まほろばblog

Archive for 1月 8th, 2016

千家「骨董市」2016

金曜日, 1月 8th, 2016

千家 骨董市 2

昨日から千田さんの「骨董市」が始まった。

高校生の時分から始めたというから、45年もの年季が入っている。

そんな蒐集歴をもつ彼女、いい意味で魂が古いというか深いのである。

骨董とは、

己が内に潜む古き魂を打ち出す修行であり、道具であり、

第二の自分との出会いでもあるのだ。

老人の懐古趣味ではない。

その物に対峙して、何かが語りかける時、その古き中より、

新しき自分が発見されるチャンスである。

 

砥石壷

① 砥石入れ(腰ベルト)フランス 18世紀 ¥20.000

 

ka-hi-kappu

② カルティエ 珈琲カップ フランス 1986年 ¥5.000×2

 

まげわっぱ

③ 曲げわっぱ オランダ 19世紀 ¥30.000

 

シトロエン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④ シトロエン フランス 1956年 ¥12.000

 

漆桶

⑤ 漆桶 東北地方 江戸時代 ¥30.000

 

鯨のさえずり!?

金曜日, 1月 8th, 2016

鯨さえずり 2

鯨の「尾の身」といえば、最も高級な部位。

それにも匹敵するほど、なかなか口に出来ないのが舌の「さえずり」。

それを先日、口にしたのだが、濃厚で何とも言えない旨味は、また格別である。

早速仕入れてみた。

高価で濃厚なので、冷凍のうち、薄切りにて販売している。

一度、お試しあれ。

 

illust01[1]

■ くじらの部位の名称

鯨は約300年前の江戸時代からすでに食用されていました。
部位によりそれぞれ特有の名前があります。

尾の付け根あたりの肉を「尾の身」、

鯨の皮を皮下脂肪ごと切り分け乾燥させたものを「コロ」、

舌の部分を「さえずり」、

尾っぽの部分は”尾羽毛“と書き「オバケ」と呼びます。
腹の部分は筋が畑の畝に似ているところから「うね」と呼ばれています。

 

鯨 さえずり 1

 

北西太平洋の調査捕鯨で捕獲される、イワシ鯨の舌、さえずりは
バランスの良い脂乗りと濃厚さです。
もちろん脂乗りや品質は上質です。

鼻に香り高く風味がぬけるのも確かに感じられ、それらが癖になるという方が多いです。
イワシ鯨はミンク鯨より大型の鯨で、供給量は現在ミンク鯨よりも安定はしていますが、

希少な部位には変わりはございません。

 

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「鯨は国を助く」小泉武夫著(まほろば扱い)