2008年09月29日

●水の縁

水の縁.jpg
(左から、古宇田、沼田、桐生 各氏)

先日、ブラジルからレオ沼田さんが来店された。
凄い微生物を発見された方、ということで、
ご一緒されたのは、新潟で自然食品店を経営する桐生さん。
セルフヒーリング研究会の奥村さんの長年の友達で、その紹介でお越しになった。

沼田さんは、若くしてブラジルに渡り、
インカなどの古代遺跡の虜になって研究されたという。
地下洞「無限心庵」の造りは、それと酷似していて、作者は皆モンゴリアンだと説かれる。
そして彼地にて、古代シャーマンが伝える秘薬の研究にも没頭して来られた。
だから、私と指向性がとても似ていて、一言一言みな頷いて下さる。

これを知音と言うのだろうか。
そして、世界中に何百万本もの植林をされて緑の復興を夢見られている。
さらに、アマゾンの奥地の水没樹で発見した微生物。
これが高温でも低温でも耐えられる進化増殖菌で、LEO菌と名付られた。
この応用範囲は極めて広い。

とにかく、古代の神秘と生命の不思議大好き人間で、一遍に好きになった。
少年のような澄んだ眼を持った人。
きっと、今後もお付き合いすることになるだろう。

そして、一緒にいらした方は、古宇田幸男理学博士。
何と、水博士。
しかも、近所の円山に住んでおられる。
沼田氏とは、若い頃からの親友だとか。
πウオーターの山下先生について学び、唯一人原液を譲り受けられたとか。
とにかく話が弾むように合ったのは愉快だった。

私は、πウオーターに関しては、余り興味がなく、よく分らない。
しかし、自分なりに独自にやって来た事が、互いに通じるのか、
「こんな近くに、自分と通じる仲間が居たとは、驚き!」と言って
古宇田さんは大層歓ばれた。
学術仲間が大学や各方面にいらっしゃるので、今後の研究が楽しみである。

そんなこんなで、最近毎日のように、色々な方々が出入りして、
縁がどんどん結ばれて、拡がって行く。

それは、拡がり行く無限ハートに、似ている。

沼田氏 実験.jpg
(微生物実験)

2008年09月27日

●その親ありて子あり

あきづき 梨.jpg

今朝入荷した梨は「あきづき」という。
ここ数年見かける新種で、歯ざわりといい、甘さといい、
その瑞々しさは南水以上の格ではなかろうか。
聞けば、彼の幸水、豊水、新高を親としているから、さもありなんと思えた。
このような新種のリンゴなど最近多い。
今日も「トキ」、「彩香」など王林を親とした珍しいリンゴが店に並んでいる。
皆その親ありて、今の子がある。

そうこうしていると、仲買・米内さんの有機の店で
「北海道自然食普及会」の北沢さんにお会いした。
まほろばから仕入れしたいとおっしゃるので車で一緒に帰った。
そして、朝のミーティングで、お話を伺った。

思えば、25年前、普及会さんをはじめ、弘朋さん三健さん夢やさんなどの
先輩がいらして、札幌における自然食の土台を築かれていた。
私たちは、その基礎の上で後学として仕事をさせて戴いている。
あの頃は自然や健康に見向きもしないご時世だっただから、そのご苦労が偲ばれる。
それ故、今日あるを有り難く感謝したい。

普及会 北沢さん.jpg

特に、北沢さんは、今年85歳。
矍鑠として、健康指導にあたられている。
森下敬一博士の主催する国際自然医学会の北海道代表者として、
難病の方々の相談に親身になって載っておられる。
まほろばとは一線を画すものの、目指すところは同じである。

ご高齢にも拘わらず、今日も人助けのために、
奔走されるお姿は尊い。
道の生き証人として、末永きご指導のほどを・・・・・


2008年09月23日

●見えない繋がり

福岡先生 読売新聞.jpg
(葬儀の時、李枝子さんから「お父さんのこと読売に出ますよ」と、言われていた記事)

昨日、お客様の大熊裕子さんと店内で久しぶりにお会いした。
20年近くのお付き合いで、ご夫婦共々今まで様々なご苦労を経て来られた。

会うなり、今月の感謝デーに発刊した故福岡正信先生の事を記した
小冊子『師の死』を読んで涙したと言う。
ご夫婦とも、やはり「わら一本の革命」を読まれて感動し、伊予を訪問されたという。
実家が倉敷で、家内とも同郷のよしみもあって、何か通ずる処があるのかも知れない。

