まほろばblog

Archive for 1月, 2013

2月の「ありがとうの日」

火曜日, 1月 29th, 2013

kanshaday2013_02

1,2,3日(金、土、日)に、早々と2月の売出しが始まります。

31日から「うさと展」が3日まで、本店2Fで開かれます。

話題の「ダチョウの卵」の化粧クリームの実演販売もあります。

3日は、節分で、『恵方巻』の販売会もあります。

目玉商品があり過ぎて、目が回りそうですよ。

「あずさからのメッセージ」

日曜日, 1月 27th, 2013

   是松 いづみ (福岡市立百道浜小学校特別支援学級教諭)

                『致知』2013年2月号
                      致知随想より

└─────────────────────────────────┘

十数年前、障がいのある子がいじめに遭い、
多数の子から殴ったり蹴られたりして亡くなるという
痛ましい事件が起きました。

それを知った時、私は障がい児を持った親として、
また一人の教員として伝えていかなくては
ならないことがあると強く感じました。

そして平成十四年に、担任する小学五年生の学級で
初めて行ったのが「あずさからのメッセージ」という授業です。

梓は私の第三子でダウン症児として生まれました。

梓が大きくなっていくまでの過程を
子供たちへの質問も交えながら話していったところ、
ぜひ自分たちにも見せてほしいと
保護者から授業参観の要望がありました。

以降、他の学級や学校などにもどんどん広まっていき、
現在までに福岡市内六十校以上で
出前授業や講演会をする機会をいただきました。

梓が生まれたのは平成八年のことです。
私たち夫婦はもともと障がい児施設で
ボランティアをしていたことから、
我が子がダウン症であるという現実も
割に早く受け止めることができました。

迷ったのは上の二人の子たちにどう知らせるかということです。
私は梓と息子、娘と四人でお風呂に入りながら

「梓はダウン症で、これから先もずっと自分の名前も
  書けないかもしれない」

と伝えました。
息子は黙って梓の顔を見つめていましたが、
しばらくしてこんなことを言いました。

さあ、なんと言ったでしょう?

という私の質問に、子供たちは

「僕が代わりに書いてあげる」

「私が教えてあげるから大丈夫」

と口々に答えます。
この問いかけによって、一人ひとりの持つ優しさが
グッと引き出されるように感じます。

実際に息子が言ったのは次の言葉でした。

「こんなに可愛いっちゃもん。
 いてくれるだけでいいやん。
 なんもできんでいい」。

この言葉を紹介した瞬間、
子供たちの障がいに対する認識が
少し変化するように思います。

自分が何かをしてあげなくちゃ、と考えていたのが、
いやここにいてくれるだけでいいのだと
価値観が揺さぶられるのでしょう。

さて次は上の娘の話です。

彼女が

「将来はたくさんの子供が欲しい。
 もしかすると私も障がいのある子を産むかもしれないね」

と言ってきたことがありました。私は

「もしそうだとしたらどうする?」

と尋ねました。

ここで再び子供たちに質問です。
さて娘はなんと答えたでしょう?

