まほろばblog

Archive for 12月, 2015

表札屋を始めました

金曜日, 12月 18th, 2015

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「稗田」。

これが、なかなか書けなくて、半年待って頂きました。

何を言おう、稗田さんは、彼の「稗田阿礼/ひえだのあれ」の末裔。

「古事記」伝承者の、あの稗田さんである。

(ちょっと、緊張したのかなー)

不思議なご縁で、店をはじめる前のアパート時代。

発寒川を越えた川添、琴似周辺に稗田さんのお家があった。

そこに自転車で配達をして、二十四軒のお母様の宅にも、お届けしていた。

そんなこんなで、かれこれ30年以上のお付き合い。

ご夫婦して、今もなおいらして下さっています。

ご主人によると、稗田一族は、古事記編纂の奈良時代以降、

奈良を離れて全国に分散されたということです。

そんな稗田さんとの古いお付き合いは、

時代を超えた長いお付き合いであったかもしれません。

実際、お会いすると、とても懐かしい気がいたします。

 

母水 大

 

実は、まほろばでは、彫刻家の今村亨さんとのご縁で、

もう随分前から、表札作りをコラボしています。

何回か、お便りで載せましたが、また掲載しますので、ご覧下さいませ。

 

表札 松尾 1

 

http://www.mahoroba-jp.net/blog/2011/08/post_1222.html( 表札受け付けます)

http://www.mahoroba-jp.net/blog/2010/03/post_648.html (表札の木々)

http://www.wagounomori.info/2014/04/14/%E8%A1%A8%E6%9C%AD%E3%81%8C%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/(

和合の杜ブログより)

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「肝っ玉母さんの麹」登場!

水曜日, 12月 16th, 2015

ビネガージャパン 1

 

上士幌の小学校の廃校を工房にして、5人の子育てをしながら、

麹作りに励んでいる松本弘美さん。

ガッツで一途なお母さん職人です。

何事も物作りは、原料からということで、知人の農家さんや米屋さんを通して

入手した道産「おぼろづき」「ななつぼし」「きらら397」を使用。

一般には、くず米、破砕米、等外米の支給品を使うのですが、

糖質や蛋白の栄養素が欠けるため、謎の白い粉をかけるそうです。

それで、麹菌の食い込みを良くするそうですが、何でしょう?

蔭では、こういう裏技があるのですね。

彼女の一つひとつ、手探り状態で、体験してものにしてゆく様子の、

頼もしくも、真実を求める姿に感銘しました。

醤油にしろ、味噌にしろ、酢や味醂などの発酵食品は、

何と言っても、元の素、麹の質、出来不出来が一切を決めるはずです。

ゆっくり時間をかけながら、蒸しあがった米が冷めるのを見計らって、

順次、麹菌を振る。それも、よく米を見ながら、熱過ぎず、冷た過ぎず。

米への内部深くまで浸透、食い込みが良くなければ、甘くならない。

表面がただ綺麗に花開いていただけではダメで、あくまでも内部へ。

それには何よりも、手でねんごろに揉まねばならないと。

やっつけ仕事で、ただ過程をこなせばいいと言うものではない。

とにかく、子育てのように、一粒一粒もむように、はがしながら、

摺込んでゆく。すると、内部まで菌が入り込んで、成長する。

そして、蒸らし方冷やし方、室内の温度と湿度のコントロール。

それぞれを既成の教えでなく、手探りで見極めながら進んでいる。

何と、逞しいことか!

何よりもかによりも、上士幌の澄み切った大平原の中で、麹を育てる。

厳しい大自然が、どのように新たなる麹を育てて行くのだろうか。

 

ライスビネガー 2

 

どのような程度の麹かは、一見すると見えてくる。

そして、手にとって、噛んで、食べることだ。

やはり、旨い麹は、出来た酒も、味噌も旨いに決まっている。

「へうげ味噌」は、ついに品切れ!!

3月頃まで、入荷なし!!

