まほろばblog

Archive for the ‘「倭詩/やまとうた」’ Category

今を生きる

木曜日, 11月 28th, 2019

 

「ウンコの実」!?

子どもの頃、食べる果物も少なく、

晩秋ともなれば、オンコの樹に登ってその実を口を真っ赤にして、食べたものだった。

言葉もおぼつかない幼子には、オンコがウンコに聞こえたのだろう。

 

このオンコの樹が、家の門柱になっていて、何でも神様の樹で縁起が良いと聞いていた。

それは「イチイ(一位)の樹」と言われる所以でもあるかも知れぬ。

 

そういえば、数学者の岡潔先生は、道元禅師の語録を引いて、

「現在の一位に住す」と言うことを、度々説かれていた。

過去・現在・未来の時は、今ここに在りと禅の境地を語ったものだろう。

 

確かに、寒天に鮮やかに抜きん出た「オンコの実」に、

「今に生きヨ!」

と、叱咤激励されている初冬の今である。

「腸管造血論」立証ニュース、反響!!

火曜日, 2月 5th, 2019

 

2018年暮れに世界を駆け巡った衝撃のニュースがある。

なんと、『NewsWeek』誌上にて「血球は腸でも生成される」という記事が掲載されたのだ。

これはお茶の水クリニック、森下敬一医学博士や、故・千島喜久男医学博士が提唱してきた「腸管造血論」を立証するものである。

まほろばだより1月号で掲載されたこの記事は、地球環境問題評論家、船瀬俊介氏が主管される「船瀬図書館」でも転載していただき、近年まれにみる反響をいただいているとの事である。

まだご覧いただいていない方は、ぜひ以下リンクから記事をご覧ください。

遂に「腸管造血論」が立証された【春秋の忍、晩冬の實】

2019年、もしかしたら世界の変革はすでに始まっているのかもしれません。

(まほろば編集部)

遂に「腸管造血論」が立証された【春秋の忍、晩冬の實】

錦織り成す【にしきおりなす】

土曜日, 9月 1st, 2018

 

 

秋の恵庭渓谷。

北広島在住の島田さんが寫した晩秋の山の木々。

さまざまな色どりが扱(こ)き交(ま)ざり、「錦秋」「紅葉の錦」を飾る。

まさに「錦織り成す」≪にしきおりなす≫、秋の山々は、他郷では見られない。

 

「下町の男女が錦織り成す人間模様」とも表現されるように、

雑多な人間性が混ざり合う社会もまた、秋の山のように色とりどりであってこそ美しい。

これが時深まるも、緑のみでは、四季折々の風情もない。

世もまた、色々の人あってこそ、情け深い潤いの世間ともなるだろう。

 

恵庭渓谷と言えば、小学生の頃、早朝一人で車を運転して盤尻まで遠出した。

その後、警察に見つかって、父親が謝りに行って許されたという、何とも長閑な60年も昔の話だった。

盤尻と言えば、あの小澤征爾の師、斎藤秀雄先生の弟さんが牧場を開いていた。

そのエピソードを綴った一文を、以前書いたことがある。

http://www.mahoroba-jp.net/about_mahoroba/tayori/oriorino/oriorino4.htm『縁生の不思議』

 

