まほろばblog

Archive for 1月 15th, 2012

小学校の漢字

日曜日, 1月 15th, 2012

新聞広告に、「小学校で習った漢字」がベストセラーとのこと。

1006字で構成された易しい漢字が、果たして!

読めますか?!?!

正直、私はかなりつまずき、自信喪失です。

六指   水馬   徒花   心耳   飛白

徒骨   年魚   手練   小火   水雲

木通   音呼   心太   背向   札片

らびつさ、いがそ、んてろこと、こんい、びけあ、

くずも、やぼ、んれて、ゆあ、ねぼだた、

りすか、じんし、なばだあ、ぼんめあ、しさむ

インテグレートマクロビオティック講座 その3

日曜日, 1月 15th, 2012

 

TAKAKO NAKAMURAさんの

ホールフードスクールWholeFoodSchoolで、まほろば専務の

「インテグレートマクロビオティック 基礎コース」が開催されます!!

日時   1月28日(土)
各回とも13:00-16:00
場所   タカコ・ナカムラホールフードスクール キッチンスタジオ
 東京都大田区上池台2-31-11モダンフォルム上池台2F
 (東急池上線 洗足池駅から徒歩1分)
内容   座学講義
1回目:2012年1月28日(土)『進化する糖の話』
2回目:2012年2月25日(土)『進化する油の話』
3回目:2012年3月24日(土)『インテグレート・マクロビオティックの生命観―その基礎と本質』
講師   まほろば 宮下洋子
参加費   コース受講料(全3回)¥25,200-(消費税込)
募集定員   30名
持ち物   筆記用具

詳しくは、こちらで・・・http://wholefoodschool.com/

インテグレートマクロビオティック講座

「進化する油のお話」

インテグレートマクロビオティックとは?

ジョージ・オーサワのマクロビオティックをベースとし、最新の分子栄養学、食品栄養学、油脂栄養学などを

盛り込んだ、21世紀に発信する進化系マクロビオティックを表現する言葉です。
基礎コース第2回目「進化する油」をテーマに講座が行われました。

講師は、北海道札幌より宮下洋子さん。冬を前に農作業繁忙期のなか、日帰りでの上京なのです汗
「油」のイメージはダイエットの敵、肥満のもとなど悪いイメージですが、「油断大敵」というように油がキレると

カラダに大きなダメージがあります。ネズミに油を与えないと、成長が止まり、子供が生まれません。性ホルモンが作りにくくなります。

油の使い方は、健康と美容に大きな影響を与えるという認識をもつことから講座はスタートしました。
本日のキーワードのひとつ「エンコサノイド」・・・すでに難解シラー
エイコサノイド (eicosanoid) はエイコサン酸(アラキドン酸 )を骨格に持つ化合物ないしその誘導体の総称。

自律神経、免疫、ホルモン系をコントロールし、環境適応力、自然治癒力がまっとうに機能するためには

エイコサノイドが不可欠なのであります。

そのエイコサノイドを作りだすには、必須脂肪酸であるリノール酸系n-6とアルファリノレン酸系n-3の取り方

が最大のポイントになる・・・・らしい。
さらに、これまで成人病も敵とされていた「コレステロール」も、最新データでは、

細胞膜や脳細胞を作るだけではなく、脂肪を分解させる「胆汁酸」の原料となり、さらには、ビタミンDを作る素となり、ステロイドホルモンをカラダのなかで生み出す働きがあることが科学的に解明されたそうです。
「油」の見分け方、取り方については、非常に難解なイメージがあります。

実際、科学名、分子構造、覚えられない~~~!

今回の講座でわかったことは、

よい油かどうか、どういう油を選んだらよいかの指針は、はては、動物性食品と植物性油脂の選び方まで

「アミノ酸&脂肪酸組成表」をみたら、一目瞭然!であるということがわかりました。
配布された組成表には、宮下先生のメモやマークの後がしっかりと残っていましたね。

その痕跡をたどると・・・まほろばの歩んだ苦労の跡を感じることができました。こうやって、油の組成から

商品を選ばれてきたんだ・・・・

20年以上も前から自然食の世界で、胡麻油や菜種油を売らず、バターやオリーブ油を扱ってきたことは、

どれほど大変だったことか。
これまで健康によいといわれてきたモノに、意外にも、不健康な要素が隠れていたことがこの組成表から

わかります。

つまり、植物性のみの食事スタイルでは、補えないこと、負荷が高いことがわかります。

胡麻油、なたね油、紅花油などのリノール酸系にかたよる菜食では、よい野菜、食品をとっても、

カラダの中での燃焼率がすこぶる悪いのですね。

電気自動車にフェラーリ専用ガソリンをいれてるようなもん、違うか?!
はじめて、宮下洋子さんの講座をきいたとき、正直、それまで食べてきた油の概念がガラガラと

崩れました。

「じゃあ、今のやりかたではだ、だめってことですか???」と頭を撃たれました。

ど、どーしようと悩みました。
しかし、私は、油の使い方を変えてみようと決めたのです。

その宮下メソッドには、0-1テストプラス、科学的裏付けが積み上げられています。

陰陽、うんぬんでかたずけないサイエンスがあるのです。
インテグレードマクロビオティック講座は、従来の健康法に大きな疑問を投げかけ、かつその理由と対策の指針があります。

