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2010年10月29日

●夫婦口論

まほろばの事務所に、毎朝それは欠かさず定期便で、
神戸の鳥本逸子さんからFAXが届く。
朝3時頃に起きて、ご主人のお弁当を拵(こしら)えて、
5時には送り出す。

そこで一服されて、
おもむろにペンを走らせ、
まほろばのみんなに心の近況を綴る。
それで私達も元気を頂くし、鳥本さんも元気になられるという。

彼女の脳挫傷からの「奇跡の生還」は、小冊子でご存知の方も多い。
「エリクサー」をまるで神さまみたいに大切に思われて、毎日、
「無限心球・結」ちゃんと共に「mahoパワー」と呼んで、どんどん元気になられた。
もうダメか、と一時思われた瀕死の重症から蘇った姿は少女のようだった。

最近、彼の三浦・曽野ご夫妻のご本にいたく感銘を受けられたらしい。
私は、あまり曽野さんのものは、読んだ事がないが、
彼女の歯に衣を着せぬ物言いには、何時も胸がすく思いでいる。
文壇に登場した50年ほど前だろうか、父が美貌の曽野ファンで、
よく本を読んでいた姿が懐かしい。

鳥本さんの、その日のFAX便を紹介したい。

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追伸

ごめんなさい、書かせてくださいませ。
三浦朱門、曽野綾子ご夫婦のご本で、
「夫婦口論」という本に出会いました。

私は10代の頃から綾子さんのファンで、主人も
ご夫妻のおしゃること書かれていることは、
「まっとう」だと申しています。
ただ一番気に入ったらしく、つい、そこを指摘します。
その中に、夫婦の生き方、哲学と言う章があって、

「結婚生活の幸せとは何かと考えた場合、
基本的な健康や生活が成り立つことは、
確かに大切だけれど、その次になると、
毎日楽しくおしゃべりできることだと思う。

女房がひたすらしゃべりまくって、
夫が聞き役に回る。
その反対もありますけど、
そういうのは一種のいい調和ですね。

外界から入ってくるもの対する人生の
一種の消化器官なんです、家庭というのは。
入ってきて、そのままだったら下痢してしまうけど。

ビフィズス菌みたいなのが家庭にいてしゃべってるうちに、
それがいい具合に栄養ににしてくれるわけ。
私はそれが結婚の機能だという気がする」

と綾子さんが書かれているのに大いに氣をよくして、
私は主人に朗読! そしたら、
「たまには間違ったことも書く」と!
ここで二人で大笑い!

もう一言、主人、
「過ぎたるは(私のおしゃべり)及ばざるがナントカ」デスと。
いかがでしょうか。私は、
「おしゃべりisエネルギー!」と宣言してます、ウフフ・・・。

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またおじゃまFAX・・・・・
この間、ご紹介したご本『夫婦口論』の中で、曽野綾子さんが、

「人生ってね、何でも『しなきゃならない』と思うと辛くなるんですね。
『やってみよう』と思えば、どんなことも道楽になる。

心がけ一つで全然違います。
自分が主体になれば面白がられるし、
その分だけ自由になるんです」

と、書かれています。
お掃除もお料理も・・・・楽しく!!ウフフです。
ごめんなさいませ。

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夫婦の会話が無くなると、離婚率が高くなるとの統計があるらしい。
私の場合、会社でも家でも、同じ内容で取り留めなく話が続く。
それにしても、盛んにしゃべりまくり(失礼!)、黙って聞くご夫婦を
想像すると、いかにもほほえましくて、思わずニコッとしてしまう。

お幸せなお二人に盛大なる拍手!!を送りたいところ。
二通目のお話は、禅では『随処に主になる』と言うことだろうか。
主体的に何事にも取り組む、真剣に、一所懸命あたる。
そうすると自他の境が消えて、一体になり、楽しくなる、嬉しくなる。

禅とは、小難しいことでなく、きっとそんな生活のコツと言おうか、不思議なのだろう。
その気付きは、案外誰もが経験することで、
そこから生き生きした人生の窓口が開けたら、これに越したことはない。
まぁー、理屈抜きに仕事をして、考えずに今を精一杯!、
という答えしか返って来ない・・・・。

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