福岡先生との最後のツーショットが良かったと言われたので、
「そうなんですよね。あの時小豆島のヤマヒサさんを訪問した時、
何故か急に行きたくなって訪ねたのですが、それが最後のお別れになったのです」
と言うと、
「えぇ、ヤマヒサさん!水野葉子のこと知っていますか?」
「もちろん、JAS有機認定の検査官で有名な水野さんですよね」
「そうです、彼女、私の従妹で、小さい頃から大の仲良し、何時も一緒に遊んでました。
彼女、度々ヤマヒサさんに行っているので、その話するんです」
「えぇ・・・ ビックリ!」

水野葉子のオーガニックノート.jpg
(水野葉子のオーガニックノート)
http://yoko-leaf.blog.so-net.ne.jp/

水野葉子さんとは面識はないものの、
NPO法人日本オーガニック検査員協会(JOIA)理事長で、
有機関係では知らない人がいないので驚いた。
北海道にはなかなか訪問されることがないらしいが、
大熊さんが何時かまほろばに案内して下さるという。
その時は、農園や店を見て頂いて、色々とご指導に預かろうと今から楽しみにしている。

このように日常茶飯事に、目に見えない何かの繋がりが、
突如、現れる事が多くなって驚いている。

先日も、本当に驚くことがあった。
これは、来月の「折々の書」に認(したた)めたいと思っている。

2008年09月20日

●光の舞踏 U

朝日 エリクサー前 1.jpg

一昨日の「光の舞踏」への反響の大きさに、いささか驚いてしまった。
単なるカメラの作用では、と思っているのだが、
聞く所によると、単にそれだjけではならないらしい。

朝日 エリクサー前 2.jpg

今日のは、エリクサーに当たっている光が変化する様子。
実際には、朝日の光彩はもっと鮮やかだ。
幾重にも周辺に、幾百千万本の強い光を無限に放射している。
成程、仏像の光背があのようであることが納得せられたのだ。
その様子が映らないのが残念。

人生の究極は、光明と言われている。

朝日 エリクサー前.jpg

2008年09月19日

●Organic& Natural EXPO に出展!

EXPO 3.jpg

EXPO 1.jpg
EXPO2.jpg

まほろばが今年のオーガニック&ナチュラル・エクスポに出展する。
5年振りだろうか。
今回は、木曽路物産さんと一緒のブース。

EXPO 5.jpg
(2000年のEXPOにて)

エリクサー水とモンゴル塩で製造されている
共働学舎のラクレットチーズを振舞う。

EXPO 6.jpg

東京近辺の方は、是非東京ビックサイトへお越し下さい。
来週24日(水)〜26日(金)。
まほろばから大橋店長と島田編集長が交代でご案内します。

EXPO 4.jpg

2008年09月18日

●光の舞踏

エリクサー給水場 朝日2.jpg

今朝6時前、仕入れに出かけようとした一瞬、
朝日がエリクサー給水場の前に射したかと思うと、
パァーと店全体が、輝きだしたのにはビックリした。
その時、咄嗟にカメラに収めたが、その雰囲気が伝わったかどうか。

エリクサー給水場 朝日1.jpg

その後、さまざまな光の舞踏があって、息を呑んだ。
その何秒間かのシャッターチャンスを、夢中で押し続けた。
レンズの作用もあるのだろうけど、実視でもその幻想的光景に心奪われた。

エリクサー給水場 朝日3.jpg

2008年09月17日

●ふたたび、母の・・・・

私は、中学二年生の時、母を亡くした。
その頃、TVで齋藤茂吉の短歌が紹介された。
その一篇が、心に鋭く切り裂くように入って来て、立ちすくんだ思い出があった。

斉藤茂吉 生家.jpg

のど赤き 玄鳥ふたつ 屋梁にいて 足乳根の母は 死にたまふなり

【玄鳥(つばくらめ)、屋梁(はり)、足乳根(たらちね)】
[のどの赤い燕が二羽、梁に留まっている。
いま私を生んだ母は死んでいかれるところです]

今まさに、死にゆこうとする母の枕元で茂吉は何を思ったか。
その止まった、厳粛な時間・・・・・

昨日、米内ご夫婦が挨拶に見えられた。
同じ、母を亡くした悲しみは変らねど、
70年も孝行を思いっきり尽くし切った米内さんの顔は、
晴々として神々しくさえあった。
お母様の笑顔が周りに渦巻いているようだった。

同じ燕を題材に、金子みすゞさんも歌っている。
母は子に、何時も一途で悲しい。

私が、エリクサーに「母水」と名付けたのも、
亡き母への郷愁が手伝っていたのかもしれない。

つばめのお母さん.jpg
(▲金子みすゞ記念館に巣をつくっている燕の親子)

燕の母さん

 ついと出ちゃ
    くるっとまわって
    すぐもどる。

    つういと
    すこうし行っちゃ
    また戻る。

    つういつうい、
    横町へ行って
    またもどる。

    出てみても、                   
    出てみても、
    気にかかる、

    おるすの
    赤ちゃん
    気にかかる。