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2008年03月09日

●「木の城たいせつ」さん

誰もが寝耳に水、と驚かれたと思うが、
地元企業の「木の城たいせつ」さんが自己破産を申請した。

四年ほど前、
船井本社の船井幸雄会長とTHD社の近藤社長等とで、
栗山本社の山口昭社長を訪問したことがあった。

木の城 2.jpg

山林から材木の切り出しと植林、
製材工場の完備、そして設計施行も無論、
余った木片を合板に加工、家具の調度品に至るまで手作り、
その一貫した循環エコシステムを完成させた取り組み。

第一回日本環境経営大賞を受賞して、
小泉元首相がわざわざ訪問視察されるなど、
まさに山口社長の説く「もったいない!!」精神に貫かれた
北国が誇る会社だと、尊敬し理想としていた。

もったいない 本.jpg

我々より早く環境保全に配慮した
企業理念を確立・実践していた
山口社長は、先見の明がある稀有の人だった。

木の城 3.jpg

しかし、耐震偽装に纏わる確認申請の遅れや、
様式が若い世代に受け入れられなくなったという時流に、
遂に、100年を待たずして、その理想の扉を閉じることになった。

誠に残念であり、無念である。
一時、ハワイに住むご子息の倫弘さんと交流していたことがあったが、
その後、どうされているであろうか。

ここの鞄~総研で、名水における人参成長を観察・記録し、
各名水の中でも、エリクサー水が
最も正常な成長をしていると報告してくださったことがあった。

人参記録.jpg

流行語のKYとアンチKY。
時代の空気を読む柔軟さ、
時代におもねらない、空気をあえて読まない剛毅さ、
これを二つながら両輪の如く回して走ることの難しさ。

まほろばの自戒とし、本懐としたい所。
「木の城」さんの、再びと復興されることを切に望みながら・・・・・・

コメント

地球の為にいいことを積極的におやりになって下さって本当にありがとうございます。

きっと無駄なことは何一つないと私は信じます。

木の城さんの前途が明るく開かれる日が一日も早く訪れますように。絶対必ず開かれるに決まっています。

倫弘さん、リンパ癌でお亡くなりになりました。

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