まほろばblog

事業永続の秘訣

9月 24th, 2012

創業663年の歴史を持つ日本の饅頭の元祖・
          塩瀬総本家会長の川島英子氏が語る          

                『致知』2012年10月号
                 特集「心を高める 運命を伸ばす」より
             http://www.chichi.co.jp/monthly/201210_pickup.html#pick4

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 ◆ 自分というものは、ここにひょっと
   いきなり成り立っているわけじゃなく、
     遠いご先祖様からの命がずうっと続いてきて、いまこうしてある。
     それを忘れてはいけないし、感謝しなくてはいけない。

     そしてありがたいと思ったら、その気持ちを言葉なり、
     字なり、行動なり、形に表すということを即刻やることが大切です。

 ◆ 悪い時は慎ましくそれなりに暮らしていく。
     自分の代に沈むことがあっても、
     必ず後に浮く時がくるのが世の常なのだと。
     だから物事は長いスパンで考えることですね。

    逆に「いい時はいいようにやっていく」のも大切で、
     沈む時に備えてものを蓄えておきなさい、ということでしょう。
     まさに「繁盛するに従つて益々倹約せよ」です。

 ◆ あまり「こだわり過ぎる」ということをしては
   運は開けないのではないでしょうか。
     時代の変化に対する柔軟な考え方と
     挑戦する気持ちを持っていれば、
     道は開けてくるように思います。

 ◆  仏教に「無常」という言葉がありますが、
      やはり世の中はいつも同じであるわけがない。
 
      だから調子がよくても驕らず、沈んでも必ず浮く時が来る
      という信念を持って取り組むことが
      商売をやっていく上で大事なことですね。

道新にも『倭詩』が

9月 21st, 2012

この19日(水)にも、北海道新聞の一面左下に『倭詩』の広告が。

北海道発となっておりますが、歴史のない北の涯から、

歴史ある日本の国を語っても良いのではないかと思うのです。

客観的に眺望し、そして主観的に一体となり、

新たなる眼差しで、日本の越し方行く末を綴って行きます。

その果に、和の国が再び甦らんことを・・・・。

キリストに妻?!

