まほろばblog

Archive for 9月, 2012

「ぽのぽのマーチ」と「ほのぼのマルシェ」

日曜日, 9月 30th, 2012

後藤さん、ご来店!

日曜日, 9月 30th, 2012

先日、韓国の後藤吉助さんが、突然来店されました。

大相撲の蔵前国技館で「日韓友好海苔」を売られているためである。

『倭詩』が発刊されたので、急遽、羽田から千歳の便に飛び乗って来道されたという。

お会いしたのは、ものの10分ほどの短い間であった。

そのために、わざわざ足を伸ばせるものであろうか、後藤さんの赤心に又もや、涙した。

今、竹島問題で、彼の地で暮らすのは大変で、今までつきあってきた業者や隣近所が、

急に冷たくなって、よそよそしくなってしまったという。

日韓の軋轢は、現場では相当苛烈を極めているらしい。

何とも、心苦しい。

それでもこれにめげず私に触発されたのか、

後藤さん、ご自分の半生を本にしたいと意欲的である。

早速、同じ出版のIDPさんを紹介し、和泉社長とお会いしたという。

何でも、現場を見て欲しいということで、韓国取材に相成ったとか。

きっと素晴らしい内容の半生記が上梓されることでしょう。

ますますのご活躍を祈るばかりです。

(小雨けぶる中、名残惜しい、お別れでした。)

サバ異変!

土曜日, 9月 29th, 2012

秋口に獲れる道産の「さば」は、毎年、2、3回の市場入荷で終了する。

ところが、今年は異常なほど、毎日のように水揚げされ、セリ落とされる。

道東・釧路沖の脂の乗りは、他の比でなく抜群の旨さだ。

だから、まほろばでも「〆さば」に加工して、毎日のように店出ししている。

なんでも海水温が平年の4.6度も高い22.5度の最高記録だそうで、

プランクトンが繁茂し、格好の餌場になって南下しないらしい。

さんまもご他聞に漏れず、三陸にはなかなか下らず、

初期の不漁を挽回している。

ここ何日かで、急速に秋の気配がして来て、

心配の鮭の母川帰りも、万度に近く戻って来ているという。

ホッと、胸を撫で下ろす。

自然界のこういう変化、ダイナミズムで、大きいうねりが、

人間も、世界も活性化してゆくのだろう。

変化の中に常道を観たい。

まほろばでは、年末オリジナル「〆さば」「開きサバ」を企画している。

「ブックル ドレイユ」大貫さんCD

土曜日, 9月 29th, 2012

フランス語でイアリングという意味のタイトル「ブックル ドレイユ」のCDアルバム。

聞けば、あの「Sall we dance?」から始まって、聞きなれた彼女の名曲が、

イアリングのキラメキのように、ちりばめられています。

それぞれが、キラキラと固有の輝きを放ちながら。

何か、ホット息抜きに聴くのには最高ですね。

今、店内にかけていますが、パーと空気が和らいで店内が明るく変わります。

大貫さんが送ってくださった自選の名曲・名アルバムもあなたのおそばに、どうぞ・・・・・。

(まほろば 扱い ¥3.000)

 「紙芝居は我が命」

土曜日, 9月 29th, 2012

        杉浦貞(プロ街頭紙芝居師)

                『致知』2012年10月号
                      致知随想より

└─────────────────────────────────┘

まだ誰もいない公園を背に、
よく音のとおる拍子木を打ちながら街を回る。

二十分もすれば、子供たちが公園に集まり出す。
子供たちが自らの感覚で小さい子は前、
大きい子は後ろの順で座りだせば、
いよいよ街頭紙芝居の始まりだ。

街頭紙芝居は、マンガ一巻、続き物の物語一巻、
最後にとんちクイズ十問が出て、
正解者は水飴券がもらえるという決まりで行われる。

もっとも紙芝居はただ子供たちを喜ばせればよいと
いうものではない。

例えば水飴券は一週間後にしか使えないため、
その間子供たちには我慢することを教えている。

また、クイズでの「ハイ」の返事は、
私の目を見てしないとやり直しをさせている。
元気な返事が子供たちの自立心を育て、
友達関係を良好に築く原点となるのだ。

私はプロの街頭紙芝居師としてこの道三十二年、
毎週十二か所以上、年間六百回以上紙芝居を
上演することを生活のためのノルマとしてきた。

しかも駄菓子の値段を三十二年間、
一度も値上げすることなく一律五十円を守り続けているのだ。

だが最盛期だった昭和三十年代に
紙芝居師が全国に五万人いたのもいまは昔。

現在、紙芝居で生計を立てているプロの街頭紙芝居師は
八十一歳になる私一人のみだが、
二百年の歴史を持つ紙芝居という、
日本独自の文化を担っているという気負いはない。

