている所に、今朝、店から福田副店長はじめ4名の助っ人。(一面一町歩を収穫しないで放置のまま捨てようか)と思っていたので、元気をもらいました。ありがたかった!

遅く撒いたところは、わずかながら正品率もあり、漬物大根として出せそうです。

少しは胸を撫で下ろしました。

 

 

8、店頭では

今、このように販売してます。

① 下の先をカットして空洞を調べるので、「カット大根」として出します。

② 葉付きは大丈夫な正品なのですが、下先を少しカットしていますのでご了承ください。

③ もし、それでも空洞化があったら、お申し出ください。ご面倒でも、ご希望に沿って、代替品を出すか、返金させて戴きます。

 

 

以上、大変ご迷惑をお掛けし、申し訳なく思いますが、お付き合いいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

来年、再挑戦するかどうか、悩むところですが、お客様のお声に添いたいと存じます。

 

 

土の力

火曜日, 10月 27th, 2020

また、突然に、「発酵仮面」はやって来られた。

発酵学博士の小泉武夫先生です。

 

 

東京にまで持ち帰って食べられたあのトマトが余りにも美味しかったので、また来てみた、とおっしゃられる。

興奮気味に、

「本当に美味しかった。ミネラルの力。スゴイ!!」と。

そこで、出荷してない援農の方のために一列だけ作った中玉トマトのハウスにご案内した。

「どうぞ、赤いのすべて取ってください」

 

「ウふぉー、恍惚、恍惚……!!」

と、子供のようにはしゃぎ、嬉しさを隠しきれずに無我夢中に、トマトをお取りになる姿を垣間見て、

無邪気な無心が先生の原動力なんだなー、と逆に感銘して、こちらが嬉しくなった。

 

「今日は、収穫祭だね。

これは土の力。醤油粕などの、有機ミネラルの働きで、これほど力のある美味しいものが出来る。

カルシウムやマグネシウムなど、投与しても吸収されないんだ。

そこには有機酸が必要で有機ミネラルでなければ吸収できない。

微生物により、有機物が有機酸に変化し、初めて無機のミネラルが結合して有機ミネラルになり、植物がこれで初めて吸収出来るんだ。

あの水俣病も、単なる水銀だけだったら飲んでも体外に排出されるが、

それが有機物と結合されて吸収されたから、あのような事故になった。

醤油粕のように、大豆や麦のタンパク質が、塩のミネラルと結合して、人間に吸収され易くなる。

それを肥料に使っているから美味しくなるんだヨ。」

(なるほど、合点!!)

 

丁度、採り立ての白菜、大根などもあって、お持ちいただきました。

先生の満面の笑顔を見て、こちらも幸せになりました。

 

ところが、夜になって、先生から電話がかかってきました。

「白菜をゆがいて、ポン酢で食べたら、その旨いこと、うまいこと……。

仁木には、季節にサクランボやブドウやリンゴ狩りに、観光バスで沢山来られる。どこでもやっている。

まほろば農園にも、みんなで美味しい野菜を食べに来られるように、報せなきゃならないヨ。

いやーこれは、これまで全国のものを食べて来て、日本一美味しい野菜だよ、ほんとに…。

土の力、味が凄い。これを報せなきゃ」

と、本当に我がことのように、農園や私たちのことを思って下さる先生の熱き想いとお心に、

家内と共に感激して、ありがたくその意を頂戴しました。

長年の努力が、こう評価して頂き、報われたように思いました。

みなさまが、お気軽に来られますよう工夫し、これを糧に、また野菜作りに頑張ろうと思いました。

ありがとうございました。

大失敗のチラシ

火曜日, 10月 20th, 2020

 

月2回、まほろば2Fで「まほろばビューティー」としてヘアカットをしていただいている伊勢祥延(いせよしのぶ)さん。

今年春先に著書『仏陀バンクの挑戦』を出版されたものの、コロナが直撃。予定していた出版記念イベントが悉く叶いませんでした。

少し落ち着いた5月末よりボチボチとイベントを再開され、札幌市内でこの秋までに3度開催。コロナの様子を見つつ、このたび満を持してまほろば2Fでも開催の運びとなりました。

 

