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2007年06月27日

●不耕起・不除草 3

農園 2.jpg

不耕起・不除草について、一番理解するには、
家内の農園たより2007-2をご覧になって下さい。

自然の相反する現状の中に、
社会問題や、人生問題を垣間見るようです。

全ては表裏一体、諸刃の刃。
いかにこの陰陽の妙を会得して、
人生に活かすか。

実は、語れば難しいようで、
知れば、人生はすごく楽しくなると思います。

人生は、変化。
そして、それを貫く真理を悟るのが、
また、また楽しい。

http://mahoroba-jp.net/farm/tayori/nouendayori200706.htm


福岡先生の米作りが世界的に注目されたのは、
「無農薬・無肥料・不耕起・不除草」のナイナイ尽くしだった。

これは、理想的には理解出来る。
そして、現実的にも可能である。

ただし、家庭菜園で食べる分なら。
しかし、一般農家のように、出荷することが、
いかに現実的でないことは、
農家の方なら、容易に納得されるであろう。

農園 1.jpg

広い面積を、如何に効率的に作業し、
如何に多く収穫するかが
何時の世にも変らぬ農業の課題でもある。

耕運機で耕し、一遍に機械植えした方が早い。
薬や機械はさることながら、手でする除草作業なしに
農業はやっていけない。

・・・・・・・・・・と、実は錯覚しているかもしれない・・・・・。

その常識が、じつは大きな壁となって、
その先を突き破れない心のストッパーが作動している。

面白いもので、
長年経験ある一般農家の人は、
有機農業が中々理解出来なく、実践出来ない。

しかし、全く農業のノの字も知らないズブの素人が、
有機農業がスーと心に入って、我が物にするのが早い。

その違いは、何の先入観もないからだ。
真っ白のまま、その素地に
画が自由に書ける。

古人が説いた
「画のことは、素より後にせよ」
とは、けだし名言である。

これも表裏である。
経験は大事である。
しかし、経験が邪魔する。
二つながら真理だ。

それには、経験を離れる経験が必要なのだ。
物事を、パッと観て、パッと判断する心眼が要る。

その決断が、時には
異常な、非常な、結果であっても、
必ず結果が付いて来る。

農業が抱える呪縛に、
案外我々は捕らわれているかもしれない。
これは、農業に限らず、
様々な世界、色々な分野で。

しっかり掴んで、
パッと離す。

この呼吸の妙が可能なれば、
人生の達人かもしれない。

今日は、不耕起・不除草のことを言うつもりが、
脱線してしまった。

しかし、これも、
話が離れて良いのかもしれない。

そういうと、
土中のミミズやモグラが
パチパチと
拍手を送ってくれた。

彼らは、我輩の仲良き仲間である。

農園3.jpg

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