まほろばblog

Archive for 10月 21st, 2012

 「人間一人一使命」

日曜日, 10月 21st, 2012

  松井 直輝 (学校法人泉新学園理事長・学園長)

                『致知』2012年10号
                      致知随想より
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人間は誰もが自分にしか成し遂げられない
固有の使命を持ってこの世に生まれてくる。

人間一人一使命――これが私の考えです。

そして私の使命は、幼児教育で日本を変えることです。

日本は近年、家庭崩壊、学級崩壊、犯罪の低年齢化、
ニートの増加等々、様々な問題を抱え、
国の行く末に深刻な危機感が募っています。

これらはいずれも人間教育の崩壊と深く関わっていると言えるでしょう。

私はこの問題解決の鍵を握るのは、
幼児期の態度教育であると考え、
その実践と普及に全力で取り組んでいます。

私が亡くなった母の後を継ぎ、
大阪と和歌山で3つの幼稚園を運営する
泉新学園の学園長に就任したのは平成13年でした。

長年学園長を務めていた母は地元の信望も厚く、
園は多くのご家庭から園児をお預かりして
活気に満ちていました。

私はそれまで園長として一つの園の運営を担ってはいましたが、
全体を統括する学園長の経験は当然ありません。

保護者の間からは、

「うちの子はあなたの園に入れたのではない、
 あなたのお母さんの園に入れたのです」

といった不安の声も上がり、入園数は低迷。
5年後には全体の約4分の1に当たる
100人減という危機的状況に至りました。

ところがその翌年から再び園児は増え始め、
短期間のうちに元の水準に戻るV字回復を実現できたのです。
その原動力となったのが態度教育でした。

私はかねてより国民教育の父と謳われた森信三先生の教えを、
高弟である寺田一清先生や石橋富知子先生を通じて学び、
そこで説かれる態度教育の素晴らしさを実感していました。

学園長就任は、この教えを当園に導入する絶好の機会となったのです。

導入に当たり、私は森先生の教えである
躾の三原則(挨拶の励行、元気な返事、履き物を揃える)と
立腰(腰骨を立て姿勢をよくする)に
食育(食事のマナー)を加えた5つを
態度教育の根幹に据えました。

ただし、これらを園児に身につけさせるためには、
まず園児を指導する教師自身が
十分に実践できていなければなりません。

当初は当園の教師にも、こちらが話している最中に
下を向いていたり、呼んでもきちんとした返事が
返ってこないような態度がしばしば見受けられました。

人の意識を変えるのは容易ではありません。
効果を期待して導入した研修に全員が反発し、
ドロップアウトという不本意な結果に終わったこともありました。

それでも諦めることなく模索を続け、行き着いたのが朝礼でした。

スランプに陥った野球選手は基本に返って素振りを繰り返します。
同様に職場が立ち返るべき基本、それは朝礼であると私は確信しています。

朝礼は業務連絡の場に止まらず、
取り組み方次第で挨拶、返事をはじめ
態度教育の基本を磨くかけがえのない研修の場となります。

毎朝真剣に実践すれば、一人ひとりに染みついた
思考、感情、行動が徐々に変化し、
新しい習慣が身についていきます。

当園も5年間の試行錯誤を経て、教師が変わり、
自ずと園児の教育にもよい効果がもたらされるようになりました。
しっかりとした朝礼が定着した頃から、
園児数は再び増え始めたのです。

「活力朝礼」といわれる当園の朝礼は、
いまでは全国から1,000人以上もの見学者が訪れ、
導入された組織の社風が3か月で一変すると反響を呼んでいます。

内容は挨拶に始まり、その日の業務や連絡事項の確認、
テーマを決めてのディスカッション、
各自が取り組んでいるテーマの発表等で、
所要時間は僅か10分。

一人ひとりがその短い時間の意義を理解し、
全力で取り組んでいます。

誌面で十分お伝えできないのが残念ですが、
朝礼中は元気な声が飛び交い、皆の心が一つになり、
朝一番から全力疾走できる構えができます。

園の運営が再び軌道に乗り、
今後のことを模索していた折、ある方から、

「男の器量は嫁さんに聞けばすぐ分かる」

と言われ、さっそく妻に自分の印象を尋ねてみました。

「あなたはお金をすべて教育につぎ込む人だから、
 経済的な期待はしていません。
 だけど将来は総理大臣とも友達になるくらいの人だと思う」

思いがけない言葉でしたが、確かに自分が携わる
幼児教育を突き詰めれば、日本の将来を左右する
重要な仕事と言えます。

これまで抱いていたイメージを変えて取り組まなければ、
と考えを改めたところから、
私は幼児教育で日本を変えるという
自分の使命を自覚したのでした。

冒頭に記したように様々な問題を抱える日本の現状を、
態度教育を通じて打開していくため、私は平成20年に
NPO法人エンジェルサポートアソシエーションを立ち上げ、
各地での研修や講演会、子育て教室に精力的に取り組んでいます。