「どうしよう……私に育てられるかなぁ。お母さん助けてね」。

子供たちの不安はどれも深刻です。
しかし当の娘が言ったのは思いも掛けない言葉でした。

「そうだとしたら面白いね。
 だっていろいろな子がいたほうが楽しいから」。

子供たちは一瞬「えっ?」と息を呑むような表情を見せます。
そうか、障がい児って面白いんだ――。

いままでマイナスにばかり捉えていたものを
プラスの存在として見られるようになるのです。

逆に私自身が子供たちから教わることもたくさんあります。

授業の中で、梓が成長していくことに伴う
「親としての喜びと不安」には
どんなものがあるかを挙げてもらうくだりがあります。

黒板を上下半分に分けて横線を引き、上半分に喜びを、
下半分に不安に思われることを書き出していきます。

中学生になれば勉強が分からなくなって困るのではないか。
やんちゃな子たちからいじめられるのではないか……。

将来に対する不安が次々と挙げられる中、
こんなことを口にした子がいました。

「先生、真ん中の線はいらないんじゃない?」。

理由を尋ねると

「だって勉強が分からなくても周りの人に教えてもらい、
 分かるようになればそれが喜びになる。
 意地悪をされても、その人の優しい面に触れれば喜びに変わるから」。

これまで二つの感情を分けて考えていたことは
果たしてよかったのだろうかと
自分自身の教育観を大きく揺さぶられた出来事でした。

子供たちのほうでも授業を通して、
それぞれに何かを感じてくれているようです。

「もし将来僕に障がいのある子が生まれたら、
 きょうの授業を思い出してしっかり育てていきます」

と言った子。

「町で障がいのある人に出会ったら
 自分にできることはないか考えてみたい」

と言う子。

「私の妹は実は障がい児学級に通っています。
 凄くわがままな妹で、喧嘩ばかりしていました。
 でもきょう家に帰ったら一緒に遊ぼうと思います」

と打ち明けてくれた子。
その日の晩、ご家族の方から学校へ電話がありました。

「“お母さん、なんでこの子を産んだの?”と
 私はいつも責められてばかりでした。でもきょう、
 “梓ちゃんの授業を聞いて気持ちが変わったけん、
 ちょっとは優しくできるかもしれんよ”と、
 あの子が言ってくれたんです……」。

涙ながらに話してくださるお母さんの声を聞きながら
私も思わず胸がいっぱいになりました。

授業の最後に、私は決まって次の自作の詩を朗読します。

「あなたの息子は

 あなたの娘は、

 あなたの子どもになりたくて生まれてきました。

 生意気な僕を

 しっかり叱ってくれるから

 無視した私を

 諭してくれるから

 泣いている僕を

 じっと待っていてくれるから

 怒っている私の話を

 最後まで聞いてくれるから

 失敗したって

 平気、平気と笑ってくれるから

 そして一緒に泣いてくれるから

 一緒に笑ってくれるから

 おかあさん

 ぼくのおかあさんになる準備をしてくれていたんだね

 私のおかあさんになることがきまっていたんだね

 だから、ぼくは、私は、

 あなたの子どもになりたくて生まれてきました。」

上の娘から夫との馴初めを尋ねられ、
お互いに学生時代、障がい児施設で
ボランティアをしていたからと答えたところ

「あぁ、お母さんはずっと梓のお母さんになる
 準備をしていたんだね」

と言ってくれたことがきっかけで生まれた詩でした。

昨年より私は特別支援学級の担任となりましたが、
梓を育ててくる中で得た多くの学びが、
いままさにここで生かされているように思います。

「お母さん、準備をしていたんだね」
という娘の言葉が、より深く私の心に響いてきます。

慰安旅行と新年会

土曜日, 1月 26th, 2013

韓流王朝

何か韓国王朝ドラマのような雰囲気で豪華でしょう。

ちょっと身分不相応なんですが、超格安の価格で泊まることが出来た支笏湖の「水のうた」。

なかなか今年の宿泊地が決まらず逡巡していたところ、三日前になって申し込んでラッキーでした。

料理も温泉も施設も洗練されていて、ビックリでした。

みんなで、ありがたく感謝しました!!!

暖炉の前

それぞれに年中多忙多事を極め、クタクタに疲れ切っています。

たまに、こういうところで英気を養うのも、許されるのかもしれません。

最後に、みんなでスナップ、別れ際、玄関係の「ゆかり」さんが笑顔で接待。

二人ゆかりちゃんが、かわいく写真におさまりました。

まるで姉妹のようですね。

二人ゆかり

早目に札幌に着いたので、北海道神宮にお参りしました。

北海道神宮

今年の新年会は、まほろばに近い宮の森のイタリアレストラン「ツィオ ヴィットリオ」さん。

南イタリアの家庭料理を出すお店で、3月で1周年、お気に入りのお店です。

店内、約40名びっしり入って、3時間半、存分に堪能しました。

特に最初の「生ハム付きの『チッチ』」には大感激!

