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2011年03月29日

●有岡さんへ祈りを・・・・

札幌出身で、編集者の有岡真さんが倒れて意識不明状態が続いています。
もう長い彼との付き合いの中で、今回のことが残念でなりません。
東西医療の統合を命題として、それこそ心身を賭してのメッセージは
多くの方々の指標となり支えともなりました。

アンドレ・ワイル博士とも親交の深い上野圭一氏や、
多くの先覚の人々との繋がりを結んで下さったのも彼でした。
また、私たちまほろばの事々を全国に紹介して下さったのも彼でした。
同じ音楽好きで傾向も趣味も似て、ライフスタイルも共通の意識があって
帰札の時は、いつも会って、長く話したものでした。

どうぞ、有岡さんが、再びと眼が覚まされますよう、祈ってください。
彼が無事で、再び懐かしい笑顔が見れる日が来ますように・・・・・

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平成19年に廃刊された「Lingkaran/リンカラン」〜心とカラダにやさしい生活〜の
「保存版」が復刊されました。当時、有岡さんが、編集顧問をされていて、
その一文が巻末に掲載されましたので、ご紹介します。
これは日夜、彼を看護し続けている奥様から贈って頂いた物です。

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心とカラダを
大掃除する
ということ                     
                           文・有岡眞

漢方の柱ともいえる考えのひとつに「補寫」の思想がある。

「補」は足りないものを補うことで
「寫」は、たまったものを流すことである。

これが、気功の考え方になると、
気の滞りが病因とされるのは周知のとおりで、
気のつまりをとって流れをよくするのが、主な目的になる。

「補」より「寫」が重視されて目に見えない"気"まで
「流れのいい身体」を目指しているのが気功なのだと言ってもいいだろう。

もともと東洋には、補より寫を重視する文化があった。

身も心もすっきりするのをお清めとし、清めが浄めとされるなかで、
心身浄化の方法が禊ぎとされた。

年神を迎えるために、まず、一年間
ためこんだものを洗い流し、身も心も清める。

良質の玄米菜食をよくかんで味わい、少なく食べ、精進潔斎する。
願をかけて冷水を浴びる水垢離はムリでも、
温冷交替浴で自律神経のバランスをとる。

日本の伝統行事に秘められた深い智恵に倣って、
まず、心と身体の大掃除から始めよう。
この大掃除には、「場」を変えるという方法もある。

原因のわからない不調は、昨今だと電磁波や
シックハウスということもあり得るから、
身も心も洗い清められるようなところに行くのもいい。

滝壷で滝行とまでいかなくてもマイナスイオンを浴びることは可能だ。
リトリート(避難所)のように籠もるだけでなく、
宿便とりに断食道場へ行ったり、ヨガで日頃使わない関節や
筋肉に緩やかな刺激を味わわせてやってもいい。

自分の身体が思うようにならないと気づくだけでも十分な意味がある。
湯治場や岩盤浴で汗を流すのは、まさしく古の智恵そのものだ。

大掃除のあとの暮らしまで視野にいれた旅なら、実りも多いに違いない。
ただ、いちばん大事なのは、毎日、快食・快便・快眠・快汗・快感の
五つの快を実現し、流れのいい心や身体にしていくことだ。

呼吸法や背骨ゆらしのように、誰にもできる
簡単な動作を繰り返しているうちに気持ちがよくなる。
気持ちのいいことは日々の暮らしのなかで朝、顔を洗うように定着する。

おいしいご飯と気持ちのいい排便は、玄米菜食を中心にし、
ときどき空腹を味わう週末断食を合わせるとより効果的になる。

深い睡眠は倍音(@)の多いクリスタル・ボウル(A)のような
CDを眠りの友にすればいい。

不眠症、脳の過剰興奮、意識の病だから、
意識のこだわりを捨てれぱいい。

気持ちのいい汗をかくのは、ミストサウナでも電気を消して
フローティング・キャンドルの明かりで入る中温浴でもいい。

こだわりを捨て、心の甲羅を脱いで、
意識を五感や身体にフォーカスする。

そうすると、深い気持ちよさや心地よさを味わえるようになる
それは至福感と言われるものに近く、
そういう体験をすると生きる自信が湧いてくる。

「いま、ここ」に集中すれぱ、所詮、観念である「死」すらこえて、
生きる歓びにささえられている自分が実感できるに違いない。
きれいな心と身体は生き方まで変える気持ちのいいものなのだ。

