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2011年02月11日

●『いのちの林檎』上映会

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   ドキュメンタリー映画『いのちの林檎ムを上映したいと思ったのか 
         お伝えさせて頂きたいと思います。

初めまして。畠山敦子と申します。

私が、化学物質過敏症(以下、CS)・電磁波過敏症(以下、ES)を
発症したのは2009年の夏。
建物の増改築が発症の引き金になりました。

ですが、それだけが原因ではないと思っています。

自分が発症するまでは名前も知らない病名でした。
このような体になってしまった事で、今の世の中、一般的に思っている
"普通"が"異常"である事に気がつかせてもらえました。
水道の水が飲めなくなり、スーパーに売っている商品がほとんど食べられない。
自然食品の店で扱っている商品でも食べる事が出来ないものだってあります。

今まで自分が送ってきた目常生活はなんだったのか…と苦しみの中で
ぶつける先がないこの現状を理解できない時間を過ごしました。

2010年11月位から少しづつ体が動かせるようになり、
人との約東が出来るようになってきました。
働く事もまだ出来ないであろう私ができる事は…
この現状を知って欲しい・気づいて欲しい
という想いを形にするために映画の上映をしたいと思ったのです。

ただ…見るだけが目的ではありません。

北海道は化学物質過敏症の発症率が高いとも言われています。
寒さのためか換気の習慣がない地域がら住環境の影響が
強く発症する人が多いとも考えられているようです。

北海道はこれだけ大きくて美味しい物がたくさん。
…なのに、何故食べる事が出来ないの?

北海道は空気がキレイって言われるのに…
何故私は息が吸えなくなるの?

あれのせい…これのせい…
そんな事言っていたって仕方がない。
誰も悪い環境にしようと思って今の時代を作り上げてきた訳ではありませんから。
良い事だってたくさんあるのだから歩み寄ろうとする
心を持つ事だって大切だと思っています。

でも、すぐには化学物質はなくならない…電磁波だってなくならない…

この世の中が変わらない限り,
化学物質過敏症・電磁波過敏症は増え続けると思います。
この現状を知って欲しい!
他人事ではないこの現実を。

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         **私の夢**

CS・ES発症者のためのシェルター的な場所が欲しい。
ただ…逃げ込む場所ではない。

そんな空間で時間を過ごせる場所が欲しい。
安心して入る事が出来る土地に建物。
安心して飲める水・安心して食べられる食材。
レストラン・喫茶があったり、太極拳・ヨガなど体力づくりが出来る場所もあり…
温泉・陶板浴なんてあったり。

そしてそこで働く人はCS・ES発症者。
時間がかかりながらもある程度体力的に戻ってきてもすぐには世の中に戻っていけない。
最初は1週間に、時間でもいい。しっかり働く。
そうやって自分が戻っていくべき場所へつながるための
中間地点のような場所であって欲しい。

そこが最終地点ではない。
ただの逃げ込むシェルターではなく…
自分が戻るべき場所へ必ず戻れるように。

発症者にとっても理解してもらえる人が少ないから
…そこに行けばわかってくれる人がいる。
時間はかかるかもしれないけれどそこで働いている人の姿を見る事で
自分も必ず元気になれることを目標にできる。

そんな空間が欲しいって思っています。

このまま今の世の中が変わらないで進んでしまったら…
今の子供たちに未来はあるのか…。
子供たちの明るい未来につながるためには…
今、私たちが何か気がつかなければならないと思います。

そのきっかけ作りになって欲しいと思い、
『いのちの林檎』を上映しようと思いました。

赤字になったら自腹を切る事になるかもしれない。
何人もの人にそんなバカな事やめるべきだ。
・・・と、言われました。

でも、それでもやるべき事だと思ったから…

“化学物質過敏症"と“電磁波過敏症"を発症した私だから…
今の私だからできる事をしたいと思いました。

"今の私だから"できることだと思って…

                               2010年12月20日
                                    畠山 敦子

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