教育で何より大切なのは、子供たちに自分が愛されている実感を
持たせることだと思います。

愛情溢れる教育環境の中でしっかりとした
態度教育を施している園からは、
子供の集中力や自律力が養われ、
三学期までかけて実施する学習が一学期で終わった、
運動会の練習が短時間で終わるようになった等々、
様々な報告が寄せられ、手応えを感じています。

今後も己の使命に邁進して日本の教育を立て直し、
それが世界に尊敬される国づくりに通じれば幸いです。

EOSの友々

日曜日, 10月 21st, 2012

 

あまり広報できませんでしたが、この13日に、「EOS」ジェイソンズ・テー主催の

講演会が、西区のチエリアで開かれました。

「うさと」のうさぶろうさん、「自然分娩」の岡野さん、と私でお話させて頂きました。

特に、うーさんのお話は初めてで、タイ・ラオスのみなさまとの交流の様子に感動して、

活動の源泉に触れる思いで、認識を新たにしました。

うさとは、単なる民族衣装のアレンジではない、確固たる深い思想哲学から来て、

日本民族の本源に連なるものと、目の開かれる思いでした。

11月には、まほろばで、8日~11日まで「うさと展」がヤンジーの手で開かれます。

是非、お立ち寄りください。

またEOSの会も、来月から毎月、札幌で開かれることになりました。

もっともっと盛んになることでしょう。

翌日、東京やつくば、鹿児島、帯広のEOSファンがまほろばで集まり、大盛況でした。

心の友の輪が、このように広がって大変嬉しく、

石川社長はじめ、スタッフの方々に深く感謝申し上げます。

またお越し下さいね。お待ちしております。

「江差追分とグレイトジャニー」自然医学11月号

日曜日, 10月 21st, 2012

「森下自然医学 11月号」が入荷しました。

会長の「巻頭随想」は『徐福伝説』その四

そこには、船艙から乗組員558名という克明な数まで記載。

日本に向ける出立前夜の事々が細密に描写されている。

どうして解ったのだろうか・・・・、甚だ興味深い。

会長の推論も含めて、今後のスリリングな展開が一層待たれる。

文中初頭、「氣を測定する0-リングテスト」~氣を老化メカニズムの解明に活用する~

の一論文が4pにわたって掲載されている。

その後半、大村先生は「長寿と若返りの鍵を握るテロメア」の関係を発表されていますが、

会長は、その論に異を唱えて、「酵素とビタミン」こそが、その鍵を握ると展開されています。

その詳細は、甚だ興味深く、是非お読みになられて欲しいと思います。

今月から、マクロビオテックの重鎮・田中愛子先生の「食養を極める~一筋の道70年~」の連載が始まります。

2度にわたって、まほろばにお越し頂いた先生は、『倭詩』の愛読者でもあり、激励を戴き恐縮しました。

ところが、その田中先生、とんでもない凄い先生で、連載を読み始めてビックリ仰天しました。

森下会長の血液研究の初期のスタッフとして奔走し、また桜沢先生の直弟子として、

ヨーロッパでの大活躍は目の覚める思い、患者さんも驚くべき著名な方々で、映画を観るようでした。

皆様も是非、お読みください、若き日の先生のイキイキした生き方が活写されています。

今月号の『倭詩』は「江差追分とグレイトジャニー」と題しての一文。

ことしから習い始めた「江差追分」と、それに纏わるあれこれを綴ってみました。

最近、ことに思うのですが、何かに引かれているというか、今回でも江差の大会に、

何故行かねばならないのだろうか、と思いながら、行かざるを得ない状況が出来上がってくるのです。

そして、行ってみると、思ってもみなかった出会いや気付きが、必ず待ち受けています。

まさに、用意されているのです。

この間の京都でも、様々なことがおこりました。

そんな出来事を織り交ぜながら、身近な所から掘り起こし、

大きなスパンで、物事の本質に迫ります。

何事も、その因と果はある法則の中に、取り込まれているように思われます。

先日の講演会でも唄を披瀝しましたが、文意をお楽しみに。

二人の訪問者

日曜日, 10月 21st, 2012

昨日、セントモニカ・七戸さんが二人の方をお連れした。

一人はフランス男性、オオステオパスのダヴィッド・ブリッソンさん若干26歳の好青年。

もう一人は、ホメオパスのふじたまどかさん。7年本場イギリスでホメオパシーを学んだ。

この5日間、札幌でセミナーを開き、次回の開催要請で、まほろばでも開くかもしれない。

エリクサーのこと、フォロパシーのこと、地下洞のこと・・・・

共感することが多々あって、今後愉しい繋がりになりそうです。

お楽しみに・・・・

David Brisson English
David Brisson
Osteopath D.O
TOKYO

Profile

David BRISSON graduated from the Institut des Hautes Etudes Ostéopathiques in France. This institution is accredited by the Ministry of Health, Youth and Sports and is a member of the Great Schools of Osteopathy. These institutions require a course of five years of study minimum.
www.idheo.com www.rgeo.org

My volunteering group

Intrepid Model Adventures : IMA
IMA is a shared movement created as a platform to support those who are doing what it takes to make positive change in this world. It is also a door way into a community of people, where you can become involved in positive change. IMA is also a philosophy to obtain a better health and lifestyle in order to transfer that health and love to others around you.

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