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● @楽音上では、基音の整数倍の音が同時に鳴る現象を言う。古楽器、和楽器、□琴や音具、民族音楽楽器、中世音楽には多くの倍音が含まれているとされる。自然界には、私たちが考えるような正弦波の純音はなく、気持ちのいい、響きのいい音、たとえぱ、潮騒、渓流のせせらぎ、鳥の鳴き声、蓉や虫の音などには豊富な倍音が含まれているという。CMで話題のホーミーは一人倍音発声だ。参考CD『倍音浴エコー・オブ・サイレンス」牧野持侑PCD-O01\2,800{税込み〕
● A水晶でできた楽器で聴くだけで身体を健康にすると言われる。体内に滞るマイナスのエネルギーや否定的な感情などを排泄しクリ一ンかつ健康な状態にする。北欧ではすでに医療に使われているそう。

有岡眞
ありおかまこと。フリー編集者・ライター。20代でマクロビオティックに出会い、その後、食養・東洋医学・代替医療や健康にかかわる雑誌や本の編集執筆に携わる。OAMUNet(代替医療利用者ネットワーク)創設メンバー。編著に『自然食生活術』{山と渓谷杜)、『代替療法ナビj(筑摩文庫)がある。これからのテー
マは「おもしろい」「わくわく」

コメント

有岡真君とは70年代初頭、私のパリへの渡航の時同行した友人(西洋骨董収集家の岩崎氏の紹介で=北海道で有岡君の同級生)です。
南回りでバンコックで一泊しロンドンで10日ほど過ごし彼の知り合いのロックバンド(タジマハール・トラベラーズ)を取材し(かれは音楽評論家を目指していました)ドーバー海峡を船でフランスに入りました。

その後数年を友人としてパリで暮らし帰国してからは風の便りでしか彼のことは知りませんでした。

2年ほど前にwebで彼がガンを患いいろいろな民間療法などでガンの影が消えたと言う一文を見ました・・・

そして今このブログで有岡君のことを知り愕然としています。

何とか有岡君が、再び眼が覚まされますよう、祈ります。

そして又、元気な有岡君に会いたいと思っています。

今、有岡さんは意識不明の植物人間状態です。
以前より、フランス渡航のことは伺っていました。
彼が、知ったらどんなにか、懐かしがる事でしょう。
残念です。
現在、奥様の必死の介護で、奇跡が起こることを祈るのみです。
ありがとうございました。

有岡さんの家から近い東上線柳瀬川駅から川越よりの二つ目の鶴瀬駅の近くに住んでいますので、時々志木駅ドトールで、お茶していました。
知り合ったのは、日本CI協会に研修生として働いていた時、知り合った会津熱塩加納村出身の大竹利和さんが、引き合わせてくださいました。彼は全世界五大陸を回ったつわものでした。残念ながら47歳の若さで18年前に旅だってしまいました。
編集者として油ののっていた有岡さんは、人脈の豊かな方で、数々の個性的な人々にめぐり合わせて頂きました。

昨年11月に近くの病院に入院されたことを知り、訪ねていきました。意識はあって数名で訪ねたことがわかっていました。

最近、奥様からお電話を頂きましたが、様々な想いをお聞きすると、胸が痛みます。

有岡さんと一緒に「自然食生活術」を作ったときの事を鮮明に思い出します。マクロビオティック料理担当で、当時のスタッフともども、狭い階下の調理場と俄か作りの撮影場所からあの本が出来上がった時には、驚いてしまいました。

もう一度あの饒舌な機関銃のように話し続ける姿が懐かしいです。無類の珈琲好きで、甘党だったことも懐かしいです。

こころから回復を祈っております。猛暑が過ぎましたので、時間を作ってお見舞いに出かけてみようと思います。

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