まほろばblog

Archive for 5月 4th, 2017

現代の「花咲か爺さん」!!

木曜日, 5月 4th, 2017

ハ芳園 1

私の幼馴染のお寺の大古木が、ある人を介して見事再生されたとのことで、

東京白金台、大久保彦左衛門屋敷跡の八芳園に案内された。

そこの生き生きと蘇った庭園は目にまばゆく、鯉は悠々と泳いでいる。

八芳園 2

 

「現代の花咲か爺さん」と呼ばれた福楽(ふくら)善康氏。

名からしてめでたし、めでたし。

何と、今日まで6000本の枯木を蘇らせたというから尋常ではない。

 

全国の名立たる大庭園、古城から神社仏閣に至るまで、その神技は並大抵ではない。

800年もの国指定の天然記念物の石戸の蒲櫻や世界遺産の天竜寺の櫻、仁和寺の松、

金閣・銀閣、平等院、大徳寺の木々、兼六園のケヤキ、

もう枚挙に暇のないほど銘木・古木を再生して来られた。

 

八芳園 3

 

そして、あの小説家佐藤愛子さんの櫻も、ヒコバエから見事に再生。

いつか彼女もこの奇跡を、『九十歳。何がめでたい』に続いて筆を起こすかもしれない。

世界盆栽オリンピック大会とも関わりの深い樹医の中の樹医である。

 

福楽先生

 

元より、生家は味噌・醤油・麹屋さんの老舗。

その神秘の一端をお聞きして、何かに繋がる思いでいる今である。

りんごの定植

木曜日, 5月 4th, 2017

DSC_0588

 

この春5月に、札幌山の手の「斎藤リンゴ園」の『マッカム』のリンゴ苗を

仁木の農園に植える予定でした。

昨年から、斎藤さんが接ぎ木して下さっておりました。

しかし、状態を見て、秋に植え替えをすることになりました。

全国にないマッカムは、昨年一個も入荷がありませんでした。

 

継承者のいらっしゃらない斎藤果樹園を、

近所の授産施設が少しずつ引き受けて今日まで来ました。

しかし、80年猶予も経つリンゴの巨木を育てて来られた斎藤さんの

熟練の技、観察眼、昼夜を分かたない愛情と手間暇は、

一朝にして育つものではありません。

多くの木が腐乱病に傷付いているのは、忍びないものがあります。

何本かは、切り倒しておりました。

新芽が、仁木の地で育つことを、夢見て。

 

以下、リンゴと斎藤さんの悲しみを知って・・・・。

http://www.mahoroba-jp.net/about_mahoroba/tayori/oriorino/oriorino2.htm

「精の宿り木」

http://www.mahoroba-jp.net/blog/2007/03/post_13.html

「リンゴ園の跡継ぎ募集」

http://www.mahoroba-jp.net/blog/2008/10/post_367.html

「旨し珍し味道中6、マッカムリンゴ」

小泉先生 まほろば 4 マッカム

 

 

(口にマッカムを頬張る小泉先生)

 

 

 

 

 

 

 

「サンヨネ」さんの三浦社長

木曜日, 5月 4th, 2017

p1

愛知県豊橋市の㈱サンヨネさんの三浦社長が、仁木の農園にわざわざ視察にお越し頂きました。創業が明治25年、何と125年も続く老舗スーパーです。

社是が、「ステキな会社をつくりましょう」。長い歴史の中で、遺った何気ないこの言葉に、重みと深い意味合いを感じます。

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日々、全国各地を視察に回り、直接生産者を訪ね、仕入れをされて、安全安心なより確かな物を、より安く買い易いお手頃価格で提供されて、努力を惜しまない独自路線を歩まれる三浦社長率いるサンヨネさんは、我々の理想の姿、夢の会社だと思います。

p2

昨朝も、早々から仕入れ先の寿都・かねき難波商店さんの小女子の加工現場を視察されてすぐ、農園にお越しになられました。まだ何もない農園ですが、丁度野生の浅葱の収穫を見て行かれました。全国各地で行われている各農法と、その情報を懇切に紹介してくださいます。大変勉強になりました。今後とも、ご指導を仰ぎたいと思います。

三浦社長

その後、農園の近所、私も初めての蕎麦処「こぶし」さんを訪ねました。砥の川の奥、踏み分けて入った山の中にあったのには、正直驚きました。周りの鬱蒼とした木々と山菜の宝庫、元はまほろばの西野で店をやられていたというから、この奇縁にも驚きました。

こぶし