むしろいまの仕事は我が天分であり、
楽しくてやめられないというのが本音だ。

初めて街頭紙芝居を見たのは二十歳の時だった。
石川県羽咋市という田舎から身一つで大阪に出てきた私は、
その日も日雇いの仕事を終え、
大道芸が並ぶ盛り場をあてもなく歩いていた。

ふと広場の片隅に年配の老人が子供や婦人たちを集めて
何かをしているのに気がついた。
聞けば紙芝居屋といって、いっぱしの職業だという。

肉体労働だけが生きる道だと考えていた自分には、
口先一つで生活ができると知った時の
驚きと感動はいまも忘れられない。

紙芝居師を志したのは勤めていた会社が
倒産する一年前、四十八歳の時だった。

すでに紙芝居師は街からほとんど姿を消していたが、
かつて二十歳の時に大阪で偶然出会っていた
紙芝居への潜在意識に火がついたのだ。

最初は祝祭日に知人から道具一式を借り、
家から遠く離れた公園で見よう見まねで上演した。

当時紙芝居師は乞食の一つ上と蔑視され、
家族は私が近所で紙芝居を演ずることを嫌がったからだ。
そんな最中に会社が倒産。

過去二度倒産の憂き目を味わった私にとって
新たな職探しは気が重く、
その反動からかますます紙芝居にのめり込んだ。

だが失業保険が切れる頃になると、
家族の強い反対もあって焦りが募り、
職探しで紙芝居を一週間ほど休んだことがあった。

すると街で私を見つけた子供たちが
しきりに紙芝居をせがんでくる。

いつの間にか、子供たちとの間に仲間意識が芽生えていたのだ。
私の紙芝居を待つ子供たちがいる――。

この瞬間、腹が決まった。

「明日必ず行くから待っとれ!」。

紙芝居屋として生きていこうという
強烈な人生の決断が生まれたのだ。

しかし現実は厳しい。
私の収入が減ったため、妻はパートに、
そして子供二人は高校生になると
バイトに出ざるを得なくなった。

将来への不安が常につきまとい、
それまでの温かい家庭の雰囲気は消え、
殺伐とした空気が漂うようになった。

さらに追い討ちをかけるように、
紙芝居に子供が集まらなくなってきた。

いま思えば紙芝居がマンネリ化していたのだが、
それでも雨さえ降らなければ
毎日、毎日公園へと夢中で出掛けていった。

一月下旬、その日は朝から雪だったが、
午後から急に晴れ間が差すとすぐに街中へ飛び出す。

しかし、目指す市営団地の広場には
雪が積もり誰も集まらない。

いたたまれない気持ちでその場を去ろうとした時、
一人の女の子が自転車置き場の隅からそっと現れた。

私の顔をじっと見つめ、

「おっちゃん、水飴ちょうだい」

と百円玉を差し出してきた。

私は自分が惨めでしょうがなかったが
しぶしぶ水飴をつくった。

そしてもう一本水飴を求めたその子に
「おっちゃん、ご飯食べられるんか」と言われた時には、
私のさもしい心が見透かされてしまったように感じ、
逃げるようにその場を後にした。

その子のことが頭から離れぬままに
十日ほど過ぎただろうか。

ふと自分は心のどこかで子供たち相手の商売を
馬鹿にしていたことに気がついた。

お菓子を買ってくれるのは大人ではなく子供たちなのだ。
自分たちの仲間だと思って対等な気持ちで
水飴を買ってくれる子供たちは、
私の生活の神様なのだ。

そう閃いた瞬間、心が晴れ晴れとして気持ちが
どんどん前向きになるのを感じた。
そして子供たちが喜んでくれることだけを
四六時中考え続けるようになって、
俄然紙芝居が面白くなってきた。

それからは「村田兆治物語」など
意欲的に新しい紙芝居の題材にも取り組んだ。

今年二月には新作「応答せよはやぶさ」を持って、
毎月一週間、東北三県の復興支援ボランティア紙芝居を実践し、
老人や子供たちに諦めない心の大切さと
生きる勇気や感動を伝えている。

きょうも街のいつもの広場や公園で
拍子木を合図に私の紙芝居が始まる。

辛いことは幾度もあったが、
紙芝居師としての自負心や楽しさと、
溢れる感性を武器にその時その時の道を切り開いてきた。

プロ紙芝居師とは、子供たちとの友情を創造し、
深め合える神聖な職業だ。

そして仕事を通じて人格を磨き高め、
紙芝居道の確立に命を燃やすことが私の生きる道なのである。

ついに畑に!

