まほろばblog

まほクリスマスケーキ試作成功!

11月 3rd, 2012

今までにないたいへんなケーキ作りでした。

思い描くように、なかなか進まない。

最後に残った三種類のスポンジの使える所だけ、そぎ落としたら

なんとか土台となる3枚が残りました。

どんなまずいケーキができるんだろう?

仕上げをしているうちに、やっとケーキと一体になっていき、

最後に感動して胸いっぱい、そして星が出て来た。

目の前にある、すべて受け入れる、愛することで、一つの形になる。

神様はケーキ作りを通してそう教えてくれました。

やっと今、大きな愛に包まれています。

                       大和 八千代

 

びっくりするほど美味しいケーキでした。

味に、厳しくうるさい専務が、久しぶりに「美味しい!!」と言いました。

抹茶とチョコとプレーンの三重スポンジが絶妙なハーモニーを生み、

カスタードや生クリームが適度なアクセントとつけて、

一大シンフォニーが奏でられました。

ご期待下さい、今年のクリスマスは・・・・。

追って詳細は、お知らせいたします。

「ウメボシマンは禁止だぞ」

11月 3rd, 2012

     平 光雄(小学校教諭)

                『致知』2012年11月号
                 特集「一念、道を拓く」より
      http://www.chichi.co.jp/monthly/201211_index.html

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 まずはこの一枚の紙芝居をご覧ください。
 http://ameblo.jp/otegami-fan/

 真ん中には小さな赤丸が描かれており、
 その中には中心部分に向いた矢印が描かれています。

 実はこの赤丸は「自分」を表したもので、
 矢印が自分にばかり向いていることから、
 他人のために何かをしてあげようという
 奉仕の心のない人間をイメージ化したものなのです。

 たまたま最初にこれを見た子供たちから、
 「ウメボシだ」という声が上がったことから、
 私はこういう人間のことを「ウメボシマン」と呼ぶことにしました。

 そして、もう一枚の絵には小さな赤丸から外に向かって
 いっぱい矢印を書き込んであります。
 成長というのは、矢印を外に向けて発していき、
 リンゴとかスイカくらいに広がっていくことなんだよと、教えるのです。

 奉仕の心や人に尽くすことが大事であることは誰もが知っていても、
 それが自然にはなかなか出てこないものです。

 ところがこの紙芝居を見せることで、
 自分のことばかり考えている人間を
 イメージとして捉えることができるのです。

 例えば自分勝手な行動をとる子供に、
 「あいつはウメボシマンだ」と言うだけで、
 大事な価値観を教えることができる。

 考えてみてください。

  同じことを子供に伝えようとして、片や

「ウメボシマンは禁止だぞ」

 と言うのと

 「こら、自分のことばかり考えて行動するな」

 と言うのとではだいぶ違うでしょう。

 後者のようなことを何度も言われると
 説教臭くて本人も嫌になってしまいますが、
 前者であれば笑って受け入れることができるのだから不思議なものです。

 そしてこういった話が契機となって、
 人のお世話をしてあげられるようになったり、
 自分のゴミではなくても拾って捨てられる子供が
  出てくるようになっていくのです。
 

安全な消火剤「コールドファイヤー」

11月 2nd, 2012
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11月4日(日)19時から、フジTV「ほこ×たて」の番組でコールドファイアーの出演が決定!

「どんな火でも消すスプレー」VS「絶対に火が消えないバーナー」

どうなるんでしょう?お見逃しなく。

まほろばでは、特売日の9日から店頭に登場します。

『望郷 ~二つの国 二つの愛に生きて~』

11月 2nd, 2012

以前、ドキュメントで蜂谷さんの劇的な半生を観て、

感動というより激しい衝撃を受けました。

こんな凄まじい人生があるのだろうか。

こんな深い人間愛と信頼があるのだろうか。

その一端が垣間見れるロシア人妻だった方からの手紙を・・・・・

新書、私も是非読みたいと思います。

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想像を絶する苦難を生き抜いた闘争記

  『望郷 ~二つの国 二つの愛に生きて~』

    蜂谷 彌三郎

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◆ クラウディアからの手紙

    *     * 

 一切の責任は戦争にあるのです。

 私は、心からあなたを理解しておりました。
 ご両親や弟妹、たった生後1年あまりで別れた
 娘さんや奥さんがいる祖国を、恋しく思うあなたの心のうちを……。

 私たちは、こまごまとしたそのすべてを思い浮かべて、
 涙とともにいつも思い出話は尽きませんでした。
 食事の時間も忘れて身を砕くようにして、
 ただ一心不乱に働きましたね。

 そして、長い年月が流れました。
 私たちはようやく、その人たちが健在であることを知ったのでした。
 娘さんやお孫さんたち、
 それに年老いた奥さんが一途にあなたの帰りを待ち焦がれていることを……。

