2009年03月30日

●小尾君の奮闘

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小尾哲史君が、3年ぶりにまほろばに帰って来た。
真っ黒に日焼けした逞しい青年に変身して、
郷里の名古屋に帰ったのも昨日のよう。
家業の「菱和園」で一意専心、業務に没頭している。
そこは、有機茶の専門会社として日本一の扱いを誇る。

http://www.hishiwa.co.jp/
(菱和園HP)

農園の頃から、さらに一層社会でもまれ、
研ぎ澄まされたシャープな姿態からも、その努力が伺われた。
この不景気で、売上も求職にも喘ぐ昨今、
前年比120%も成績を伸ばす驚異的な数字は、
偏えに仕事熱心な社長や哲史君の精進の賜物だろうと思う。

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元より経済学科出の彼は、根っから経済が好きだと言う。
好きこそ物の上手なれ、とは言うが、
好きの上に努力が重なって、益々磨きがかかるのだろう。
彼を見て、さもありなんと思えるのだ。

それは、6時に起きて7時に出社、掃除して、即営業に回る。
昼もろくろく食さず、夕も食にありつけず。
漸く10時に帰宅して、晩酌と少しのご飯を戴く、という。
一緒に食事しても、ほとんど箸を付けず、食が細い。
「食を制する者は、人生を制する」と言われている。

一層、スリムになっても、気持ちがクリアで晴れ晴れとしているのだろう。
その修行僧のようなストイックな生活態度が、
即営業成績に反映されるのだろう。
頼もしい限りだ。

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(何と、35種類ほどの「ひしわ園茶」をまほろばで取り扱っている。
しかも、みな有機栽培物なのだ)

あとは、かわいい素敵なお嫁さんを待つばかりだ。
きっと、彼を支えるしっかりとした素晴らしい伴侶が
舞い込んでくるに違いない。
(勝手に、『花嫁募集中!!』掲示します)

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彼のメールに記した一文を・・・・

先日は大変、お疲れの中、お忙しい中、お世話になり有難うございました。
お会いできなかった皆様には失礼致しました。
是非次回ご挨拶をさせて頂きます!

今回は念願が叶い、久しぶりにお伺いさせて頂き、
3年前の場、におい、暖かい方々に出会い触れることができ、
懐かしく、3年前の自分に会い、また気持ちの入れ替え、
心に充電ができた素晴らしい時間でした。

短い時間でしたが、あまり長居させて頂くと帰りたくなくなるのが分っているので、
あの位が丁度良い時間だったのかもしれません・・。
社長にはまだまだ教えて頂きたいことが山ほど残っていることを感じ、
もうすでにまた行きたくなってウズウズしているところなのです。
また、お邪魔させて頂ければ有難く存じます。

また、西へ出向く際は、名古屋をスルーするだけでなく、是非一声を!
お忙しい毎日と思います。御身体ご自愛頂き、お元気にお過ごし下さい。
皆々様に宜しくお伝え頂けますと幸いです。

勝手に思っております。「まほろば」さんは私の心の故郷です。
有難うございました。

      営業部  小尾  哲史

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2009年03月29日

●酒庵「藍」さん店仕舞

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酒庵「藍」さんが、4月一杯で暖簾を下ろすとの知らせがあった。
古代染めの吉岡幸雄さんと盃を酌み交わしたり、
或いは、店の慰安会に使わせて戴くなど、
手が籠り、しかも格調のある料理の数々に、
声を挙げて、何時も舌鼓を打っていた。

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札幌から、また一つこのような灯が消えるのは、
眞に惜しく寂しい。
女将の米村さんは、風流の人で、
手紙の文一つとっても、
さりげない工夫が心に届く。

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陶磁器に詳しく、金継ぎを自らされるなど、
日本の文物に対しての造詣は深い。
当然、調理も伝統的懐石膳、食養膳の
京風から北海道の郷土料理まで、
さまざまな手を見せて下さる。

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先の桃の節句から古雛や民芸雛のコレクションを店内に飾り、
最後のシーンとして別れを惜しんでいる。
古典への涵養も、現代作家の賛美も二つながら
良き物は良しとして手元に置く。

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かような人の味と人柄に接する機会が、
これから少なくなるのかと思うと、
哀しくも寂しい想いが募る。

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可能なれば、後残された日々を惜しみつつ、
短き暖簾を潜られんことを、望みたい。

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酒庵「藍」
札幌市中央区南5条西18丁目2-32
011-551-9044

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2009年03月28日

●片山雄介さん!!!

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川崎・片山酒店の片山雄介さんとは、
もう20年以上、「和蔵会」からのお付き合いだ。
しかし、不思議な事に今まで来店の機会がなかった。

彼こそ、今日自然酒ブームを立ち上げた立役者なのだ。
この醗酵醸造の仕事に携わって30年以上、
お父さんを継いでの家業は、相当年季が入っている。

あの五人娘の寺田さんを世に送り出したのも彼の功績だし、
仁井田さんや井上さん大竹さんなどなど、
数限りない生産者を社会に知らしめた彼の存在は測り知れない。

まほろばも、酒税法で縛られた時分、
事ある毎に相談して、角谷さんの本格味醂など
会員制で取り扱った苦労があって今日がある。

何時か、詳しく片山さんとの事々を話してみたい。
4,5月に片山さんを呼んで、講演会を開く予定。
その一つに、次の写真にある酵母の説明会がある。

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お湯に、砂糖を入れ、酵母を入れる。
すると、数分も立たぬ内に醗酵して膨れ上がる。
その秘密は、清酒とパンの複合酵母にある。
さらに酵素を、そしてまたビワとグァバの粉をコーティング。