こんなにむづかしいお話、久しぶりにまじめに集中して聴かせていただきました。

「脳味噌を使った~~!」という心地よい脳疲労を感じることができましたよね??
宮下先生より、「脳を使うことも、エンコサノイドを作りだすことになる!」とのこと。

脳を使うとどうやら健康になれるようです。
たかが油、されど油・・・やっぱり油。グリーンナッツ油でしたね。
次回は基礎コース最終講座、いよいよ、新しいインテグレートマクロビオティックの秘密の扉が開きますよ~~。
レポート担当 タカコ・ナカムラ

 「人間のプロになれ」

日曜日, 1月 15th, 2012

 杉原 輝雄 (プロゴルファー)

   『致知』2008年8月号「致知随想」
 ※肩書きは『致知』掲載当時のものです

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■前立腺がんの告知
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

医師から「前立腺がん」の宣告を受けたのは、
11年前のことになる。

プロゴルファーとして40年目を迎えた年だった。

すぐにも手術が必要だと言われたが、
休めば一から体づくりをしなければならない。
60歳を迎えていた私にそんな時間はなかった。

手術を拒否して投薬治療をすることに決め、
食事も健康食に切り替えた。
さらに、短時間の運動で大きな効果が得られる
加圧トレーニングを開始し、
この体でやれるところまでやってやろうと決めた。

投薬をしながらではあるが、
71のいまもおかげさまで現役を続けている。
国内では通算54勝の戦績を収め、
気がつけば永久シード権を持つ
現役最年長のプロゴルファーになっていた。

一昨年には、つるやゴルフオープントーナメントの予選を通過し、
結果的にそれは米国のサム・スニード選手が残した
レギュラーツアーでの世界最年長記録を上回るものとなった。

決して満足な結果を残せているわけではないが、
試合に出る以上は目標を持ち、
どこまでもそれに挑戦していきたいと感じている。

私がゴルフを始めたのは小学校五5の時、
キャディーのアルバイトをしたことがきっかけだった。

そのバイトは中学校に上がってからも続け、
土曜の午後と日曜になると、たいていゴルフ場へ足を運んだ。
卒業する頃にはプロになれればいいなと思ったが、
いまのように養成所があるわけではない。
ゴルフ場で選手の近くにいるのが一番勉強になるだろうと思い、
洗濯係などもしながらプロになる道を探っていた。

私のことを「練習の虫」と言う人がよくいるが、
20歳でプロテストに合格してからも、
練習量はまるで足りなかったと思う。

ただ、私は試合で負けた人たちすべてを、
自分のライバルだと考えていた。
またゴルフ界に限らず、世の中で活躍している人であれば、
誰もがワンサイド・ライバル──
つまり、こちらで勝手にライバルだと決めて、
決して負けないつもりで生きてきた。

■人間の使命
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ゴルフにおける勝者は一つの試合にたった一人しかいない。
だからこそ、無数の負けとどう向き合うか、
また悲観的な状況にあっても、決して腐らず
一所懸命に取り組むことが大切になってくるのである。

そのことを私に教えてくれたのは、
オーストラリアのグラハム・マーシュという選手だった。

彼はもともとゴルフが下手で、
しばらくして日本ツアーに参戦できるようになったものの、
プレーの運び方が非常に鈍く、
他の選手やギャラリーたちをいつも苛々させていた。

約30年前に名古屋で開催された
中日クラウンズで彼と一緒に回った時、
初日、二日目とも成績は振るわず、
彼も私も予選落ちは確定と言える状態だった。

しかしマーシュは懸命だった。

18番ホールのグリーン上で、
入ろうが入るまいが大した意味のないパーパットを沈めようと、
彼は入念に芝目を読んでいたのである。

一方、勝ち目のない試合だと踏んでいた私は、
彼のプレーを苛立ちながら眺めていた。

しかしそのパーパットを着実に沈めたマーシュは、
翌週ぐんぐんと調子を上げ、
予選を通過するどころか、
見事優勝を決めてしまったのである。

その日の調子が良かろうが悪かろうが、
目の前にある一打一打を一所懸命に打たなければいけない、
常にベストを尽くさなければいけないと教わった出来事だった。

ゴルフは努力をしさえすればいい結果が
得られるものではないが、
どんな時でも一所懸命に取り組んでいないと、
よい結果には繋がりにくい。
その時その時において常にベストを求められるのは、
人生においても全く同じではないだろうか。

思えば小学校の頃からゴルフの世界に携わらせていただき、
いろいろな方にお世話になった。
昔はいまのように試合数が多くなく、
出場したくてもできなかったことがたくさんあった。

いまの若いプロゴルファーの多くは、
小さな頃から自分のクラブを与えられ、
試合に出られることも、練習をさせてもらえることも
当然のように思っている。

もっとも、私自身も気がつくのが遅かったが、
誰のおかげでゴルフをしていられるのかと考えた時、
私は試合後にお世話になったスポンサーや
コースの支配人宛に礼状を出すことにした。
40歳を過ぎた頃だっただろうか。

私は人は皆、生まれた時から“人間のプロ”になる
という使命を担っているのではないかと考えている。

人間であれば心があるのだから、
挨拶もするし、相手への思いやりも当然持つことだろう。
何も特別なことは必要なく、
当たり前のことを当たり前にできるようになれば、
その人は人間として立派なプロなのだ。

ゴルフに限らず、その世界の上位クラスで
活躍をする人は一流の素質か、
それに近いものを持っている。
しかし人間として一流でなければ、
その人の値打ちは半分以下になってしまう。

人間のプロ──。
病気や年齢の壁に立ち向かい、
自らに挑み続けることもその条件の一つであると思う。