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2007年06月26日

●不耕起・不除草 2

農園 3.jpg

家内の不耕起・不除草の農法は、
有機農法をさらに、一歩も二歩も
先に歩を進めた未来農法でもある。

「ああ、そういえば、自分も試みていたな・・・・」
と、取り出したのが、小冊子『植物との対話(「棡原」を訪ねて」の2篇)』。
発行が、1998年だから、もうかれこれ10年にもなる。

冊子 植物との対話.jpg
(無料配布しています)

小別沢に農園を開いて2,3年経った頃だろうか。
畑の一番上、三角山入り口付近。
林の下で、始めた不耕起・不除草、さらに
無農薬は勿論、無肥料栽培。

社長の趣味とか、道楽とか言われながら、
一年やってみて、その文章を綴った。

自己満足か、慰みか知らないが、
やっぱり、これでは売り物にならないな・・・
と、思いつつ、福岡さんの土団子から他何でも試みた。

それでも3,4年は続いただろうか。
その時、蒔いたハーブが、強靭に根付いて
今は一面ハーブ園になって、熊木君が後を引き継いでる。

その時、家内は必死になって、
如何に、実績を上げるか、
如何に、エネルギーの高い作物を育てるか、
それこそイノチを賭けていた。

つまり、夢や理想の農業でなく、
収益を上げ、食べて行ける農業が実現出来るか、
を追求していた。
勿論、農薬・化学肥料を使わないのを前提として。

毎年毎年、土地が増えていって、
今は4町5反の、一丁前の専業農家に、
まほろばもなってしまった。

そんな中での、
不耕起・不除草の実践は並大抵のことではない。
おそらく全国でも無いのではなかろうか。
それは、どういう意味合いがあるのか、
明日また、書いてみたい。

森林農法.jpg
(「『無V』 自然農法」 福岡正信著 春秋社から)

私が、当時イメージしたのが『森林農法』という名前である。
そう、森と畑が循環した輪の中で活性化していく、
という未来型農業の実現であった。

それは、哲学的にも、実践的にも、
まさに自然と共生する農である。

それが、何時の間にか、家内の中で醗酵し、
今、畑の中で、実現しようとしている。

自然農法のバラバラだった手法の一部分が、
間も無く、全体に統合され、
観念でない、実現可能で、
永続的な体系が出来るであろう。

冊子 植物との対話 2.jpg

追記:
またまた、変更でした。
放送局から連絡が入りまして、
速報ニュースのために、放送日が延期になりました。
28日(木)5:30〜
(これは確定で、変更がないそうです)
申し訳ございませんでした。
(しかし、TV予定日はよく変りますね)

コメント

全国放送ではないのですね?
見られないのが残念です。

素晴らしい試みをされていますね。
現実には大変かもしれないけれど、
イメージされた素晴らしさが現実に本当に
現れる日がくるといいですね。

陰ながらその成功を応援しています。
どうぞ頑張って下さいね。

TV、見ましたよ〜!!今日の番組では、宮嶋さんも出られてましたね〜!!
だから、放送日、延期になったのかなぁ〜なんて思ってしまいましたー。
しかし、司会者のリアクション薄かったですね〜・・。もうちっと、味のわかる人に食べてもらいたかったなぁ〜。今度はどさんこワイドでどうすか!??

パセリは、市販物との比較で、
やって欲しかったな。
でも、結構長かったな。
良い宣伝。
雑草もニラも元気だったなー。
雑草も幸せだよね・・・・・・・・

社長と奥様は本当に素敵なカップルですね。

これからも素敵な作物、楽しみにしています。

>その時、家内は必死になって、
 如何に、実績を上げるか、
 如何に、エネルギーの高い作物 を育てるか、
 それこそイノチを賭けていた。

   ・・・ハートに響きます。

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