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2011年05月13日

●飼育困難農家から購入引き受け

【新ひだか】三石のパシフィック牧場に福島牛16頭到着 (2011年 5/2)

 新ひだか町三石鳧舞のパシフィック牧場(酒井秀男社長)に4月27日、東日本大震災により福島県南相馬市で被災した黒毛和牛16頭が到着した。福島第1原発の放射線拡散の影響で県内外に疎開を強いられ、和牛の世話をする人がいなくなったため、同社が購入引き受けた。酒井社長は「足腰が強い良い牛で手入れもきちんとされている。売却せざるを得なかった農家の心中を考えると複雑な気持ちだ」と話している。

 同牧場が引き取ったのは、2001年から08年までに生まれた繁殖牛で、いずれも妊娠3〜9カ月。通常は和牛ブランド「福島牛」として出荷されるが、原発事故の影響で飼育困難となり、JAそうまが3月20日から31日にかけて飯舘村の牧場に依頼し、一時的に集められていた。

 その中で今後も飼育が困難な農家から牛の売買の依頼があり、仲介の畜産業者が買取希望者を募集。畜産業者と以前から取引のあったパシフィック牧場は、「こういう支援の仕方もあるのでは」との思いから牛の運搬車1台に積み込むことができる上限の16頭を購入した。購入に際しては被災地支援の意味も込めて売り主の希望価格で買い取ったという。

 購入した牛は26日の積み込み時に保健所職員が放射線量を計測して安全を確認。新ひだか町に到着した牛はさっそく餌を食べ始め、翌日から元気に放牧されている。

 パシフィック牧場では肥育、繁殖牛合わせて400頭ほどを管理しており、同牧場で育った牛は「みついし牛」として出荷されている。


農林水産

原発避難牛、農水省受け入れ要請 「道内が有力候補」 (04/22 09:54)

 農林水産省は、福島第1原発から半径20キロの外側に指定される「計画的避難区域」などで飼育されている牛を避難させるため都道府県に受け入れの要請を始めた。政府が22日に同区域を正式発表することを踏まえ、今後1カ月をめどに受け入れ先を決めたい意向。対象は2万頭程度になる見込みで、同省は広大な飼育環境が確保できる「北海道は有力な候補地」とみている。

 農水省によると現在、同原発から半径20〜30キロの「屋内退避区域」には、農家340戸が約1万頭の乳牛や肉牛を飼育。計画的避難区域などを加えると2万頭程度に上る。

 この地域の農家は、自宅に残って飼育している人のほか、避難先から牛舎に通って餌を与えている人もいる。計画的避難区域が指定されれば、住民は1カ月をめどに避難を始めるよう求められる。

 このため同省は都道府県に牛の受け入れを要請。福島県も県内の農業団体を通じ農家に牛を売却するか、一時的に飼育を委託するのかなど意向を聞く。

 牛の移動の際には、人の放射性物質の除染基準である10万カウント毎分(cpm)を適用し、数値を超えた牛は除染する。輸送費負担をどうするかは未定だが、同省は「原発事故との因果関係があり、東電に請求すべきもの」(畜産振興課)としている。

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これを、どう捉えてゆけばよいのか。
間接的に、体内被曝し、生体濃縮される牛が、道内に出回る。
そして、道内産牛として流通する。
それで、よしとするのか。
それが、本当に彼地の人々を救った事になるのだろうか・・・・・・。

この点については、道東標津の興農ファームの本田代表に聞きたい。
幸い、明後日の中島先生の講演会に同行される。
先生は、茨城大学で教鞭をとられ、
今回の津波・原発事故に関する北関東・東北の農業が、
今後どうなるか、TPPはどうなるか、をお話してくださいます。
差し迫った日本農業畜産がどうなるか、一緒に考えて行きたいと思います。

コメント

私もこのニュースを見て愕然としました。4歳の子供が居るので、今後食べ物の事が本当に心配です。まほろばさんだけがたよりです。本当によろしくお願い致します。

こちらも今読ませていただき愕然としています。
天才!志村どうぶつ園 「牛乳は飲んではいけない」 http://bit.ly/kCqezH
これをみたら 命を粗末にした牛のための乳を飲んで
健康になれるはずはないと思いました。

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