伊勢さんは、いつも見る美容師の顔とは別に、写真家、そしてブッダバンクのプロジェクトリーダーも務める多彩な方。また、ここ数年はミュージシャンとして目覚め、いつもカットの仕事が終わった後に、事務所仕事のBGMとして素敵な歌声を聞かせてくれています。

 

今回のイベントは、これまで撮りためた写真をスライドショーに構成して、そのBGMにご本人の歌声とギター演奏を聞かせてくれる運びとなっているとのこと。ちょうど2Fでヘアカットされているお客様に、さっそくまほろばでの開催決定をお知らせするため、なんとなくのイメージでサクッと作ったチラシを用意させていただきました。(本文最初に掲載のチラシです)

まほろばだよりにもそのままそのチラシを使わせていただいたのですが、配布後ふたを開けると予約がさっぱり‼
伊勢さんにお詫びしつつ、あらためてイベントへの想いをじっくり聞かせていただきました。

 

伊勢さんがお伝えしたいことは色々あるようすが、まずは、「どうしてブッダバンクに関わっているのか」を皆さんにお話しされているということでした。その思いの核心にあるのは、3.11の震災ボランティアで東北へ行った時の経験。それは「無条件の愛」といえるような体験だったと伊勢さんはおっしゃいます。

実は、震災以前からブッダバンクに関わっていたものの、心のどこかに「自分は良いことをしているんだ」というエゴのようなものが正直あったと言います。ところが震災の現場では、被災された方がヘアカットに行列を作り、皆さん口々に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えてくれたのだそうです。

 

 

その時伊勢さんは「自分は倒れても良いからこの方々に奉仕しよう」という気持ちに包まれ、実際に朝から夜遅くまで、倒れるまでカットし続けます。この経験を、はじめて「無償の愛」を感じた瞬間だったと一言。

「今自分がこうして仏陀バンクに関わっているのは、その時の経験をもう一度味わいたいからだ、そしてそこに関わることが、あの経験に一番近い思いを抱けるからだ」、とおっしゃいます。

 

 

今回のイベントも、実はそんなことを皆さんにお伝えしながら、ブッダバンクに関わる中での苦労話を、皆さんに楽しく面白く、映像と音楽とトークのコラボレーションでお伝えしたいんだ、ということでした。

実際に、9月に開催された南区のイベントでは、そんな伊勢さんの想いが見ている方々に伝わった様子で、皆さん感動を共有していただいたそうです。

私が最初に作ったチラシには、そこのところがすっぽり抜けていました。伊勢さん、ごめんなさい…。

 

ということで、反省の弁を長々とお伝えしながら、来週末10月31日(土曜日)の伊勢さんのイベントへのお誘いを申し上げます。

コロナ禍でふたたび感染者が増えつつある中ではございますが、皆様感染対策・予防にご留意の上、ぜひ足をお運びいただければと思います。

心が温まるひと時をいっしょに過ごせたら幸いです。

(まほろば編集部 島田 浩)

 

 

冬も農作業します!!

月曜日, 10月 19th, 2020

冬季用ハウスを建てました!

骨組みが太いパイプでの組み立てで、今度は農家のプロに依頼しました。

50mの二重被覆ハウスです。

 

「その歳で、更に冬まで働くの?」って思われますが、

3か月休んだだけで、3月4月の立ち上がりが、かえって老体にはキツイんです。

それで、体が鈍(なま)らない程度に動くのに、菜っ葉なんか育てながら、と思った次第です。

暖房を使わなければいけない1月2月は休みます。

 

先日、援農隊の力を借りて、三つ葉、レタスの移植をやってもらいました。

瞬く間に、イノチが吹き込まれた感じです。

でも、植え付けが遅れたため、年末に間に合うかどうか心配です。

下手するとズレてお正月返上になったらどうしよう(笑)

 

ここでは、育苗も2,3月からすぐに取り組めます。

毎年2月、雪かきしてビニールをかけ、育苗資材を設置するのに大変な思いをします。

でも、ハウスが建っているともなれば、スタートが早められ、気が楽で、大助かりです。

本音は、ゆっくり休んで、旅でもして、イノチの洗濯をしたいな、と言う所ですが……。

このまま、あの世まで、働き詰めで逝くしかないですね(笑)。

 

 

 

「今の一日は、後に一週間の違いになる」と、言われています。

今日遅まきながら、ホーレン草と小松菜を撒きました。

無農薬リンゴは、簡単!?