予想以上に、猛スピードで売れ続けている。

それは、やはり羽場さんの麹が、何と言っても旨いからだ。

そこに明らかに明かされた秘密がある。

要は、原材料と技と勘と真心。

駆け出しだけど、見所のある(失礼!)松本さんの前途に期待したい!

子どもさんの為にも、がんばってください。

「肝っ玉母さん」を、応援します。

200g ¥300

 

 

 

まほろば「Xmasケーキ」予約受付

月曜日, 12月 14th, 2015

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何事でも、そうだが、全てはパワーが人を動かす。

それは、何処からか。

それは、全身から。

さらに言えば、手から。

脳の運動領域の大きさは掌が広域を占める。

その中でも、手より指がさらに広域を占める。

脳がレシーブする感性がその指を通して具現化する。

そして、その逆も可なり。

これは0‐1テストの原理でもあるが、何を言おう、

物は、人そのものであるということ。

物は、作り手のすべてがそこに顕れ、隠れることはない。

 

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こう、小難しく言うのは、本意にそぐわない。

つまり、大和八千代パティシエの作るケーキは、「うまい!」と、ただ伝えたいのです。

彼女の稀に見る感性と生命力は、極上のケーキを作る。

これは、掛け値なしの素晴らしさ。

既に彼女は、まほろばを退社したが、この日の為に5日間、特別、作りに来て下さる。

それほど人気があり、このケーキでクリスマスを迎えたいという人が多い。

あの大貫妙子さんが、毎月まほろばにお買い物にいらっしゃる唯一の楽しみは、

大和さんの手料理が、食べられるからでもあった。

全国至るところで、名料理を食されるにも関わらず、彼女の手料理を第一に挙げられる。

洋菓子の極まるところ、和食にも通じるのだろう。

 

Xmas2015

 

材料の良さは、あえて言うまでもないが、作り手の技と心を伝えたかった。

材料の核心は、パンでもケーキでも小麦粉の如何に極まるのではなかろうか。

この最も基本の材をなおざりにして、装飾にこだわっても、中心が定まらない。

有機の強力粉、薄力粉がいかに力があるかを、まほろばのパンとケーキから感得して戴きたい。

予約に、少し余裕あり。

説明に、少し文が過ぎましたが、先ずはお試しください。

2015年のクリスマスが、心身ともにとろけて幸せになりますよう、お祈りいたします。

映画「『AWAKE』 覚醒ヨガナンダの生涯」

日曜日, 12月 13th, 2015

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昨日、あるビルの掲示板にふと目をやると懐かしいヨガナンダの写真。

そこに、映画情報が掲載されていた。

「映画があったんだ!」

もう40年も前の話だ、ヨガナンダの伝記を読んだのは。

あの不死のいのち、ババチを知ったのもその頃だ。

日本では、戦前から三浦関造師がキリスト教徒でありながら、ヨガを実践普及し、

今でも珍しいクンダリーニヨガなどの本格的な瞑想的霊性ヨガを追及されていた。

「幸福への招待」などの著作も多く、竜王文庫は隠れたイニシエーションを伝えていた。

表舞台では、沖正弘先生の実践ヨガ全盛時代で、私も沖先生の生き様に惹かれた一人であった。

観念的、体育的ヨガでなく、専ら実生活にどのように取り入れてヨガを生かすかにあった。

日本の古道に通じるものがあり、何せあの中野学校上がりの猛者だから、

戦時中の波乱万丈の活躍は痛快小説を読むようで、要は理論やスタイルでなく人そのものであろう。

ヨガナンダの出現は、一世を風靡し、ことにアメリカでは一大センセーションを引き起こした。

それがベトナム戦争以降、ヨガや禅、チベット仏教、タオイズムなど東洋思想が雪崩のように伝わった。

その先駆者としてのヨガナンダ。

その全貌が、文字ではなく、映像として、もっと肉薄して説得されるであろう。

まだ、観てはいないが、大いに関心が注がれる映画である。

 

YouTube Preview Image

 