市販第一号の『チッチ』にお目にかかれました。

実に、味わい深く、一同感嘆の声を上げました。

チッチ生ハム

次々と出されるビッフエ形式の料理とワインに、みな舌鼓を打ち、美味しさと量で大満足。

農園チーム、よろこびチーム、ソフテチーム、厚別店チーム、本店チーム、

みんな仲良く和気藹々のなか、新年の抱負を、穂積名司会に誘われて、

明るく愉しく語りつくしました。

jyannkenn

                              (恒例のアミダくじによる豪華景品が次々と・・・・)ビュッフェ

           (目にも舌にも心にも美味しかったイタリア家庭料理に満足しました)

和美人

            (和服美人!ソフテの加藤さん、素敵です)

合田、大和、穂積、島田さんの詩吟、入江さんの民謡、今ちゃんの歌、

斉藤さんのムーンウオーク、みさちゃんのゴッコ踊りなど

多彩で愉快な隠し芸が発表され、抱腹絶倒。

みんなこの一年仲良く愉しく励まし合って行ければ嬉しく思います。

イタリアン前

 

最後に、このお店を紹介します。

ZioVittorio (ツィオ ヴィットリオ)

北海道札幌市中央区宮の森3条10丁目3-3  011-590-1290 

オーナーシェフ纐纈(こうけつ)さんは、麹町の有名店「erio」で長年修行して独立。

その腕は、唸らせるだけの凄味があります。

決して期待を裏切らないでしょう。

小泉武夫先生 講演会ご案内

土曜日, 1月 26th, 2013

koizumi sensei

ひふみ糖入りポン酢

金曜日, 1月 25th, 2013

ch037-top[1]ポン酢

冬は、鍋の美味しい季節ですね。

今店に置いているトータルヘルスさんの「おいしいぽんず」。

実は、この中に、まほろばの「ひふみ糖」が入っているんです。

料理人さんが作ったというポン酢、ひふみ糖入りだから、やっぱり美味しいのかな!?

                              1ビン ¥890 

 

ch037-1[1]

福田直樹さん、チェンバロ演奏会

金曜日, 1月 25th, 2013

2013_2event_s1

 

福田さんのチェンバロコンサートがいよいよ2月に開催されます。

また、新理論「有理和音」の発表会もかねます。

かつて誰もが、発見しえなかった純粋音律!!!

彼の弾いたバッハは、スーと胸に入ってきます。

札幌在住の声楽家、松本愛子さんは、桐朋学園で同窓。

彼の妥協を許さぬ音への追求は、当時から際立っており、

耳の天才として一目置かれていたというのです。

長年の成果を是非、この時お聞き下さい。

新春うさと展inまほろば

金曜日, 1月 25th, 2013

usatohagaki

あやの里あやの森プロジェクト うさじいからのお知らせです。

今年もよろしくお願いします。
今年、最初の まほろばでのうさと展を開催します。

着る人が「気持ちいい」と元気になってくれる服
いのちのパワーが身につく服。

いのちがやどった服をまとえば、
からだも心も魂も自然な呼吸を取戻します。

あいをよる おもいをつむぐ~うさぶろう著より

手つむぎ、手染め、手織りの自然素材のうさと服は、自然のリズムに沿った素朴な暮らしをしているタイやラオスの村の人々が
愛情込めて作った服です。
デザイナーのうさとぶろうさんは、南富良野出身。現在は、タイチェンマイにて、村のみなさんと共に、服つくり。

いのちのかたまりの服が、手から手へバトンタッチされ、みなさまの元に届きます。
お手持ちのお洋服にも、一緒にいろいろ合わせてみましょう。
ひそかにブームのやんじー巻きもお教えしますよ。

きっとあなたにぴったりのお洋服が待ってます。

2月、まほろば本店のうさと展にて、みなさまにお逢いできるのを
楽しみにしています。(うさじい)

 

とき 1月31日(木)~2月3日(日)

時間 10時から19時(最終日は、17時)

場所 自然食品のお店 まほろば本店 2階ホール
   (札幌市西区西野5条3丁目1-1)
     011-665-6624

   あやの里あやの森プロジェクト
         山口 幸雄(うさじい)