金曜日, 9月 28th, 2012

昨日の朝、福田君が事務所に来るなり、

「これ、クマの毛です」とそれを差し出した。

とうとう福田君の畑のとうきびが荒らされ、ほとんど食われたらしい。

その食いさしのとうきびに、毛が付いていた。

まほろば農園では、今年幸か不幸か、とうきびを作らなかったので、

被害がなく、ほかの作物も今のところ大丈夫だ。

近所の農家で目視した人も少なからず居て、人影を見ても動じた様子もないらしい。

春からの干魃で、木の実木の実が少なく、クマも餌がなく大変だ。

それにしても、人に危害がなければ良いが、ここ毎日出没しているので、怖い。

皆、一人作業なので、いつ遭遇するかもしれないので、要注意だ。

ここのところ、朝晩急に涼しくなり、秋は短く、冬は駆け足で訪れるのだろう。

「国井仏画展」in名古屋

木曜日, 9月 27th, 2012

国井さんからのメッセージ!

道外初の個展を、名古屋で開催することになりました。

中部地方の方々で、ご興味のある方は、是非足をお運び下さい。

6日間(土・日・祝)の長期開催ですので、沢山の皆様に一時楽しんで戴けたら、

たいへん嬉しく思います。

お待ち申し上げております。

http://kuniiyukiko.petit.cc/

日本経済新聞に『倭詩』が!

木曜日, 9月 27th, 2012

日本経済新聞の全国版一面に『倭詩』広告が掲載されました。(9.24)

静かに売れて行っているようです。

「to do goodの前に、to be good」

木曜日, 9月 27th, 2012

             牛尾治朗(ウシオ電機会長)

                『致知』2012年10月号
                 特集「心を高める 運命を伸ばす」より

└─────────────────────────────────┘

  大変有り難いことに、私の家は祖父の代より
  安岡正篤先生と親交があり、父は師友会の神戸の責任者をしていた。

 そのため安岡先生が関西にいらっしゃる時は
 私の家が定宿になっていて、幼い頃からお会いする機会に恵まれた。

 大学四年になり、私は海外で仕事をして
 見聞を広めたいという思いから、
 就職先には海外支店の多かった
 東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)を選んだ。

 しかしある時、
「最終的に就職を決める前に安岡先生のお話を伺うように」
 と父に言われ、私は安岡先生をお訪ねしたことがある。

 私が今後の抱負をひとしきり述べると、
 安岡先生は私を見つめながら次のようにおっしゃった。

「to do goodを考える前に、
 to be goodを目指しなさい」

 この一言は衝撃だった。

 それまで私は、あれをしたい、これをしたいと、
「to do good」ばかりを考えていた。

 そうではなく、「to be good」。

 つまり、よりよくあろうと自分を修める。
 その軸がしっかりしていなければ何もできないし、
 何者にもなり得ないのだと痛感させられた。

 それ以来、私は事あるごとに、
「to do goodの前に、to be good」と反芻し、
 自身を戒めてきた。

 今日なんとか格好のつく生き方ができているのは、
 人間としてのあり方の根本を
 安岡先生にご教授いただいた賜物であろう。

上賀茂、練り歩き!

木曜日, 9月 27th, 2012

うさぶろうさんから、お誘いを受けている「上賀茂練り歩き」。

今のところ、行けたら行く、との状況。

丁度、10月の売り出しに重なりますね。

ここに、「うさと」さんのご案内を掲載します。

                                              2012年9月21日

10月7日上賀茂神社で開催される舞楽とファッションショー当日まで、もうすぐとなって参りました。
おかげさまで指定席も残りわずか。指定席が無くなった場合は、立ち見の自由席となりますので
お早目の申し込みをお待ちしております!

さて、以前ちらりとお知らせしておりました練り歩きの詳細が決まりました!
「新しい風 by Creation」の本番前に賀茂別雷神社(上賀茂神社)末社 半木神社より
イベント会場まで出演者をはじめイベント関係者が練り歩きます♪

京都府立植物園内にある半木神社は、古来より織物の神様を祀る神社として鎮座しておりました。
タイやラオス、日本の伝統的な織物よりうまれる洋服のショーを催すにあたり
京織物発祥の地である半木神社に参拝し、その後、植物園内より上賀茂神社へ
お菓子やプレゼント引換券を配りながら進んで行きます。

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引換券は16:30から会場受付にて洋服のハギレで作ったぬいぐるみと交換させていただきます。
17:00より開催の「新しい風 by Creation」のご参加もお待ちしております。
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※各ポイント通過予定時刻は以下となります。
近隣にお住まいの方は、ぜひ沿道までお越しいただきご覧ください!

・京都府立植物園北山門 10:30出発
・北山大橋付近     10:45頃
・上賀茂橋付近     11:00頃
・上賀茂社家町付近   11:15頃

 

おまちしておりま~す♪