 今、年老いたあなたが多くの病を抱えて、
 一切が失われたようだった祖国へやっと帰っていくのです。
 奥さんや娘さん、お孫さんたち、
 弟妹、友人たちが待っている祖国へと……。

         *     * 

 終戦直後に身に覚えのないスパイ容疑でソ連軍に連行されてから、
 51年に及ぶ抑留生活を送られた蜂谷彌三郎氏。

 そんな蜂谷氏を支え続けたのが、この手紙の主である
 ロシア人女性・クラウディアさんでした。

 そして日本を離れてから51年目に訪れた
 日本への帰国の機会。

 後ろ髪を引かれる思いでロシアを後にする蜂谷氏に
 手渡されたのがこの手紙でした。

 手紙はさらにこう続きます。

        *     * 

 もはや私たちは、再び会うことはないでしょう。
 これも私たちの運命なのです。

 他人の不幸の上に私だけの幸福を築き上げることは、
 私にはどうしてもできません。

 あなたが再び肉親の愛情に包まれて、
 祖国にいるという嬉しい思いで、私は生きていきます。

 私のことは心配しないでください。
 私は自分の祖国に残って生きていきます。
 私は孤児です。
 ですから、私は忍耐強く、勇敢に生きていきます。

 私たちは、このように運命づけられていたのでした。
 37年あまりの年月をあなたと共に暮らせたこと、
 捧げた愛が無駄ではなかったこと、
 私はこの喜びで生きていきます。

 涙を見せずに、お別れしましょう。
 過去において、もし私に何か不十分なことがあったとしても、
 あなたは一切を許してくださると思います。
 あなただけは、この私を理解してくださると信じています。
 私が誠実な妻であり、心からの友であったことを……。

 あなたたちの限りない幸せと長寿を、
 心から祈り続けることをお許しください。

 1997年3月21日 クラウディアより

 親愛なる彌三郎さんへ

    *     *

 苛酷な運命に翻弄(ほんろう)されながらも、
 激動の人生を生き抜かれた蜂谷さんの人生を支えたのは、
 クラウディアさんの無私の愛と、日本に対する望郷の念でした。

 そしてもう一人、蜂谷氏を思い続けていたのが
 娘とともに長年にわたって帰国を待ち続けた
 妻・久子さんでした。
 

 祖国とは何か、運命とは何か、
 愛とは何かを教えてくれる蜂谷氏の波乱の生涯が
 壮大なスケールで描かれた感動の一冊。
 ぜひ、お読みください。

 再来年には本書をベースにして、
 映画化が予定されています。

……………………………………………………………………………………
 <目次>
 
プロローグ すべてはこうして始まった

第一章 私の原点 母への誓い

第二章 運命の激流 スパイの汚名を着せられて

第三章 望郷の思い シベリアおろしの夜は更けて

第四章 クラウディア 深い愛に包まれて

第五章 帰国 愛する祖国へ

あとがき

……………………………………………………………………………………

 ● 再来年、映画化予定!

 『望郷』 1,575円(税込) 蜂谷彌三郎・著
 → http://shop.chichi.co.jp/item_detail.command?item_cd=977

「天のしずく」辰巳芳子さん出演

11月 1st, 2012

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料理研究家・辰巳芳子さんの映画『天のしづく 辰巳芳子 いのちのスープ』が上映されます。

北海道は「札幌シネマフロンティア」「シネマ太陽帯広」で公開されます。

辰巳芳子さんプロフィール

NPO「大豆100粒運動を支える会」、NPO「良い食材を伝える会」、「「確かな味を造る会」会長。

自宅で「スープの会」主宰。

料理研究家の草分け的存在である母・辰巳浜子の志を継ぎ、家庭料理、西洋料理の研究を行う。

母から家庭料理を学び、宮内庁大膳善寮で修行を積んだ加藤正之にフランス料理の指導を受け、

イタリア、スペインなどで西洋料理の研鑚も重ねる。

病苦に苦しむ父への介護食「いのちのスープ」に代表される家庭料理の大切さを

雑誌、著作、テレビなどで伝えている。

近年は安全で良質な食材を次世代に残したいとNPOの活動を通して

「命に直結した食の大切さ」を訴え続けている。

興農ファームの本田代表からこの本いい!と勧めてくれたのが、

辰巳さんの「食といのち」でした。その中の福岡氏の発言、

「私たちの体が、

絶え間なく刷新されつつ動いている、

非常に動的なものなんですね。

その動的な回転を止めないために、

私たちは食べ続けている。

この「動的回転」が即ち「いきている」ことに

他なりません。(福岡)」

モンサントの恐怖!