それが、人間の腸に入ったなら、どうなるか。
整腸は無論、余分な脂質・蛋白質・糖質を餌として、
これ等の酵母・酵素・乳酸菌の微生物群が食い尽くして、
スキッとした体に再生させる優れ物。

これが、近々発売される。
名付けて「スレンダーS酵母 E・B・G」
詳しくは、後号で。

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それと興味深いのは、あの野口晴哉先生の
「体癖」論の講義も兼ねて行う。
実は、これが面白いのだ。

「何故あの人は、こうなんだ?」
「何故わたしは、こうなんだ?」
という秘密が、分るのです。
そして、どうすれば自分の本領を発揮できるか、
の秘密も教えて戴けますよ。
お楽しみに・・・・


●メープル・キャンディー祭り

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「ばあちゃんは、真ちゅうの鍋の前に立って、大きな木のスプーンで、
熱いみつを、みんなの雪のはいったお皿につぎます。
みつはひえて、やわらかいあめのようになり、
それをすぐみんなは食べるのでした」
(「大きな森の小さな家」)

熱いシロップを雪の上にかけると、すぐに冷えて固まる。
見た目はかたまったカラメルソースみたいで、
ぐにゃぐにゃしていて歯にくっつくけれど、これがおいしい! 

キャラメルほど甘くなく、クリーミィーでもないが、
メイプルシロップの素朴な風味が味わえる。
女の子は、白いお皿が真っ白になるまで、なめるように食べるという。
甘い物好きの子どもたちでも、そうなる。
それは、本物の美味しさが分るからだろう。

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来週の大売出しの土・日に、
カナダのメープルシロップでキャンディー作りのお祭りを開きます。
道路沿いなので、相当な賑わいになるでしょう。
ギャニオンさんの優しい指導で、
親子共々、楽しい一時を過ごしましょう!!!

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日時: 4月4日(土)、5日(日)
     11:00〜13:00
     13:30〜15:00
場所: まほろば本店前・駐車場
費用: 一人¥100
人数: 300名

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●アルタムーラの石窯パン粉

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イタリア・アルタムーラの石窯パンは世界のパンの極め付きと聞く。
この度、その食の都パルマ地域の小麦粉が入荷した。
その名も「テネーロ」。
しかも、オーガニックである。
肌理が細かく、しかも13%以上の蛋白があり、粘りも強く、
使い方次第で、これは何処にもないパンになりそう。

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現地で買って、日本に持ち帰っても、
表面は固くても、中の柔らかさに驚く、と言う。
同じ畑で採れた超強力粉「セモリナ」も素晴らしい。
腰を与え、深みのアクセントを付けるにはこれしかないだろう。
勿論自家製パスタには論を待たない。

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まほろばソフテでも、テネーロ粉入りのパンが次々発表される。
さらに味わいに磨きをかけて・・・・・・・
「テネーロ」700g  ¥489
「セモリナ」500g  ¥489


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●木曽路物産ご一行

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(鹿野社長と奥様)

「もし、もし・・・・」
「もし、もし、今、南京・・・・」

度々、電話をすると、海外が多い鹿野社長。
「・・・宮下さん、人生最後は、勉強ですよ・・・」

何か、中国南京で講義を受けている最中とか。
あれだけ世界を駆け巡った男でも、
最後の最後まで、勉強しかない、と言い放った。

人生最初が勉強でなく、最後が勉強か・・・
誰も言わぬ中々含蓄ある言葉だ。
浅学菲才の私如きでも、勉強はまぁ、もういいっか・・・
と思ってた矢先なので、いささかショックでもある。

それで来週は、東京で鹿野社長と一緒に、
醸造醗酵ソムリエの勉強会に参加する事になった。

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この13日、岐阜の木曽路物産鰍フご一行が、
北海道慰安旅行の第一歩を、まほろばで、
ということで、雪まだ残る北国を楽しまれた。

厳しい北海の海産物の昼食で、
いささか、日頃の疲れが取れたでしょうか。

社長の牽引力で、会社のみならず、
中国・モンゴルを引っ張って来られた。
その膝元でのみなさまのご努力が、
日中友好の扉を開かれた。
我々もその恩恵に預かっていること限りない。

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更なる友好の絆を結んで、両国が
永遠の友であることを願いたい。

今、「モンゴル食源紀行V」を執筆している所。
今回は、クエン酸や文化の事に言及。
4月3日の「ありがとうの日」に発刊予定、お楽しみに。


2009年03月24日

●「0-1テスト講習会」in東京

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いよいよ、「0-1テスト」が本州に上陸します。
5月2日、東京池上の実相寺での公開セミナー。
詳しくは、主催者のピン・ポイントさんのHPをご覧下さい。
申し込みも画面上で出来ます。

http://www.pinpoint.ne.jp/event/
(太字をクリックすると、詳細が出て来ます)

ちなみに、牧野さんのクリスタルボール演奏とのジョイントです。
お楽しみに・・・・・・

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上は、先日14日のまほろばでの講習会の様子。
今回から、専務も加わり、食と0-1テストの関係を説明します。
東京でも、二人で基礎編と応用編を講習します。
これを機会に、一生の宝物を獲得して下さい。