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2007年04月17日

●アンチエイジング 2

アンチエイジング.jpg

14日(土)に、専務の「アンチエイジング講座シリーズT」が開講された。
満席で、いかに健康に関心を示す人が多いかを物語る。

「メタボリックシンドローム」も然り。
どうしてこんな横文字を使うのだろうと、当初いぶかしく思っていたが、
何と、去年は流行語大賞をとるほど、「抗老化」は今や常識になってしまった。

2,200年前、秦の始皇帝が徐福に命じて「不老不死」の薬を探させた位、
死なないこと、老いないことは、人類の変わらない夢なのだろう。

しかし、肉体ある限り、早晩、生老病死は誰もが免れない。
老病はゆったりと、生死は忽然と訪れる。

不思議だな、と思ったのは、
彼の空海、道元、近世では弁栄上人などの名僧は、
ほぼ還暦の六十前後で、この世を去っている。

心身、凛として統一されても、
今の世にしたら早死にであろうか。
それは厳しい修行のせいか、
栄養不足のせいだったかもしれない。

苛烈な人生を生き切った者にとって、
ほぼ六十年一巡が、
寿命の目安であり、天地の理だったのかもしれない。
これは、自然に負荷をかけない、人の応分でもあったのだろう。

そうは言え、『死生命あり』で、
それぞれに定まった寿命は、
如何なる健康法も、延命術も如何ともし難い。
早世も長寿も、人のあずかり知らぬ神の領域だ。

ただ、人は今日を存分に生き切りたいものだ。
一日を生き切った者だけが、一生を生き切れる。
たかが2,30年、短い長いは関係ない。
一生は一瞬なのだ。

「全生」を説いた
整体法の野口晴哉師も、
早々に人生を切り上げて
呵々としてこの世を去った。

(・・・・・・それでも、それでも、
長生きしたい方のために、耳寄りな話。
講話で得た、長生きの一つのコツ。

それは低インスリンダイエット、そして
どうカロリーを制限するか、にある。
65%で寿命が延びる。
60%でもっと寿命が延びる。
55%では飢餓で死ぬ。

この兼ね合いの接点が、
どうやら長寿ラインらしいですよ。
詳しくは、後号『人の天食』にて・・・・・・)

コメント

老いなくて死ななかったらわからないことがたくさんありますね。
老いて死ぬから、成長しますね。
この世はまさに体験のために用意されたステージですね。
ばらばらだからひとつになりたい、永遠じゃないからこの時が大切…

野口晴哉先生のことを取り上げて下さって有難うございます。
整体はあいかわらずやっております。

昔野口先生は、自分のエネルギーをあることで使いすぎたことがあって、その為に自分は長くは生きられないだろうとおっしゃっていたことがありました。64歳で亡くなられました。でもとても安らかな死でした。

野口先生の奥様(近衛文麿公のお嬢様ですが)が2年くらい前に亡くなられました82歳か3歳だったと思いますが、亡くなられる2日前まで活元運動をされていて寝込むことなく、安やかに亡くなられたと伺っています。

やはり人は肉体を死ぬまでせいいっぱい自然体に使い切ってこそ安らかな死が得られるのだと、自分もこのようでありたいと思ったことでした。

全生の中に、前略・・・生ききったものだけが、安らかな死を得るということを書いておられました。今も整体指導者の方の指導室にはその掛け軸が掛かっています。

今はやっていませんが、
活元運動はスゴイ!
あの原理と方法は、何物にもとらわれない
自己の内部から出てくる発動にしたがって体を動かす。
型ではない、むしろ心かもしれない。
これは0−1テストに通じます。
また、始めようかな。

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