まほろばblog

Archive for 4月 17th, 2013

「へうげ味噌」「へうげ醤」由来記

水曜日, 4月 17th, 2013

 

自然医学 表紙 2013

「森下自然医学」5月号が届きました。

「求道貫徹(徐福)・眷属安住(始皇帝)」と題しての連載『徐福伝説(其10)』。

河北省塩山県千童鎮には、今もなお『信子節』なるお祭りが伝承されているとか。

それは2200年前に、吾が子や同僚を東方の島に送り、帰郷を待ち侘びる催し物である。

自然医学 巻頭言 2013

河北省滄州市千童鎮のシンポジウムに参加したのは平成9年5月でした。千童鎮は北京から約200キロ。車で4時間のところにあり、天津市の南にあります。滄州市は、古来「武術の郷」として有名で、太極拳はじめ武術の達人が多く、武術学校が数百もあります。

 千童鎮については、こう伝えられています。紀元前209年、徐福は秦始皇帝の命を受け饟安邑に城を築きました。「童男童女」、技術者を募って城に置き、衣服、食料、船舶などを準備。訓練を行った後、無隷川を経て、黄河河口から日本へ向け出港しました。このときから人々は饟安邑を、千童城とか童子城と呼び始め、今の千童鎮の地名の由来となったといいます。
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 シンポジウムに合わせて「千童祠城」の落成記念として信子節(しんしせつ)がありました。信子節とは、幼い子どもが東渡したものの帰国することはなく、故郷の人々は、遠くに去ったこの子どもたちを懐かしむため毎年旧暦3月28日、山に登り、戻ってくるのを祈りました。この風習は、次第に先祖をまつる行事として民間に広まりました。

 本来の信子節は、60年に1回(申子年)開かれ、12台の山車が出ます。地方史によると漢時代からずっと行われてきたといわれています。このとき私が目にしたのは、4台の山車でした。それぞれ「饟安で徴募」「波をせめて東渡」「扶桑に芸を授ける」「東を望んで帰りを待つ」と書かれていました。

 山車のスピーカーからは信子節の解説と音楽が流れ、その音色は、祭りによくある華やいだムードとは無縁で何とも物悲しいものでした。金立神社の50年に1度の大祭と何か共通点を感じさせたのは、私だけの思いでしょうか。(県徐福の会会員)

【写真】記念シンポジウムに合わせて特別に4台の山車が繰り出し、信子節の雰囲気を味わった=北省滄州市千童鎮、平成9年5月撮影

 

自然医学 不食 2013

 

前回に引き続いて、一日青汁一杯の不食の人、森美智代さんとの鼎談。

今回も興味深い内容で引き込まれます。

脳波がθ波であると食欲をあまり感じなくなり、

しかも普通人には出ない尿中に「ケトン体」が出ているということです。

糖質がない時、代用として脂肪やアミノ酸が代謝して出る物質で、

飢餓中や糖尿病のときに増加するそうです。

人類は何万年も飢餓状態で居た訳ですから、先祖帰りした体質なのでしょう。

睡眠時間は3時間だそうです。

自然医学 田中 2013.

田中愛子先生の連載『食養を極める』7回目。

お父様の田中甚吉氏は、マッカーサー元帥と懇意の仲だったそうです。

当時、中国人を軽蔑していた日本人の中にあって、

お父さんは、ある日毅然として歩む中国人を見て、

「あれが本当の人間だ」と決して差別しなかった姿が心に焼きついたということです。

また、男爵芋の由来となった函館の川田男爵との関係もあったとか。

また古賀政男さんとの交友もあり、その幅広い人脈には驚くばかりです。

 

自然医学 増川 2013

あのテクノAOの増川いづみさんが甲府に移り住んで、本格的なセミナーを開催されています。

水や電磁波などなど生命エネルギーに関しての見識は当代随一。

その中でも、最近は音に対しての啓蒙活動を盛んにされておられ、

癒しの528Hzの周波数による振動治療を行っており、注目されております。

編集部の山司氏や上記の田中先生も感銘を受けられたとか。

今後が楽しみですね。

自然医学 倭詩 2013

今月号は、来月新発売になる「へうげ醤/ひょうげびしお」に関する記事。

5年前の「へうげみそ」に続き、同じ材料による醤油版が完成しました。

昨日、ラベルを送り、これから瓶詰めとラベル貼り、そして発送となります。

販売は、来月の「感謝デー」になると思います。

その詳しい由来記をこれから書きます。

大変な難関と幸運に恵まれた「へうげ醤」の船出です。

今後とも、ご愛顧のほどよろしくお願い致します。

 

「学級崩壊したクラスには、こう手を打つ」

水曜日, 4月 17th, 2013
  菊池 省三(北九州市立小倉中央小学校教諭)

              『致知』2013年5月号
               特集「知好楽」より

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プラスの面を大きく価値づける
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そうした状況(学級崩壊したクラス)を変えるためには、
正しい考え方と行動の基準を教え、
それに基づく体験の機会を増やしていく以外にない。

私が望むのは、子供たちに言葉遣いや
立ち居振る舞いなどの一般性を身につけさせ、
公に通用するように育てることだが、実はそうした一面が、
彼らの無意識の行動の中に表れることがある。

例えば配布されたプリントを片づける時、
上下の角と角を几帳面に合わせて鞄にしまう子がいる。
この行為に見られる丁寧さは、
人が育つ上での重要なポイントなので

「君はその力をちゃんと身につけている。
 大変素晴らしいことだ」

と言葉を掛けてあげる。

さらに

「今後君は大きく成長していくだろうし、
 そういう力を持った君と出会えたことを大変嬉しく思う。
 期待しているよ」

と大きく価値づけし、プラスの面を
さらに伸ばしていくよう働き掛けるのである。

もちろんダメなところはダメと注意するが、
端から叱りつけては衝突するだけなので、
まずほめて不要な警戒心を取り除くのである。

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「価値のある言葉」を与える
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私は年度初めから子供たちに
いろいろなものを書かせるようにしているが、
四月の時点ではまだ自分の非を認めず、
文章で私を攻撃してこようとする。

それが徐々に変化してきて、一か月が経つと

「校長先生に暴言を吐いたことがある」
「先生に物をぶつけてわざと叱られたことがある」

といったように、過去の過ちを省みるようになる。

さらに半年ほど経つと、自分の思いどおりにならない時に
よく見せていた不貞腐れた態度がなくなる。

これは自問自答ができるようになったことの表れで、
その子の中にプラスの考え方や行動に繋がる
「価値のある言葉」が入ってきたからといえるだろう。

では価値ある言葉とはどんなものだろうか。