「人の三倍働くには?」
1月 21st, 2012
西堀 榮三郎 (理学博士)
『致知』1981年9月号
連載「わが人生の師」より
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私は“十年一節(ひとふし)説”という考え方を持っている。
人間の一生で、脂が乗って仕事のできる期間を三十年とすると、
まず十年間でその道の一流というか第一人者にならねばいけない。
十年経ったら次のフィールド(分野)に移る。
自分の一生で、三十年かけて一流になる人はけっこういる。
それを十年間で仕上げるわけだ。
そのためには、人の三倍は努力しなくてはならない。
しかし、一つ成しとげていると、
そこで身につけたものは次の十年間でも大いに役立つ。
いっそう能率を上げることができる。
人の三倍も時間を有効に使う、
自分の持てるエネルギーを人の三倍に活用するには、
どう心掛ければよいか。
それは、物事をイヤイヤしないことである。
楽しい、楽しいと思ってやれば、
三倍やっても精神的には疲れない。
肉体的に疲れないようにするためには、
自分をリズムに乗せればいいのであって、
ダンスでもするつもりでやることである。
これが、人の三倍やるコツである。
特に気をつかわねばならないことは、
取りこし苦労をしないこと、
なかでも疑心暗鬼は一番ソンなことだ。
いちじるしく能率を下げる。
これをやめるならば、まず心身ともに三倍の力が出てくる。





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