「発心、決心、持続心」

金曜日, 1月 25th, 2013

                『致知』2010年12月号
                    特集総リードより
└─────────────────────────────────┘

当社のロングセラーの一つ、鍵山秀三郎氏の
『凡事徹底』の中に、夏目漱石が
弟子の芥川龍之介に言った言葉が紹介されている。

「世の中は根気の前に頭を下げることを知っています。
 火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。
 だから、牛のよだれのようにもっと根気よくやりなさい」

夏目漱石は単なる文才の人ではなく、
深く人生を見詰めた人であることを物語る一言である。

漱石については、新潮社を創立した佐藤義亮氏も
その著書(『明るい生活』)で興味深い逸話を記している。

漱石の書は何とも言えない気品があって、誰もが欲しがった。

漱石門下の某氏もその一人で、かねがね何度か所望したが、
一向に書いてくれない。

ある時、夏目邸の書斎で某氏はついに口を切った。

「前から何度もお願いしているのに、
 どうして僕には書いてくださらないんですか。
 雑誌社の瀧田(樗陰)にはあんなにお書きになっているのだから、
 僕にも一枚や二枚は頂戴できそうなもんですな」

漱石は静かに言ったという。

「瀧田君は書いてくれと言うとすぐに毛氈を敷いて、
 一所懸命に墨をすり出す。紙もちゃんと用意している。
 都合が悪くていまは書けないというと、
 不満らしい顔も見せずに帰っていく。

 そして次にやってくると、都合が良ければお願いします、と
 また墨をすり出すんだ。
 これじゃいかに不精なわしでも書かずにいられないではないか。 
 

 ところが、きみはどうだ。

 ただの一度も墨をすったことがあるかね。
 色紙一枚持ってきたことがないじゃないか。
 懐手をしてただ書けと言う。

 それじゃわしが書く気にならんのも無理はなかろう」

この逸話にこもる実を見落としてはならない。
ここには発心・決心・持続心のエキスが詰まっている。

 誠の一字、中庸尤も明かに之れを先発す。

 読んでその説を考ふるに、三大義あり。
 
 一に曰く実なり

 二に曰く一なり

 三に曰く久なり

吉田松陰の言葉である。

「誠」は『中庸』の中で明らかに言い尽くされている。
「誠」を実現するには、
実(実行)、一(専一)、久(持久)が大切である。
一つのことを久しく実行し続ける時に、
初めて「誠」の徳が発揚されてくる、というのである。
至言である。

さあ、やるぞ、と心を奮い立たせるのが「発心」である。
やると心に決めたことを実行するのが「決心」である。
そして、その決心をやり続けるのが持続心である。

発心、決心はするが持続しない人は、
動き出したと思ったらすぐにエンストを起こす
車のようなものである。

誰からも見向かれなくなる。
私たちは自分をエンストばかりする欠陥車にしてはならない。

小さな努力をコツコツと、久しく積み重ねること。
これこそが自己を偉大な高みに押し上げていく
唯一の道なのである。

古今に不変の鉄則を心に刻みたい。

福岡正信生誕百年を祝う会

木曜日, 1月 24th, 2013

福岡 椎茸

 上の椎茸は、愛媛県伊予市の福岡果樹園のみかん山の沿道に

栽培している椎茸で、只今入荷中です。

年間通じて、色々な作物を戴いております。

今は、晩柑の時期で、伊予柑やポンカン、文旦など一杯入っておりますよ。

福岡自然農園さんとは、30年以上のお付き合いですが、

来る2月2日(土曜日)に、松山市で『福岡正信生誕百年祭』が開催されます。

まほろばはあいにく参加出来ませんが、近隣の方々でご都合のつく方は

是非とも、参加されますことを。そして、

翁の遺された偉大な実践哲学が、いよいよ以て世に顕彰されますことを。

 

 

