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2008年10月28日

●つけづけ漬物かわら版2「農園産 塩漬け胡瓜」

手稲山 雪 1.jpg

昨朝、手稲山に初雪が降った。
札幌では、それを合図に一斉に漬物作りが始まる。
急に寒波が襲い、気もそぞろになって、みな大根を買いに走る。

漬物看板 2.jpg

この土・日は、通常の倍のお客様で、ごった返した。
新聞を見たという新規のお客様も多く、漬物野菜が店頭に消えると、
すぐ山の畑に、「大根を抜いて店に持って来て!」と、電話する。
すると1時間もしないで、10分で行ける農園から物が届く。
本当に取り立て、抜き立ての大根や白菜キャベツがお客様の前に揃う。

漬物看板 1.jpg

天に、この恵まれた環境に感謝したい。
私が理想とする「小国寡民」の面目躍如たる所が、ここにある。

塩漬けキュウリ 2.jpg

今年のまほろば農園は、胡瓜が豊作で、約3倍の収穫。
そんな夏場、すぐ塩漬けにして、秋の漬物の季節に備える。

塩漬けキュウリ 1.jpg

塩出しをして又新たに漬け直し。
最初,30%で一度漬け、次に10%で二度漬けをして水分を抜く。
担当のソフテのスタッフ、皆腰を痛めてしまった。
涙と痛みのキュウリはさぞや美味しいと思いますよ。

塩漬けキュウリ 看板.jpg

この秋売り切れるかどうか、というくらいに出来上がった。
店の蔵元直荷の酒粕で美味しいキュウリの粕漬を作ってください。
 
まほろば農園産/塩漬けきゅうり 1kg ¥980

きゅうり 種とり用.jpg

上の写真、何だと思います?
種採り用に成らせた巨大きゅうりです。
真ん中にチョコット鎮座するのが、普通サイズのキュウリ。
どんなにか馬鹿でかいか、お分かりですか。

こうやって農園では、種を毎年更新して、固定化し在来化しています。
自給率の拡大と共に、種の保存化も、まほろば自然農園の大きなテーマです。
世界の食糧戦争に負けた最大の敗因は、米国のF1戦略にはまったことです。
ここから脱却するには、昔の農家のように、種を自ら取り、自ら撒くという、
本来の永続可能な農法に戻らねばなりません。

最初、収量が少なく、成りも一定しませんが、元々の生命力に溢れる
固定種が、年々呼び戻されるようになります。
皆さんも、種を取って、来年畑に撒きましょう。
まほろばでは、この運動を通して、「自給国家」を呼びかけています。

コメント

我が家にも、何十年とつづく、豆があります〜。やわらかくておいしいの〜。
明日は、少し遅れをとりましたが、大根抜きの予定です。さぶそ〜〜〜!

写真のきゅうり物凄いですね。
朝採り大根!響きだけでも美味しいです。
おでんの美味しい季節になりましたね。大阪も今週から本格的に寒くなりました。
風邪などひかれないようお気をつけください。

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