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2007年12月27日

●七五三(しめ)もち 搗き立て!

七五三もち.jpg

以前、毎年「ちん餅」を年末に頼んでいた『末廣屋』さん。
卸売り市場の場外で、47年もの長い間、餅屋さんを営んでおられる。

まほろばも何時しか、自然食のパック物に押されて、中断してしまっていた。
今年、何故か、降って湧いたような私の思いつきで、「年越しそば」に続き、
「年越しもち」ならぬ、まほろば特注餅を依頼することになった。

今、若い佐藤弘章社長で三代目、
早朝から工場内は活気に溢れ、懐かしい町場の匂いがする。

ここでは、こだわりがいくつかある。それに惹かれてか、
以前から自然食品関係のお店からの依頼もあった。

今は無き「弘朋食品」さんに勤めていた厚別の合田店長は、
鉢巻を頭に巻いて、開業前の私のアパートに運んでくれた情景を思い出す。
そんな『末廣屋』さんの心意気をお伝えしたい。

七五三もち 1.jpg
(これが「杵搗き機」。佐藤弘章社長と一心一体)

@搗き立てのお餅を提供したい。
 時間がかかるが、機械とはいえ杵(きね)搗(つ)きでつく。
パン屋さんなどは、串団子やスアマなどを羽根つきミキサーで大量生産する。
しかし、これは溶け易く、粘りがなく、コシがない。
同じ原料でも搗くことでコシが出てくる。
ミキサーで回転させることで生地がダメージを受ける。
杵で搗くとそのダメージが少なくなり、
お互いに澱粉質を引っ張り合ってアルファー化するからだ。

A原料を吟味する。
安売りの餅は、餅粉を使っている。
これは、欠けたもち米の欠け米を白玉粉のように粉にしてミキサーで練る。
餅粉が安いから安価に出来るが、やはり餅は餅米からが常道。

B無添加にこだわる。一般餅は、Ph調整剤などの酢酸を使って
細菌が増えないようにして、賞味期限を延ばす。
通常これで3ヶ月持たすが、本来の味ではない。
常温では風味が落ちるので、賞味期間を一ヶ月(エージレス入り)としている。
それは搗きたての味を、味わって戴きたいからである。

お父さんの繁さんの一代記は、
STVラジオの「日高晤郎ショー」にも紹介され、
年末・のし餅の時期には、毎年のようにその製造風景が報道される。

その地道で素朴な姿勢に共感して、
何時までも『末廣屋』さんが続いて欲しいと望むばかりだ。
何でも、大きくして機械化することが良い事ではない。

こんな実直な人柄と志を持つ人々が近くにいてくださる事が、
どれほど勇気づけられ、元気づけられることか、とても有り難いことだと思った。

七五三もち 7.jpg
(枯れるまでまほろば農園の畑において追熟させる「黒豆」)

 そこに、まほろばの材料を加えることで、
さらにきめ細かな内容の餅に仕上がるように思った。
今年、出来上ったオリジナル塩「七五三塩」でどんな味に変化するかが楽しみ。

さらにエリクサー水がチーズや酒の名品を生んだように、
どのような餅の名品を生むかも楽しみである。

出来れば、これから「まほろば餅」シリーズを創出して行きたいと思ったほどの
今年の素晴らしい再会であり、来年の希望でもある。

● 12月26日より限定販売。
なまこ豆餅『七五三もち』
無農薬もち米
まほろば自然農園「黒豆」
七五三塩
エリクサー水

500g ¥780

コメント

我が家も、あしたはお餅つきです〜〜。
まほろば黒豆、買ってくればよかったな〜。

すっごく美味しかった!!
あんな美味しい透明感のあるお餅食べたことない。
豆もすっごく味があった。
塩のせいかなー。味に品があるんだなー
また食べたーいー
うちの三人の子供夢中になって
夫の分まで食べてしまった。
ふだん全然餅なんか見向きもしないのにね。
あんまり美味しかったので、次の日にまた買いに行ったのに、もう売り切れ!!
プン、プン!!
ああー、もう二袋買っとけば良かった・・・・・。
それに、どうして安いの?
他のは同じ量で、千円以上してたよ。
また、作って下さいね。ね。

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