12月28日に、また上映されるそうです。

映画上映『AWAKE -The Life of Yogananda-』
“アウェイク:ヨガナンダの生涯” (仮題/日本語タイトル未定)

※追加上映決定! 12/28(月)19:00〜  会場:ヨガ・シャラ大通スタジオ

http://www.yoga-shala.jp/%E6%98%A0%E7%94%BB%E4%B8%8A%E6%98%A0%E3%80%8Eawake%E3%80%8F%E3%83%A8%E3%82%AC%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%B6%AF-20151128/

(上記のスタジオの方とは面識もなく、申し込みが必要で、人数限定のようですので、ご自身でお問い合わせください。)

「覚醒:ヨガナンダの生涯 」は、1920年、西洋にヨガと瞑想をもたらした一人の東インドのスワミの型破りな伝記である。 パラマハンサ ヨガナンダは、霊性について書かれたものの代表的な作品「あるヨギの自叙伝」を著し、その本は世界中で何百万部と売れ続けており、今日、神を求める人、哲学者そしてヨガに熱心な人達の頼りとなっています。(スティーブ・ジョブズが自身のアイパッドに入れていた唯一の本だったと言う事は明らかにされています)
悟りへの彼自身の探求を個人的なものとして表し、その道においての非常な努力を分かち合うことによって、ヨガナンダは古代の教えを現代の読者にわかりやすいものとし、今日ヨガを行なっているアメリカ中の何百万人もの人達に道を開きました。

 

「トーク・バトル」inまほろば 新年16日

金曜日, 12月 11th, 2015

 トークバトル 1

    大事は、なにごとかのきっかけで起こる。
自然食と0-リングテストと専務まで、社長に
紹介して、今日「まほろば」があるのは、阿部
一理先生のご縁のお陰。
その阿部先生のCI食養時代の朋友が、武道家に
して整体師、そして哲学者の三枝龍生師。
その共通の知人が、富良野在住の環境保全家で
若手実践派の安藤豪敏氏。

 この3氏が三つ巴になって、16日の夜、トー
クバトルがまほろばの2階で繰り
広げられる。(さらに、三枝さ
んの幼馴染で小中学校の同級生
が、今年「レコード大賞優秀
アルバム賞」を受賞された
アーティストの大貫妙子さん。
そして、阿部先生の知人でもある。
当日、札幌時々在住の大貫さんが、同級生の三枝さんの
話を聴きに、ひょっこり現れて壇上へのハプニングがあ
るかも……? そうなれば四つ巴!!!)

  これは、掛け値なしで面白い!!!
こんなことがあっていいのか位の顔合わせ。
 講演形式を取っ払って、最初から互いが本音
をさらけ出す乱闘劇場「トークバトル」。

  食に、整体に、環境に、芸術に、と思いの丈を語
って頂き、その飛び散る火花で、己が隠されし灯
芯に点火されれば、これは望外の本望!!!
この集いが「目覚めの会」ともなれば、共演者
の願うところ、これに過ぎるものはなし!!!!

                     まほろば主人

 

トークバトル 2

最強の脂身「油ぼうず」登場!!

金曜日, 12月 11th, 2015

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今朝、仕入れた「あぶらぼうず」という深海魚。

釧路沖で採れた地元では珍しい怪魚。

そして、意外と高い。

ギンダラ科に属するから、充分脂を身にまとっている。

これからの寒い季節には、もってこいかもしれない。

刺身を一つまみ。んん、濃厚だ。

とにもかくにも、ギンダラの5倍の脂分らしい。

 

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(切り身 1切れ¥290)

 

先ずは、塩焼きが旨いという。

辛味にすり込んでも、一気に吸い込んで肉身に溶け込んで画も言われない味となる。

 

さらには、西京漬けだ。

しかも、辛目の味噌で仕込む。

心に染みる味わいが口に拡がる。

 

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寒い夜には、鍋や汁物に、この脂肪は濃い旨味に変わる。

1パック、¥490。お買い得です。

 

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(刺身用 100g¥950)

最後は、刺身。

これは、旨い!