この「錦織り成す」を添え書きした時、島田編集長は、

「テニスの錦織圭、全米オープンで活躍するかもしれませんね」と、一言ポツリ。

「ラーガとターラ」 無限の創造

火曜日, 6月 19th, 2018

16日のW宮下対談。

ジミー宮下さんと宮下とのスリリングでエキサイティングな話は、常識をぶっ飛ばし、実に痛快であった。

ジミーさんのサントゥールと若池敏弘さんのタブラによる地下洞「無限心」の奉納演奏。

そして、対談後の即興演奏、「アワの唄」も、快談の波に乗って皆の心の奥に届いた。

特にラーガ(諧調)とターラ(拍)の遣り取り、組み合わせによる無限の展開に、心は踊った。

ターラの取り方を拍手で、皆にレクチャー。

するとデモンストレーションの曲に、自分も没入する不思議。

俄かに、妙に、楽しくなる。

例えば、七拍子に、十拍子が加わる。

すると循環するうちに、ズレがドンドン生じる。

そのズレが、ズレを呼び、無限で想像外の出会いと離反に、興奮と感興を呼び起こすのだ。

それが、印度音楽の神髄なのだろうか。

時候により、朝晩により、旋法ラーガが変化する。

その数、300以上。

そのラーガとターラが織り成す、無限無数ともいえる組み合わせと創造と再生。

0と無限と言う概念を発見したインド。

その音楽も、古今に変わらず、受け継がれて行く。

正に、千変万化に変化する自然と人生。

それを、生き寫すかのような印度音楽。

ジミーさんや若池さんが、憑りつかれた理由が、今にして分かったような気がする。

 

 

冬爽備

金曜日, 12月 8th, 2017

島田さんから、店内タペストリーの写真が送られて来た。

写真は、岩見沢市色彩館の植物園での「柚子」を撮ったものという。

22日の至も、もうすぐである。

マサカリ南瓜にゆず湯。

邪気を払うやかな香りと食味は、鈍(なまく)らになる身と気を引き締めてくれる。

そんな冬装に欠かせない柑橘のたよりは、年末の風物詩である。

この柚子を見つめていたら「冬爽備」という造語が、思い付いた。

そういえば、冬のバラを同じ音「冬薔薇」ともいう。

「せめて海に散れ想いが届かば、せめて海に咲け心の冬薔薇」とある映画「連合艦隊」の主題歌『群青』。

群青の海に散っていった親子と、もう一組の兄弟と二つの物語。

谷村新司の曲に、多くの人が涙した。

自著「倭詩」の『国の抗い、食の和み」を『群青』を流しながら、読んで頂きたい。

国を守らんとして海に没した英霊に、この厳冬の寒空の中、祈りを捧げたい。

歳末市、大〆市、酉の市に向け、新しき歳を迎えられるこの身の幸いを、爽やかにも謹んで感謝したい。

#2 大貫妙子さんの食観

木曜日, 10月 12th, 2017

第一回「大貫妙子札幌ライフ」に続いての2回目。

今回は、食についての愉快なお話。

まほろばオリジナルみそ「へうげ味噌」や

天然だし「イイお嫁さんの素」についての

オモシロ、オカシイ由来話の数々。

そして、2015年に発売されたアルバムTINTについて。

素敵な仲間たちのお話。

最後に明かされる三角山放送局の杉澤社長から、

何と和寒町で小学6年生からの大ファンであったこと。

こんな身近に隠れオタク(失礼!)がいらしたとは、ビックリ!!

全国に根強くも息の長いファンがいらして、大貫さんは幸せですね。

大貫妙子札幌ライフ2回目 (クリックして下さい)

 

「へうげ味噌」

SONY DSC

「私は誰でしょう?」

「ハイ、私は『イイお嫁さんの素』でした!!」

 

「イイお嫁さんの素」の命名と、コマーシャル用写真までOKして下さって、幸せなスタートを飾ることが出来ました。

何から何まで、ありがとうございました。

 

 

彼女は一回一回にイノチを削りながら歌う。

「このままだと死んでしまう」と、ふと漏らされた。

その心境に、彼女の生きざまを見た思いがする。

イノチと差し替えに、見えざる答えを求める。

お通の鶴が毛をむしって恩返しするように、

ストイックに自己を彫琢し、頑なまでも何処までも追い込む。

いい加減に出来ない・・・・だから、浮き沈みの激しい芸能界で、

40年もやって来られたのだと、思う。

すごい、こと。

そして、食べものにすごく氣を使っていらっしゃる。

この声は、食べものの化身。

その食べものをいい加減にして、その声を、お客様に聞かせるなんて失礼!

清浄な物、いのちある物を食してこそ、その歌は、その声は、本物になる。

ここまで、徹底している歌手が他にいるだろうか。

その誠実さに、ただただ、敬服するのみです。

そのイノチの結晶の数々……

 

 

第2回目「大貫妙子さっぽろライフ」から

1、「横顔」Boucles d’oreilles ブックル ドレイユ

2、「愛しきあなたへ」TINT 大貫妙子&小松亮太

3、「春の手紙」Anthology アンソロジー

4、「dreamlandドリームランド

 

最後に、お父様健一郎氏のお話が……。

画面でご対面!!