土曜日, 10月 17th, 2020

  疾風(はやて)のように現れて、疾風のように去って行く「月光仮面」。

「発酵仮面」も何処からともなくやって来て、何時の間にか帰ってしまう(笑)。

小泉武夫先生が、例の如く突然やって来られました。

中玉トマトの摂り放題を、子供のようにはしゃいで取られ、

「夢のよう…、美味しい、美味しい」

と、ご満悦のご様子でした。

「無農薬でリンゴ出来たんですよ」と言うと、「どれ、どれ」と御覧になられ、

最後は、はいパチリで写真に納まりました。

2年目の今年も、無農薬で出来ました。ほとんど手を掛けないで出来ちゃうので、世間が騒ぐように、無農薬栽培は絶対不可能とか、「どうして言うのかしらん」と思うのです。春に0-1テストで施肥するだけで、全く何も手を掛けませんでした。(昨年書いた『りんごのゆめぢ』をご覧ください。内容を詳しく書いていますhttp://www.mahoroba-jp.net/…/top…/1_nouennikki201911.pdf

 

一般には、日持ちや着色、芯喰い虫対策用に袋掛けするのですが、広いリンゴ園では何十万個もかけるなんて気の遠くな

る重労働です。それに、今の袋は雨が浸透しないワックス仕様の殺虫殺菌剤(キャプタンやTPNダコニール等)を染み込ませている袋なので防除にもなるようです。昔国道36号線の月寒沿いに見られた新聞紙の袋掛けの光景が懐かしく思われますが、さすが今、新聞紙袋は見かけません、安全ですが。

 

ここでは「ロケット弾」と呼んでいますが、隣近所の果物農家が使っているSS(ステレオスプレーヤ/果樹園に農薬を散布し、消毒する機械)を使うと、いかにも農薬掛けています、と見られます。散布機を肩にかけて、何町歩も回るのもこれも重労働で大変なことです。ひと昔の化学殺菌剤などない時代、みな肩に手押しポンプを背負って、食酢で除菌したりしていましたが、今はどうなんでしょう。有機JAS法では、残念ですが、酢・木酢、重曹などの安全な資材でも「特定農薬」とレッテルを付けてしまいます。

 

それとまた、JASが認めているものに、殺虫剤トモノールSなどのマシン油乳剤、鉱物油がありますね。これは故福岡正信翁の『わら一本の革命』かに書かれていましたが、さすが翁のミカン栽培にもカイガラムシ対策に、これだけは使われていたみたいです。でも、入荷するミカンは虫痕だらけですが。日本では、自然・有機農法家でも、許される農薬が他にもあるんですね。

 

果樹農家ともなれば、蔬菜農家とは別な悩みが増えます。まほろばでは、出来る範囲で、果樹を少しずつ手掛けて行きたいな、と思っていますが、農薬だけは……。今まで農薬の使い方も、手に取ったこともないんです。

 

初めて薬師寺に入門した50年前、高田好胤管長さんが、旧ソ連での講演旅行を終えられ、自坊で初めて接見した時、ソ連のお土産で小っちゃなリンゴを下さったんですね。それが妙に今でも思い出され、日本の富士などに比べ、余りにも貧弱なのに驚いたものでした。

今思えば、それは原種か何かの無農薬物だったんでしょうね。仁木農園のも、明治時代にアメリカ・ミズリー州マッカムから来たので「マッカム」と言う名前が付いた原種ですが、それで病気に強いのかもしれない。でも、軸が短いので落下しやすい、枝傷や枝跡(茶色のがそれです)が残りやすいので、みな手放して今作る人は居ません。

これは自画自賛ですが、「こんなに、リンゴって美味しいものか」と、今年のマッカムの味、この70年間で一番おいしかったリンゴと思いました。ここの名前を「マッカム・ファーム」にしたいぐらいです(笑)。数が僅かで、店頭で飾っているだけで、申し訳ありません。今年、台木に5本「穂接ぎ」しましたので、お待ちください。

 