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「詩吟閑話」2題

木曜日, 1月 24th, 2013

ソフテリアの大和さんとお客さまの小野さんが、

詩吟について会誌「灯吟」に投稿されましたので、掲載します。

お二人の感性の深さと遠い思いに感動しました。

素晴らしい言葉ですね。

 

「歌は原動力」
        西豊声会 大和 八干代

ふっと目に入った娘の教科書に歌が書いてありました。

古今和歌集~紀貫之~

「やまとうたはひとのこころをたねとしてよろずのことのはとぞなれりける」
どのような意味なんだろう?調べたら次のようなことでした。

『世の中にある人、事、業しげきものなれば、

心に思うことを見るもの聞くものにつけて、

言い出せるなり。

花に鳴くうぐいす、水にすむかはづの声を聞けば、

生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける。

力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、

男女の仲をも和らげ、たけき武人の心をも慰むるは歌なり。』
体が自分でどうしようもなくなった時、弱った時、過去に二度歌で救われたことがあります。
~一緒に詩吟を楽しみませんかの声にさそわれて~

まほろばの自然食品店の二階で初めて先生にお会いし、

吟を聞いた時は全身に電気がはしったような衝撃をうけました。
昨年八月まほろばの二階ホールで、福田さんというプロのチェンバロ奏者の演奏を聞いて、

子宮が鼓動しました。

けれど仙骨と頭が同時に響いたのは東峰先生が初めてです。

先生は私に命の風を送って下さった。

歌は私の原動力だとやっと気づかされました。
以前ベルカント発声法を一年ほど習っていたのですが、

その先生も頭上から雷雨が落ちるかと思うほどのエネルギーの方だったのですが、

腰から下は響きませんでした。

橋本先生は仙骨と眉間の骨が同時に震動して驚きました。

これが本当のベルカント!すばらしい!
昔の方の生き方を学び、響きを通して真善美を感じ、大

先輩の方々と一緒に合吟させて頂けることで幸せを感じ、

そして橋本先生に出逢わせていただけたことに深く感謝し、

一生懸命、詩吟を学びたいと思います。

はじめて審査を受けて
何日か過ぎた
今ごろになって
身体がふるえている
大声で吟じた故郷の海辺
早朝雲のすきまから
日が射し込み
光の富士が表われた
十月は自分が自分ではなく
神様に動かされているような
感じだった
先生ありがとう

 

「詩吟に思うこと」
              西豊声会   小野 由紀子

たくさんのご縁を頂き詩吟を始めました。

きっかけは、一年前に聞いた録音された吟でした。
忘れられない不思議な吟でした。
昨年、いつもお世話になっている自然食品の店、まほろばさんにて、

詩吟を体験できると知り参加しました。

聞くだけのつもりがいつの間にか詠うことになり、何て楽しいのだろうと思いました。

久しく感じたことのない感覚に身体全体が喜んでいました。

同時に、続けられるだろうかと迷いも生じましたが、

東峰先生の詩吟を伝えてゆくという熱い想いと志に心打たれ、向き合ってゆく決意に変わりました。
そこから始まったお付き合いは、辛抱強く指導して下さる、

先生のお人柄によるものと心から感謝しています。

全くの素人に、素晴らしい発声方法を教えて下さり心も身体も元気いっぱいです。
先生の的確な指導を実行できた時には、自分ではないような声の響きに嬉しくなります。

最近、声の様子に厳しい娘から「今の良かったよ」と認められたこともありました。

娘は、小さな真実を知る教師です。

詩吟を始めて、気づいたことがあります。

自分は何も知らないんだなということに。

知っているつもりで、景色の、そこだけを見ていたことに。

だから苦しくなった。

心の在り方に気づき始めたら、見えてくる景色は美しかった。

何故だろうか、忘れられないあの響き。
懐かしさが深いところから呼びかけてくる。

内に、真っすぐに、揺るぎなきものを伝え、残っていってくれた吟。
強い風に吹かれて、自分を見失いそうな時、いつも私を呼び戻してくれている。
いつか、そんな吟が私にも宿ってくれることを夢見ています。

http://homepage2.nifty.com/SHIGIN/homepage/honbu.html