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2010年08月07日

●立秋あれこれ

今日は立秋。
だが季は名のみだけで、朝からの蒸し暑さは連日変わらず。
午後の昼下がり、通り風が窓に一陣吹いた。.
それは、既に秋の寂しさを語っていた。

夕刻より、時折豪雨が軒を叩く。
深夜、降り止まぬ雨が屋根を叩く。
昨日までの暑さが嘘のように、一転して秋の気配が辺りを支配する。
変わり目は何でも、そうかもしれない、静かに、時に激しく。

微かに、それは微かに変化していることに気づかない。
だが、ある時を境に、亀裂を起こし、対岸との別れに驚く。
時も、物も、人も、あらゆる事象は確実に姿を変えて、移ろい行く。
とは言え、まだまだ残暑は続き、お盆も控えている。

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全ては、過去の残影を隠しながら、次なる息遣いを聞きつけている。
何時の間にか、人は老い、物は朽ち、運は衰える。
だが、その影には、次なる若さも、出会いも、歓びも待ち侘びている。
人生も、自然も、大いなる呼吸の中で出入りしているに過ぎなかった。

全てはそうなのだから、自分独りが取り残されているのではないのだから・・・・・

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