 今、まほろばで販売している「オーガニック・ストレート・ジュース」のクラウディ(無濾過)アップルジュース、ビックリするほどおいしくて、しかも安い(1L/780円(税別))。濃縮還元でない生汁の有機で、どうしてあれでやれるのかしらん、と思います。むそう商事さんにトルコの農園写真送ってもらいましたが、いかにも健康そうで、きっと品種改良で人の手を掛けていないのでしょうね。掛け過ぎると、虫も菌も群がって来るのでしょう。キット過ぎた甘さや肥大が、「異常!」との警告を告げているのかもしれません。湿気などの日本の気候風土の外的要因もあるのでしょうが、原種の持つパワーや自然性が、虫たちも納得しているのかもしれません。

 

何もかも、一度元に帰し、リセットし直せねばならない時代なのでしょうね。

 「農業セラピー/Agriculture Therapy」

金曜日, 10月 9th, 2020


9月30日(水)コロナ明けが少しづつ始まったのか、援農の方々が増え、

15人もの方が来園されました。

三密も何のその、マスクも畑では外して、

広い空の大気をオモッキリ吸って、実に楽しそう。

何か、心から嬉しそうで、どうしてかナ?と思っていました。

 

二回目援農の吉村さんが引率して来られた6名。

中には、天塩や旭川から、ワザワザ駆けつけていらしたとか。

みなさん、吉村さんの愛すべき生徒さんたち!

ウン?

 

知らなかった。

吉村洸美さんは、20年もの間続けていらっしゃる

「吉村カウンセリング研究所」の所長さんでした。http://www.yoshimura-c.net/

「エドガーケーシー療法」や「インナーチャイルドワーク」

その他の療法を取り入れて、多くの心悩める方々をケアされて来ました。

学ばれたみなさま、その喜びに満たされて、

更にこの大地に足を踏み入れてエネルギーを一杯吸い込んで、

お帰りになられました。

「農業セラピー」があってイイな、と思いました。

母なる大地こそ、心身を浄化する最高・最大のメソッドではないでしょうか。

何をしなくても、そのままで畑が癒してくれる。直してくれる。

そんなセラピー、ヒーリングが叶える農場であってもいいですね。

夢が増えました。

当日は、「へうげ味噌」「新醤」の材料、豆たちを収穫してくれました。

 

花豆、金時、銀手亡、パンダ、桜などなど。

何とコンテナに23籠も。大助かりです。

こちらも、感謝で一杯いっぱい!

また「農業セラピー」にどうぞ。

まほろばだより10月号、更新しました!

木曜日, 10月 8th, 2020

お待たせしました。10月号アップいたしました!!

今月はトップに会長の「倭史―その1 故郷も逝きますか」を掲載。続く顧問の「まほろば自然農園だより」と共に、日本と世界の行く末に深く思いを寄せた一文となっています。

また、社長の大橋よりコーヒー焙煎機シリーズ第2段、「いろいろ焙煎中です」が。

また復刊された『自然医食』誌には、会長の森下敬一先生への「追悼文」や、顧問の「コロナ特集」が巻頭カラーページで紹介されています。

その他、新米や漬物大根、甘い水のトマトジュース、ヘナや伊勢さんのイベント等々、今月も盛りだくさんの内容になっています。

ぜひご覧ください。

まほろばだより10月号

(まほろば編集部)

10月の感謝デー「豊受市」開催中です!!

土曜日, 10月 3rd, 2020

ただいま、10月の感謝デーを開催中です!!

期間は、10/2(金)~4(日)の三日間。
配達、発送をご利用のお客様は、10/5~10(土)が対象となります。
(配達:5~10日の各配達日。発送:5~10日の期間内にご注文)

本日は、ナチュラル馬油でおなじみの「日本創建」本村さんが、馬油を中心とするスキンケア商品のご紹介にいらっしゃいました!

明日も引き続き、本店の店頭に立って下さいます!

まほろばの食材や調味料だけを使った、安心・安全なお惣菜! 今日も充実しております♪

仁木町のまほろば自然農園からも、様々な野菜が入荷中!

レッドマスタード、炒め物におすすめ! ほんのり辛味があって食欲をそそります。

まほろばの新作パンが店頭に並んでおります!!

鮮魚も充実!!!

店内賑わっておりますが、皆さまのご協力によりスムーズに流れております。ありがとうございます。

皆さまの健康を願って、従業員一同ご来店を心よりお待ち申し上げております。