まほろばblog

Archive for 2月 3rd, 2013

「恵方巻」ありがとうございます!!

日曜日, 2月 3rd, 2013

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 「恵方巻」作り、只今、奮闘中!!!

すべて100本、完売!!

余裕ありません、申し訳ありません。

本当に、ありがとうございました。

 

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昨日は、雨で高温、道路の雪がすっかり融けてしまいました。

「雪まつり」の雪像心配ですね。

そんなところに、昨晩の地震。

また来たか!と、飛び起きました。

無事で一安心しましたが、最近ようすがおかしいですね。

今年も、何か大異変が起こるのでしょうか。

今日は、節分。歳の変わり目です。

何事も、良きように変わりますように祈ります。

 

うさと展インまほろば最終日。

日曜日, 2月 3rd, 2013

 

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アグネス通信です。

今日が「うさと展」最終日です。

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札幌まほろば本店(札幌西区西野五条三丁目1の1)10じから17じまで。
うさと展 インまほろば三日目。
無事に終わりましたー。
メンズシャツ結構今回ありますよー。

バレンタインのプレゼントにいかがでしょうか?

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今日で最終日です。
春にむけてのコート、ジャケットも結構ありますよー。
全体的に春らしい軽やかな風合い!!

うさとのふんどし、色々あります。
バレンタインの本命にいかが?
 
                              by アグネス
 
 

「私の鼓動を止めてしまうほどの感動」

日曜日, 2月 3rd, 2013

        堀内 永人 様(静岡県三島市在住 82歳 作家)

└─────────────────────────────────┘

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■はじめに
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人は馬齢を重ねると、経験が豊かになり、
少々のことには動じなくなる反面、頑固にもなる。

80歳を過ぎて「世捨て人」ならぬ
「世拗(す)ね人」となった私は、
新聞やテレビで報道される若者たちの生態を見て、
「近頃の者はなっておらん」
とかなんとか言って、腹を立てることが多く、
感動することは、すっかり忘れてしまった観がある。

そんな折、三戸岡道夫先生
(作家、『二宮金次郎の一生』の著者)から、

「ちょっとした小話のネタにいいと思いますので、
 ご参考までにお贈りいたします」

と、書かれた便箋が添付されて、1冊の本が送られてきた。

その本の題名は、

『心に響く小さな5つの物語』
(藤尾秀昭著、致知出版社、価格は1,000円)

俳優の片岡鶴太郎氏の筆になる挿し絵が、
随所にちりばめられた上製本で、
巻末の「あとがき」まで入れて、77ページ。

ちょっとの空き時間を利用して、気軽に読める本である。

一見、詩集と見紛うばかりのこの可愛い本が、
私の鼓動を止めてしまうほどの感動を与えようとは、
このときはまったく思いもしなかった。

………………………………
■最初のおどろき
………………………………

それから、数日後の夜、私はベッドに横になり、
この『心に響く小さな5つの物語』を開いた。

本は、14ポイントくらいの大きな活字で、
しかも、1行25字、1ページ8行、
1ページ平均100字くらいの文字数である。

視力の衰えた私にも、老眼鏡なしで、らくらくと読めた。

第1話は、小学生の作文を引用して書かれてあり、
2分足らずで読んでしまった。

「そうか! この作文を書いたのは、
 小学6年生の時の鈴木一朗君か。

〈栴檀(せんだん)は二葉より芳し〉
というが、これは、この少年のためにある詞(ことば)だったのか」

第1話を読み終えた私は、目を閉じ、大きく深呼吸して、
胸の高鳴りを抑えた。

それほど、感動したのである。

続いて第2話も、あっという間に読んでしまった。

読み終わった私は、言葉や文字では表現できないほどの、
大きな感動が胸いっぱいになり、胸がジーンとなった。
口を利けば、涙がこぼれてきそうだった。

ここ10年、いやいや80余年の人生のうちで、
これほど大きな感動を受けた本があっただろうか。

隣りのベッドにやすんでいた老妻が、
私の挙動をいぶかしんで起きあがり、

「どうかなさいましたか?」

と、声をかけてきたほどである。

私は、声が詰まり、返事ができなかった。

「いや、なんでもない」

それだけ言うのがやっとだった。
口を利けば涙がこぼれそうで、それ以上は言えなかった。

私は、本を両手に持ったまま両眼を閉じ、
しばらくの間、胸の高まりの静まるのを待った。

一呼吸の後、私は、

「先日、三戸岡先生からいただいた、
 この『心に響く小さな5つの物語』を読んで、
 久し振りで感動した。胸が熱くなった。
 実に素晴らしい本だ。

 字も大きくて、平易なことばで書かれているので
 とても読み易い。
 年寄りから小学生まで読めるとてもいい本だ。
 あとで読んでごらん」

そう言って、表紙を老妻に見せた。

老妻は、日頃「冷血動物」と揶揄(やゆ)されている私が、
珍しく涙ぐんでいたので怪訝な顔をして、

「そう、どんな内容の本ですか?」

と言って、螢光灯スタンドの灯りに照らされた表紙と私を、
半々に見ながらベッドに戻った。

この『5つの物語』を読んだ、
青森県の中学3年生の小崎絢加(おざき あやか)さんは、

私が、この物語を読んですばらしいなと思ったのは、
物語自体は、この大きな世界で、小さな小さな物語だけども、
この物語を通して私の心に響いてくるものは、
とても大きなものということです。(後略)

と、感想文に書いている。

(致知出版社、『5つの物語新聞』、平成22年7月15日号所収)