だが、脂が濃いから、沢山食べ過ぎないように……ご注意を!!

 

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( なんだか、ヤラセ臭いなー!? )

 

以上、「あぶらぼうず」の巻でした。

「七五三塩」の恩人

火曜日, 12月 8th, 2015

クレイブさん 厚別

 

先日の年末大売出しで、レモンマートルなどのオーストラリアの商品を

販売されていた豪州出身の「クルッティ」のクレイグ・パークヒルさん。

実は、あの「七五三塩」完成秘話があり、

クレイグさんがいなければ、出来なかったのだ。

それは、・・・・・・・・・・

これ!!!

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北極海である。

「七五三塩」。

つまり、七つの大洋、五つの大陸、三つの山脈。

その七つ。

北と南の太平洋、北と南の大西洋。インド洋。南氷洋。そして北極海。

だが、この北極には、塩が採れない。

というより、採る必要がない。

エスキモーなど、アザラシや魚介を生で食べて充分塩分を補給している。

それに日照時間がないので、天日干しできない。

そういう訳で、北極塩というのが、元よりない。

 

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ユーラシア、アフリカ、オーストラリア、南・北アメリカの五大陸。

アンデス、アルプス、ヒマラヤの三山脈。

この中で唯一、入手できないのが北極塩!!!

さぁー、困った。

そこで、オーストラリア出身のクレイグさんに、

南氷洋の塩のついでに、北氷洋の塩探しに協力して頂いた次第。

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だが結局、北極沿岸の塩の入手は無理だと分かった。

どだい、どこにもない、作っていない。

「そうだ!海水を噴霧することで纏められないか」と発想した。

すると、彼は、何とカナダ大使館に駆け込んだ。

 

アラスカ バロー

 

そのつてで、アラスカ(アメリカ領)のBarrowバローの商船会社を紹介された。

北極圏内は、北緯66.6度以北でなければならない。

その会社、わざわざ船を出してくれて、北緯71°、西経157°の海域で取水してくれたのだ。

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ポリタンクに入れて、空輸で千歳空港に到着。

それが届いた時は、感激というか、天にも舞い上がるようだった。

これで、完成!!!!!

ありがとう!!クルッティさん。

彼の存在がなければ、世界無二の「七五三塩」は、この世に存在しなかった訳です。

 

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それと、もう一つ。

クルッティさんのこと。

奥様は札幌の方。

そして、彼は、驚くほど、日本的だ。

昔の日本人の魂を持っている、とさえ思うのだ。

謙虚で、礼儀正しく、控えめで、静かである。

こんな人、今時居るのか!と思われるほど、我々日本人以上に日本人なのだ。

クレイブさん 本店

 

それは、生まれ育ちがそうさせたのかもしれないが、

それ以上に、彼の祖国と共通している因子があるのではないかと思われた。

実は、「アスタジー」にも入れているユーカリとかレモンマートルなどのハーブ。

みなオーストラリアの東海岸付近で採取されたものだ。

しかし、これらは、決して特殊な異国の香りではなかったのだ。

実は、日本人のルーツ、原質は、Y遺伝子で探ると、

チベットとインド洋のアンダマン諸島、

そしてオーストラリア東海岸付近で発掘されたキーロ人の骨と見事に一致していた。

1万6000年前から3000年前にかけて、東南アジア付近で北方と南方に分かれた。

それは、中国人・韓国人以上に、原日本人としてのDNAが近いのだ。

 

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そのキーロ人の土地に自生するハーブ類が、

何らかの刺激でその古き魂を呼び起こすのではないか、と思った。

強烈な抗酸化作用に伴って、心身ともに還元作用が働くものと思われる。

還元とは、源に帰るということだ。

クルッテイさんが、薦められるハーブ類や精油、ハニーは、

実は、日本人にとって、非常に身近な食物でもあったのだ。

 

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「青パパイヤ酵素」まほろばデビュー!!