#1 大貫妙子さんの音楽観

木曜日, 10月 12th, 2017

トークセッション「いのちの時間」が急遽中止になり申し訳ございませんでした。

そこで、2015年5月に、札幌西区の「三角山放送局」で行われた

「大貫妙子札幌ライフ」を、公開させて頂きます。

大貫さんと三角山の杉澤社長と私の鼎談風の会話を、気楽にお聞きください。

大貫妙子札幌ライフ1回目(クリックして下さい)

● 大貫さんとの出会い、そしてまほろばとの出会いから、

大貫さんの音楽への思い入れや映画のこと、旅のこと、

そしてハイエナの話まで、飛び出して来て、

和やかで楽しいひと時でした。

● なお、途中の音楽は著作権上、挿入できませんでした。

曲名とアルバム名を列記しましたので、CDかネットで、

お話に合わせて、お楽しみください。

 

 

1、「風花」 ensembleアンサンブル

2、「ベジタブル」 copineコパン

3、東芝日曜劇場 「いつまでも」

4、「色彩都市」 Clichéクリシェ

5、「風の旅人」 ATTRACTIONアトラクシオン

大貫さんとの対話

土曜日, 10月 7th, 2017

2015年5月に、三角山放送局で収録、放送されました、「大貫妙子SAPPOROライフ」を、大貫さん、三角山さんの許可をいただきお届けします。

尚、楽曲につきましては著作権の関係でカットさせて頂いております。何卒了承くださいませ。

大貫妙子札幌ライフ1回目

大貫妙子札幌ライフ2回目

 

大貫妙子さんの御父、生還特攻隊員の苦悩

月曜日, 9月 25th, 2017

 

「続倭詩」の第23章『散華の海、帰郷の山』。

これは大貫妙子さんの御父、大貫健一郎氏の生き残り特攻隊員としての半生の苦悩を書いたものである。

国民のほとんどが、死地に向かった特攻隊員は、みな潔く南の海に散って行ったものと思い込んでいた。

だが、その半数は、何と国土に戻っていたのだ。

健一郎氏を待っていたのは、生き地獄の牢獄「振武寮」であった。

そこで行われたものは、何であったか。

そして、それよりも何故、非道の特攻隊が発案され、実行に移されたのか。

それを、戦後70年経った我々国民は知るべき時に来ている。

そこを大貫妙子さんは、戦後失われた日本人としての生き方、

「覚悟を持つ」ことと静かに語る。

彼女の「空蝉の夏」を底本にした『散華の海、帰郷の山』を是非読まれたい。

またNHKドキュメント「振武寮の実態」をも合わせて観られたい。

 

紅い手かざし

土曜日, 9月 23rd, 2017

 

秋の吊りもの。

紅葉色の葉に添えた言葉「紅い手かざし」。

手かざしと言えばある種、宗教的行為を連想する。

ちなみに、野口晴哉師の整体に、「愉気(ゆき)」という行法がある。

掌に気を集中させ、相手にかざすと、元気が賦活するというもの。

師がこれを用いると宗教になることを諌めた、とか。

たしかに、手当と言おうか、手かざしと言おうか、あるようではあるが・・・・。

しかし、そういうことより、私が一番先に思い浮かべるのは、

やはり、母の手かざしと言おうか、手当であった。

「お腹がいたい!」と言えば、

母が飛んで来て、手でさすると、不思議に治っていた。

それは、母と繋がっていたいという要求が、そうさせていたので、

実際、触られて一体感を確かめると、それだけで何事もなくなる。

自然は、いつも無数の手を広げて、我々を受け入れて、そして癒してくれている。

秋の紅葉もまた、赤ん坊の紅葉の掌のように広げて、温めてくれる。

何を温めている?

そう、冷え切った人の心、凍てついた世を温めようと、

自然は紅々と燃えて、絶望を希望に変えようと働いてくれている。