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2007年06月09日

●石窯パン 

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まほろばのソフテリアで働いていた松岡由倫さん。
彼女はパン作りと酵母作りが大好き人間。
実に様々な野生酵母を手がけ、それでパンを作る。
それが、また格別な味がして、これを店に出せば、
評判になるだろうな、と思う。

その未知なるパンを求めて、全国を歩き回るに時を惜しまない。
今は、秋田・青森のぶな林を求めて山歩きしているとの手紙を戴いた。
彼女の夢は、十勝の「太四郎の森」などの森の中でパン焼きしたいのだろう。
私も、是非一度その森を尋ねて見たいと思っている。

http://mahoroba-jp.net/about_mahoroba/tayori/oriorino/oriorino4.htm

昨年、石窯を目指して、京都に向かったが、
今ソフテリアでは、石窯ならぬセラミックボール釜で我慢している。
しかし、これはエリクサーに使うセラミックで、
実は贅沢極まりない釜でもある。
遠赤外線のみならず、さまざまな
曰く因縁の情報が入っていて複雑である。

セラミック・パン.jpg


そのためか、その焼き上がりのパンは絶好調・大好評で、
売れ切れ続出と言った所。
売れ残ると言うことが全くない。

玉生シェフが早朝4時から来て、焼いている
渾身入魂のパンでもある。
名付けるに、咄嗟にまほろばを分けて
「まほブレ」「ろばブレ」とした。
それと農園で作った「エゴマ」をいれた雑穀パン。
もう絶品である。
それが、実に旨いので、行列が4丁ほど続く(!?)・・・(うそ、うそ)

http://mahoroba-jp.net/restaurant/whats_new.html

パン 2.jpg


私もゾッコンで、焼き上がりを見届けるや「早く切って、切って」とせがむ。
玉シェフから、おもむろに、「落ち着いて、落ち着いて」と機を制され、
「これは、焼き上がりすぐは切れないのです。30分待ってください!!」
と幼子を諭すように、諭される。
これを、手でちぎって、モーニングコーヒーと飲めば、
もうこれはこれは、至福の時。
「あーあ、俺は、何て幸せなんだろう・・・・・」って、思っちゃうのだ。

私の部屋の隣は、厨房とパン工房。
毎度漂ってくるたまらない香に食欲がそそられ、
それは自分との戦いである。
まさに、ここは食欲との戦場でもある。

石窯パン 2.jpg

少しずつ、少しずつ、夢が実現してゆく。
神は、決して一遍には願いを叶えてはくれない。
一歩、また一歩。
やっと手に入れた中古のパン釜から始まったパン作り。
今、充実して機が熟し、次のステージが現れる。

神は、傲慢にならぬよう、少しずつ手の内を垣間見せる。
次は、もう少し大きい釜と、
玉シェフの募集中のアシスタント。
そして、何時か石窯に。
これだけの技量があれば、夢はそう遠くにあるまい。

この一歩、一歩は量でなく、質。
何時か質は量を生む。
しかし、量は質に転じ難いのだ。
世の失敗は後者にある。
先ずは、基礎を固めるに時間が要る。
これが出来れば、安定した広がりが出来る。

まほろばは、来月7月、23周年を迎える。
本当の基礎固めにあと7年は要るだろう。
根をしっかりと張った「まほろば」でありたい。

パン.jpg


只今「大感謝祭」中!!明日10日まで。

コメント

行列が4丁・・・はウソ!だけど、まほ&ろばブレがおいしいのは絶対!!に本当です!!!
いいなぁ〜社長〜・・。毎日おいしい。毎日いいにおい〜。
玉シェフがんばれ〜!!

スミエちゃん、体調いかがですか。
最近、痛い突っ込みがないので心配していました。玉シェフ、橋シェフ共々心配しています。
早く回復して、ソフテで元気な声を聴かせて下さい。アヤチャンも元気にしてますか。今日で特売日終わりなので、是非是非・・・・・

毎日おいしいパンが食べられて羨ましいです!
でも、私もいつか北海道に行かせて頂けて、ソフテリアで食事ができる日を楽しみにして
待ってます。(地方発送は無しなんですよね)

基礎固め、ゆっくりあせらず頑張って下さい
きっと実現できると信じています。

地方発送、冷凍で送っています。
OKです・・・大好評です!!

実はオタクじゃなくて悪いのですが、値段が安くて旨い天然酵母のパン屋にはまっております。
何号の18丁目あたりですわ。
天然酵母もこだわっておりますのでご紹介しますわ!

失礼なコメントでしたら削除くださいませね。何でもこだわる女ですの、ほほ。

何号で、正体バレバレですやん。

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