まほろばblog

Archive for 3月 21st, 2013

昆布の起源とTPP

木曜日, 3月 21st, 2013

TPP gurafuTPP konnbu

TPP参加は、第一次産業を直撃する。

特に、北海道は1.6兆円の損失、雇用は11万人減の予測。

なかなか実感は今から持ちにくいが、漁業を見ても、

輸入規制が外れた冷凍魚介類などの雪崩のような解禁は、

一層の漁業の衰退や漁民の離職を生むのは、時を待たないだろう。

上の記事にある昆布なども良い例で、例えば、オーストラリア・ニュージーランドなど、

海藻類を食さない国の海浜は最上級の質、無尽蔵の量の昆布などで溢れており、

それを輸出されたら、北海道のそれは、ひとたまりもないだろう。

老子の『小国寡民』の思想哲学からしても、必ず将来悔いを残す。

下の「水産新聞」の北海道の昆布の起源を見ても、実に2千万年前のロシア極東という。

長い年月をかけて、ロシアから時計回りに羅臼、日高、茅部、利尻・・・・・

と環境変化の要因によって形態的な特性種が分化した。

地域地方によって異なる味わいの豊かさ、深さ。

それが、外国種によって駆逐されれば、固有の食文化は、

日本のあらゆる文化へ影響を与えるであろう。

浅はかな経済優先のそれは、計り知れない禍根を生む。 

konnbu suisann

ボブ・サム 2013「神話と祈りの旅 北海道」 

木曜日, 3月 21st, 2013

ボブサム 1ボブサム 2

「胎内記憶に心耳を澄ます」

木曜日, 3月 21st, 2013
    池川 明(池川クリニック院長)

        『致知』2013年4月号
              連載「生命のメッセージ」より

└─────────────────────────────────┘

(胎内記憶の)情報発信を始めて
十五年くらいになりますが、
この頃ではお産をするお母さんの七割くらいは、
赤ちゃんにおなかの中にいた頃の記憶があることを
理解される時代になりました。

私が初めて胎内記憶のことを知って、
自分の病院で話してみたら、

「うちの甥も、おなかの中にいた時は
  温かくて気持ちよかったと言っていますよ」

「小学生の孫が作文に、おなかにいた時に
  包丁(鉗子)が入ってきて、
  足を掴まれて引きずり出された(帝王切開)と書いています」

なんて言うスタッフがいたのでびっくりしましてね。
翌日から妊婦健診に来られる子連れのお母さんに、

「お子さんがおなかの中にいた時の記憶を
  話すことはありませんか」

と端から聞いてみたんです。

結構多くの方が、
「うちの子しゃべります」っておっしゃったんです。

変な子ってネガティブに捉える方が多かったのと、
親が聞かない限り子供も自分からしゃべらないので
あまり話題にならなかったんですね。

そこで真偽を確かめる際に、
朝日厚生事業団のご縁もあり、
諏訪市と塩尻市のすべての公立保育園で
アンケート調査を実施できました。

すると千六百二十件のご回答のうち、
どちらの市でもおなかの中の記憶を持つ子が三十%、
誕生した時の記憶を持つ子が
二十%もいることが分かったんです
千を超える回答に基づく数字ですし、
異なる地域で同じような結果が出ましたから、
信憑性が高いと思うんです。

その後も興味を持ったいくつかのIT企業が
独自調査を実施しましたが、
やはり同じような結果を得ています。

【村上:子供たちはどんな記憶を語っているんですか】

「暗くて、プカプカしてて、気持ちよかった」
「温かくて柔らかだった」といった胎内の様子や、
「丸くなって入ってたの」
「毎日ずっとねんねしてた」
「ダンスして、キックして、クルンってまわったりした」

と自分のことを話したりします。

また

「パパがオヘソをツンツンしてきたんだよ」
「お父さんとお母さんがケンカをしてた」


といった外の様子や、

「暗いトンネルをくぐってきたんだよ」


と出産時の記憶を語る子もいます。
これは子供の描いた絵(本誌参照)ですが、
子宮の中は温かくて居心地のいい空間だったと
言う子が多いですね。

お母さんの気持ちもすべて伝わるようで、
妊娠中に夫婦の諍いなどでネガティブな精神状態でいると、
冷たかった、寂しかったと言う子もあります。

母親の食べたものに対する好き嫌いについても語りますし、
たばこやお酒はダメなようです。

もちろん科学的に証明することは極めて難しいですから、
そんなことはあり得ない、といった
否定的な意見もたくさんあります。

アメリカではチェンバレン博士の
グループが肯定派ですが、
まだ三百人くらいの団体にすぎません。

向こうの産科の先生とお話ししたことがあるんですが、
医学的に証明されていないということで
全く信じていませんね。

だけど、否定する意見のほうにも
科学的な根拠があるわけではないんです。