9月 20th, 2012

今さらの感もあるが、「イエスに妻が」居たことが話題になっている。

あの「ダ・ヴィンチ・コード」で物議を醸し、映画は世界的にセンセーションを起した。

これに関する文献は枚挙に暇がないほど、溢れている。

実際、若き日に読んだ「聖書外典」には散見できていた。

客観的歴史性から紐解いても、決して故なきことではない。

これらのこと、「エリクサーから無限心へ」の小冊子に詳しい。

それにしても、パピルスとコプト語・・・・というと、

遠い古代に、ロマンの夢が馳せてゆく。

銀巴里の灯がまた消える・・・・・・

9月 20th, 2012

札幌すすき野の「銀巴里」の幕が閉じるという。

銀座の銀巴里のことは、もう去りし日のこと、今や見聞きするすべも無い。

ただ金子由香里さんや三輪明宏さんの映像やレコードで、当時を偲ぶしかない。

その雰囲気を伝えるべく札幌の銀巴里の灯も消えるという。

寂しい限りだ。かといって、常連でもなく、数度ドアを潜っただけなのだが、

ただ、そこのママが、まほろばの初期からのお客様で、西野に住んでいらっしゃった。

そんな間柄で、初めて有機野菜の米内会長に連れられてお邪魔したは20年も前のこと。

なかなか、身近にシャンソンは聴けないものの、

唯一札幌での本格的ステージが堪能できる聖地でもあった訳だ。

また一つ、文化の灯が消えるのかと思うと、何か後ろ髪の引かれる思いでもある。

やはり、そういう何ともいえない歌の数々を聴けない世代が、

世の中の大半になったせいであろう。

しみじみと人生の哀歓を味わう心の受け皿がなくなってしまった。

江差追分から

9月 20th, 2012

明日から江差町では、「江差追分」第50回全国大会が開催される。

記念すべき大会で、全国で、これほど大掛かりな民謡大会はないという。

私も少し関係しているので、土曜から見学したいと心待ちにしている。

何時も、江差追分の大家・青坂師匠がおっしゃるのは、上記の新聞記事のように、

コンクールで審査基準が設定されると、それに合わせて練習して、

本来の持ち味の情緒性が失われてゆくという懸念である。

これは、どんな分野でもいえることだが、一つのものを統合することで、

様々な多様性、多義性、多面性が失われてしまうということだ。

江戸・明治期、幾多の古調追分が散在していたのを、一つにまとめ正調追分を標準化した。

当初、それで試行錯誤して一つの方向性で進んだが、

それが安定期になって、それぞれの技法が先鋭化されると、

技術的には極めて高度になってゆくのだが、逆に最も大切な情緒性が損なわれて来た。

追分は、元々地場のもので、漁師や浜で暮らす人々の哀歓が底に流れている。

唄が広がり、生活臭がなくなった都会人が洗練させてゆくのはいいのだが、

逆に、本来の味や本質から遠ざかる。

果たして、競争という原理で、何が残り、何が失われてゆくか。

甚だ、憂うるものがある。

情緒を忘れず、技術を磨くことが、最上の道なのだろう。

これは、現代社会の警告でもあり、示唆でもある。

久司道夫先生講演会

9月 19th, 2012

Organic Cafe 「知恵の木」さんからの掲載依頼です。

マクロビオティックの久司道夫先生の講演会が、上記の通り開かれます。

知恵の木さんでもチケットを取り扱っています。

Tel 011-853-5134    Fax 011-853-3211

水産新聞に『倭詩』の紹介が

9月 19th, 2012

「水産新聞」に、新刊書『倭詩』の紹介文が掲載されました。

今釧路沖では、ミンククジラの試験操業が始まっており、かねてから

小泉武夫先生が孤軍奮闘、伝統漁法としての捕鯨復活を訴えております。

その辺りの消息も、詳しく書かれている本書。

漁業関係者にも必読の一書としてお奨めいたします。

熊取6人組

9月 19th, 2012

栃木県佐野市の自然食品店「セフティーまなべ」の真鍋辰彦代表から、

次のお知らせを頂きました。

彼の地出身の足尾銅山の田中正造翁も、国策と熾烈なる戦いをして来た先達であり、

小出裕章助教が、理想像として尊崇して来た方でもあります。

関東近辺にお住いの方は、是非「アースデー田中正造」の講演会にご参加下さい。

下に、小出仲間と言うべき「熊取6人組」の興味深い記事が掲載されています。

「老舗(しにせ)ではなく、しんみせであれ」

9月 19th, 2012

玉置 半兵衛 (半兵衛麩会長・11代目当主)

      『致知』2012年10月号
        特集「心を高める 運命を伸ばす」より
  http://www.chichi.co.jp/monthly/201210_pickup.html

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私の父は「老舗(しにせ)」という言葉が
一番嫌いだったんです。

老舗は老に舗(みせ)と書くけれど、
こんなに失礼な言葉はない。

うちの店は老いていない。

舗(みせ)は老いたらあかんのや。
舗が老いたら死を待って潰れるだけやと。

しにせの「し」は止とも表せますが、
進化を止めてしまったらそこで終わり。
だからしにせではなく、
新しい舗、しんみせでいきなさいと言うんです。

一代一代が、自分が新しい舗の創業者になったつもりで
商売をしなさい。常に新しいことをしていきなさい。

商売の本質
「先義後利(せんぎこうり=義を先にして、利を後にする者は栄える)」
を変えずに、常に時代の流れに合わせて革新の連続をしなさいと。
まさに「不易流行」です。

しんみせの「しん」は「真」の字で「しんみせ」とも表せます。
お客様に真心を尽くしなさいと。

他にも、信用、信頼を大切にの「信(しん)」。

驕らず控えめにせよの「慎(しん)」。

思いやりや仁の精神の「心(しん)」。

先祖を大切にしたり、お客様に親しみを感じてもらうの「親(しん)」、

規則を守り常に清らかの「清(しん)」、

辛い苦しいことでも辛抱できる「辛(しん)」、

人柄、家柄のよい紳士としての「紳(しん)」……、

こういう商売をしていけば自ずとしんみせになると。

芸森ハーベスト開催

9月 18th, 2012

昨日は、時々小雨降る中、「芸森ハーベスト」が開催された。

芸術の森や野外コンサートホールは知っていたが、少し先に、

このような温泉完備の宿泊施設が、録音スタジオ付きであることを、

ついぞ今日まで知らなかった。

いつか、道新に紹介された芸森スタジオは、世界でも折紙付きのもので、

坂本龍一と大貫妙子さんの「utau」を録音したことで、一躍有名になった。

11時から、市内の名店が出店しての賑わい、なかなか愉しい一時。

各ライブが終わっての5時からは、大貫さんのスタジオでのライブ。

初めての彼女の生声に、皆感銘。

ことに、音楽嫌いの家内は、スーと心に入って溶け込み、一体となって陶酔したという。

自分と同質の自然性を感受したのだろう。

これは、長い付き合いの中で、初めての驚くべき感想で、私がビックリした。

それほど、身も心をも溶かすほどの彼女の音楽性に脱帽したのだった。

そんな彼女の、いよいよ本格的な札幌での生活が始まる。

この雪国の都市から、文化の香りが世界に発信されれば嬉しい、と市民はみな思っている。