11月 1st, 2012
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豊平「知恵の木」さん主催の映画「モンサントの不自然なたべもの」が上映されます。

農業大国フランスで150万人もが鑑賞し、話題となったドキュメンタリー。
アメリカに本社を持つ多国籍バイオ科学メーカー、モンサント。
世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を牛耳る企業の裏側に迫る。
食の安全性や環境への配慮を軽視し、利益追求に傾倒する企業の知られざる歴史が
数々の証言や文書により白日の下にさらされていく衝撃的な作品。
 
詳しいことやチケットは、直接宮本さんにご連絡ください。

シンクロびっくり!!

10月 31st, 2012

http://sapporojinzukan.sapolog.com/e379885.html#more

23日upした、まほろば自然農園・宮下洋子社長の「札幌人物図鑑」。

そこの2ステージで話した八百屋の奥様の食事相談中、別な大根で試してもらった話。

何と25年ぶりに今日、その奥様が突然まほろばに尋ねてやって来られました。

別段、この動画を見ていないのです。びっくりです!!

これが引き寄せなのか、シンクロなのかと、驚いてしまいました。

もう一度、この対談ご覧になってください。

麹スウィーツbyタカコ・ナカムラ

10月 31st, 2012

またまた、タカコ・ナカムラさんの新刊書が出ました。

『麹スウィーツ』・・・・・。

甘酒と塩麹とナチュラル素材で丁寧に作る麹菓子。

こんなにも自在に自由に、多種類を多様に創作できるものかと感心!!!

ところどころに、まほろばの「一二三糖」が顔を出しています。

まほろばでも扱いますので、是非手にとってください。

それから、11月から大和さん現場復帰で、ケーキ作りが始まります。

もちろん、「クリスマスケーキ」もご注文を受け付けます。

お楽しみに・・・・・・!!!

飛鳥さんのおはなし

10月 31st, 2012

音更町の田中医院の田中事務局長から、突然のお知らせ。

面識がないものの、「森下自然医学」の愛読者で、

椎茸の村岡さんと知人とかで、お手紙を受け取りました。

その中に、上の講演案内のチラシがあり、案内して欲しいとの由。

そこには、飛鳥さんという方のお話で、徐福や神武天皇に関した著作もあり、

少し興味が注がれるもの。

まだ確かめていないものの、もしご関心のある方は、内容吟味の上、ご参加ください。

「偲ぶ心が親孝行」

10月 31st, 2012

          西端 春枝 (真宗大谷派淨信寺副住職)

                『致知』2012年11月号
                 連載「生涯現役」より
      http://www.chichi.co.jp/monthly/201211_index.html

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 最近はタクシーを使うことが増えましてね。
 その時にはできるだけ運転手さんに話し掛けるようにしているんです。
 怖そうな人は別だけど(笑)。

 この前も「あんた、お母さんいてはるの」とお聞きすると、
 小学校の頃に亡くなったと言うんですよ。

 でも具体的に何月何日だったかは覚えていないし、
 ある運転手さんは両親の命日を知らない。
 中にはお兄さんと喧嘩して家を飛び出したから、
 どこのお寺さんに行けばいいのか分からないという。

 こういう人たちに出くわすと、
 もう黙っていられないから
 身を乗り出して説教が始まるんですよ(笑)。

 彼らはいつも車で走っているので、お寺の前を通ったら、
 ちょっとでも頭を下げるようにと言うんです。
 それだけでもいいって。

 でもね、そうすれば、自然とお母さんのことを思い出したり、
 心の中でお父さんに話し掛けられるようになるんです。
 そうやってご自身が亡くなるまで、
 折に触れて親のことを偲ぶことも親孝行なんですよ。

 そしてこのような話をしながら、
  私自身もまた自分の親のことを偲んでいる。

 ある運転手さんが私と話し込んで、
 つい道を間違えてしまって遠回りしたことがありました。
 彼はしきりに謝りましたが、
 それよりも私は「遠回り」というのが懐かしいなと思ってね。

 なぜかと言えば、子供の頃に母親から
 「はよ帰っておいで」と言われていたんだけど、
 機嫌が悪くて遠回りして帰ったことがあったんです。
 つまらないことして、親を困らせてね。

 そんな懐かしい母との思い出を、
 思わぬ人の言葉で思い出せるんです。

  父は親孝行なんて、親が生きている間に
 満足にできているなんて思うな、と言っておりました。
 親が子を思う心の半分も、お返しなんぞできるものではないと。

 だから昔の人はお盆の時に、墓石を洗いながら
 こんな詩を思い浮かべていたんです。

「父母(ちちはは)の背を流せし如く墓洗う」

 いま生きていれば一遍でも背中を流してあげるのにな、
 と思う時にはもう親はいないんですね。
 だからせめて父母の背中を流すつもりで墓石を洗う。

 こうやって一つひとつの出来事を通じて、
 私たちは亡き親を偲ぶことができるんですね。