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2007年02月02日

●七五三塩、登場!

ありがとうの日.jpg

早くも、2月の売り出し「ありがとうの日」。
雪の中にも拘わらず、
多くのお客様の来店を戴いた。

レジ前.jpg


今日は、まほろばオリジナルソルト
「七五三塩」(なごみえん)の初売りの日。

『「七五三塩」誕生秘話』にも書いたのだが、
構想から、十年は経っただろうか。
物事が成る、というのは
時間がかかることを思い知らされる。

何事も、植物の成長のように
種をまき、芽が出て、茎が伸び、花が咲き、実を成らす。
この間、土を耕し、肥を施し、水をやり、雑草を除く。
その手間が要る分、生(な)り物は相応に応える。
だが、すべてそうとも限らない。
全く忘れていて、良いものもあるのが可笑しい。

時間の要る物、要らぬ物。
手間が要る物、要らぬ物。

面白いもので、物事、
手をかければ良いというでもなく、
放っておけばすむと言うものでもない。
ここの兼ね合いが、実に面白く
人生は複雑で、豊かだ。

福岡正信翁の土団子は、翁曰く、
「農の究極である」と。
一個のたかが土団子。
赤子でも作るであろう。
しかし、そこに至った背景は、
実は農業を知り尽くした後の結果。
されど、土団子は難しい、となる。

一見、実に手間がかからぬようで、
その哲学を真に理解するには、
実に、かかり過ぎるくらい手間がかかるのだ。
そして結果、それが実るとは限らないことだ。

物事、一朝にして成って、長く歴史に残ることもあれば、
山を移す如くに、何世代もかかっても、実らぬこともある。

しかし、事の成る成らないも、
人智の計り知れぬ所。

これは、もう天に任すしかない。

実に、事の成就には、
運もあれば、縁もあろう。
時もあれば、所もあろう。

しかし、しかし、
かようなことを詮索しても
疲れるだけだ。

人は、ただ
目の前の事を
やるだけやる。
これだけで、
充分報われているような気がする。

「後は、風任せ・・・」という歌の文句があるが、
本当に最後、風に任せるしかない・・・

私は、相も変わらず、
朝から仕入れして、値をつけ、
飯を喰らい、寝るだけだ。

「七五三塩」・・・・・・
あっつ、そういえば、
そんなもの、作ったっけ・・・・
という心境の今、そして、今。


なごみ塩.jpg

コメント

人生は長いようで短いと言う人は
一度も真剣に生きたことのない人なのかもしれませんね。
人生はただただ、ただただ短い一刹那。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今。
宮下社長のような人とご縁をいただいている私は
とっても幸せ者ですね。
本当に素敵で質の高いブログ、
ありがとうございます。
行間だけでなく、語間
そして語そのものから、
いつも社長自身がにじみ出ているように思います。
溜のない人でしたらとっくにネタ切れとなっていることと思います。
これからも素敵なお便りが永遠に、そして今に届くことを願ってやみません。
ご苦労様です。

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