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2010年07月24日

●「発酵の辺り、機心の触り」と小泉先生

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「森下自然医学」8月号が届きました。
今回の「北の空から」は『発酵の辺(あた)り、機心の触(さわ)り』と題して、
「発酵仮面」「味確認飛行物体」こと東京農大・小泉武夫名誉教授の事々を中心に、
発酵醸造と手仕事の関わりを綴ってみました。


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8月26日に、第2回の森下・小泉両博士の対談が午後からあり、
私もまた司会役で、馳せ参じます。
ところが、当日夕方から小泉先生のNHK生出演が決まり、急遽午前に変更、
さてもさても相変わらず、お忙しい先生であります。

その冊子で、秋山素子先生が主宰する「俳壇」コーナー。
わが社のゆかりちゃんのお父さんの句が選ばれておりました。

  久方の便りを胸に春かすみ
                (群馬県) 城越 清

 「久しぶりに届いた文です。誰からのものとは記してありません。
手紙のやさしい気配りに、作者の心が穏やかになったのです。
手紙そのものを胸に抱くようにしたのか、便りの中の言葉を、
胸に繰り返しているのか、両方なのかわかりません。
どちらでもかまわないと思います。
季語の生かされた句です。(春霞:春の季語) 秋山素子 」

この手紙の主は、やはりゆかりちゃんでした。
「父の日」に感謝やねぎらいの言葉を綴ったのでしょう。
孝行娘は、遠くにいても父母を忘れず、
親も片時も、子どものことを忘れず、
茫漠たる霞の中に、何か言い知れぬ切なさがありますね。
親って、そんなものです・・・・・・。

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