日曜日, 12月 6th, 2015

大市

 

今日で、2015年度最後の特売、「歳末大売出し」が終了します。

残すところ、6時間です。

お早めに、ご来店ください。

青パパイヤ酵素

 

創業50年の歴史のある「青パパイア酵素」のバイオ・ノーマライザー。

まほろばとのご縁が25年前に辿るが、ようやく今回取り扱いを決定。

名もその名のとおり「青パパイア酵素」。

全部、公開主義をとっております。

詳しいは内容は、順次お知らせ致します。

只今、大阪からオルネの嘉納社長がお越しになっております。

鋭意説明中であります。

特徴は、次の通りです。

 

青パパイヤ 嘉納

 

① 非加熱処理。

② オーガニック認定農園

③ 未完熟のパパイヤ使用

(未完熟の蛋白質、脂肪、糖質を分解する酵素がある。

完熟するとその酵素がなくなる)

④ 1年2ヶ月熟成。

⑤ 新月・満月の時、採取。2時間以内に工場持ち込み。

製品製造に対する姿勢がすばらしいと思います。

スルマ族の少女

金曜日, 12月 4th, 2015

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カメラマン・伊勢祥延さんが、アジアの貧困国を回って撮り続けた写真の数々。

それを、カレンダーにして、この10年間作り続けてきた。

これを主宰されているお坊さんが、当別の上川泰憲さんだ。

あのヘンプカープロジェクトの時、今は亡き奥様と産業用大麻普及に奔走された。

その上川さんと一緒になって「仏陀バンク(小規模融資)」の運営をされて、

恵まれないアジアの子どもたちに、募金で愛の手を差し伸べられて来た。

ともすれば、島国日本は、自分のことしか考えられなくなってしまっているかもしれない。

日本が、どんなに恵まれ過ぎているか、分からないのが、今の日本人だろう。

その私達を取り巻く幸せの1000分の1、1万分の1でも喜捨したら、

彼らにとって、それこそ1000倍、10000倍になって返って行くだろう。

 

伊勢カレンダー

 

まずは、そのキッカケ作りに、是非来年のカレンダーとして「Meet all the people」をお求め下さい。

¥500です。

その一つの喜捨が、必ず何かを動かすはずです。

あなたのその小さい一歩が、世界を動かすに違いありません。

 

女子 ソルマ族.

 

来年2月頃、上川住職をお呼びして「仏陀バンク」講演会と伊勢さんの写真展をまほろばで開く予定です。

エチオピアの唇プレートの女性をご存知だと思いますが、

今は次第にそのような風習もなくなりつつあるそうで、

スルマ族の12,3歳の少女を写した、その眼差しの深さとエネルギーに感銘しました。

人類の原初を見る思いです。

来年2月には、きっとその銀塩写真が見れると思いますよ。

「手作りめがね」に吃驚!

金曜日, 12月 4th, 2015

福田 めがね1

 

今朝から、農園組は店の手伝いに。

この一年間、本当にごくろうさん!!

チーフの福田君、早速市場に。

ところが、彼を見てびっくり、めがねを新調したようだ。

「どうしたの、そんなハイカラの? どこで、買ったの?」、

すると、

「いいえ、僕が作ったんです」

「えぇぇ!!!」とにかく、唖然とした。

周りのみんなも、寄って来て、一同びっくり!!

「すげーなー!!」

「めがねまで、手作りする人、いねーよナ」と感心することしきり。

次々と人だかりが出来て、止まない。

めがねのハンドメイド、木片をナイフで削ってモダンなフォルムを作っている。

しかも、留め金も蝶番も、全部自分仕込みというから呆れてしまった。

毎年、彼の正月の店前の飾り付けの凄さに、みな釘付けになる。

 

福田 めがね2

 

何でも、自前で造るという精神こそ、縄文人ではなかろうか。

彼こそ、野生人。

不思議な感性と何でも興味関心を示す天性がある。

徐福の四男だったか、福田と称した。

徐福は、各職業の男女、百工を引き連れてきたというから、

きっと、その流れかもしれない。

初めから終りまで、彼のめがね騒動で開けた不思議な朝であった。