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2011年03月23日

●放射能汚染に対する浄水器の除去能力について

東京の浄水場から放射性ヨウ素検出 
乳児の基準値2倍超 
「飲用控えて」23区と5市
 
            2011.3.23 14:28

金森浄水場.jpg金町浄水場=平成11年1月28日
                             (本社ヘリから、佐藤一典撮影


東京都は23日、水道局の金町浄水場(葛飾区)から、放射性物質が
乳児の暫定基準値の2倍を超える数値を測定したことを明らかにした。
都によると、放射性ヨウ素を水道水1キロあたり210ベクレルを検出したといい、
乳児に水道水の飲用を控えるよう要請した。
乳児の水道水の摂取を控える地域は、
東京23区、武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市。
厚生労働省が示した乳児の飲用を控える
暫定規制値は1キロあたり100ベクレル。
今日23日、東京都金町浄水場【高度浄水システム採用】において放射性物質が、
幼児の暫定基準値の許容範囲を越えたという発表がありました。

                             (産経ニュース)
測定値 1.jpg

活性炭について

当社開発のエリクサーに対してその除去能力云々に
関してのお問い合わせが多くあります。
エリクサーは大量の各種活性炭が使用されています。
この活性炭は、原発と関わりが深く、原子炉の中の制御棒や、
防護マスクの吸込み口などに使用されております。

またチェルノブイリ原発事故においては、
上空から散布されました。
その他、エリクサーには多孔質吸着性のセラミック
(竹炭、麦飯石、まほろば)も搭載しています。

放射性ヨウ素について

一般的に、浄水器の活性炭試験においてヨウ素試験があります。
除去機能性の有無を問うもので、吸着能力が高い物が採用されます。
ヨウ素試薬がいかに吸着できるかという能力が全体評価にもなるほど重要な試験です。
今、問題になっている放射性ヨウ素131も、理論上除去出来ると予測されます。

ここで、何故理論上というと、知見(経験則)はあるが、データがないということです。
それは、放射能照射の危険環境を作れないこと。
現在、完璧に防御出来る防護服がなく、各素材が扱えないことによります。
ために、メーカーや厚生省さえ発表出来るのは、あくまでも理論上の推論になります。

実際、厚生省も同様に、知見はあるがデータがないとしています。
浄水場も活性炭を使用している為、活性炭使用の浄水器と
同原理で、同じ結果となります。
しかし、浄水場では100%ヨウ素が除去できない為に、
さらに家庭用浄水器が必要となるのです。

より細かい活性炭が効果的ですが、
エリクサーには鉛吸着用の活性炭も入っているため、
イオン吸着が期待出来ます。

放射性セシウムについて

放射性セシウム137については、アルカリ金属イオンなので、
活性炭吸着は出来ません。
しかし、活性炭の中でも物理吸着(引っかかって取れる)で、
放射性降下物質(塵やほこりが放射能にくっついた物)が、取れることが予測されます。

逆流洗浄について

また頻繁に、管内に溜め込んだ放射性物質を逆流洗浄で洗い流すことをお勧めします。
お湯も汚染されていますが、濃度をより薄くすることが考えられます。
ヨウ素131は揮発性が強く、お湯や蒸気に含まれている
可能性があるので注意が必要です。
そばを離れ、直接、排水孔に差し込んでください。

終わりに

以上、最悪の試験状況を作り出すことが不可能で、世界各国においても、
数値で評価することが出来ないのが現状です。
ましてや、今回の突発的事故における、急変する外的条件に即応して、
いかに除去出来るか明言できることは不可能であることをご理解ください。

これらのことは、あくまでも予測上であり、対応出来ない、
効果が期待できない可能性があります。

なお、乳児に対しては万全を期して、ペットボトルの水の飲用をお勧めします。

厚生労働省の見解について

最後に、厚生労働省健康局水道課より各都道府県水道行政担当部長への
水道への対応についての文書を添付します。
生労働省健康局水道課長の文書にもとづく措置です。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015k18.pdf
健水発 0319 第1号

http://trustrad.sixcore.jp/wp-content/uploads/2011/03/7406d1bb9adbe6df3906c05ab900c1e6.pdf  
健水発 0319 第2号

コメント

自身のメルアドも、何も書かずにコメントすることをお赦しください。社会的に、今回のケースにおいて「そういう立場の者」です。

推論と予測のみで、このような内容をお書きになるのは、おやめください。あまりに危険すぎます。

自身でも推論であると明確に述べておられますが、この論調では 『一般人がどう理解するか・どう行動するか』 予測ができません。

残念ながら被災地の人々には、未だにネットでの情報収集が行き渡りません。また子供やお年寄りを含め、全ての人がインターネットに慣れ親しんでいるわけではありません。

ゆえにこのような情報は、ひとたび野に流れると、知識をお持ちでない方々によって 『口頭で伝わっていく』 ことになります。

伝言による連鎖は最悪の場合、途中でどう歪曲され、人々の行動に対してどのように作用してしまうことになるかを、熟慮していただきますようにお願いします。

すべてのページを削除なされるよう、御忠告させていただきます。

はじめまして。
浄水器の情報、及び、昨日の原発の現場での事実。
とても参考になり、またとんでもない衝撃を受けました。
どうもありがとうございます。

ところで、ひとつ教えて頂きたいのですが、もし可能でしたらよろしくお願いいたします。

知り合いの持っている浄水器が、実験データとして、「ラドンおよびラドン崩壊物」がフィルター使用期限のエンドデータで99.9%以上除去できると明記されているそうです。
「ラドン及びラドン崩壊物」とは今回の放射性ヨウ素およびセシウム137と同じものと考えていいのでしょうか?
あるいは同じようなモノなので、そういうデータがあればおそらく除去できると、考えていいものなのでしょうか?

申し訳ありません。
どこに聞いたらいいのか全くわからなかったので、こちらにお問い合わせさせて頂きました。
 
どうぞよろしくお願いいたします。

他社様のことは、言い及ぶことができませんが、
実験データを元に発表されているので、信頼すべきものと察します。
ただラドンの半減期は数十分ではなかったでしょうか。
今回の放射能とラドンの比較は無理があるように思えますが、いかがでしょうか。
詳しくは分かりませんので、その詳細なエンドデータを入手されて、お問い合わせした方が、確実かもしれません。

一番問題なのは
放射性物質を吸着させた物の処分方法を一切書かずに、効果があるあると書き散らかすことです。

街が放射性のごみだらけになってもあなたに責任はとれないでしょうに

実験ができないとのことですが、どうして
東京の水を浄水器にかけてその水を検査に
出してみないのですか?

普通に蛇口から出た水と浄水器にかけた水の
中の放射性物質の濃度を確認すればいいだけの話だと思うのですが。。。

日本放射線安全管理学会というところが放射性物質を含む雨水を使って実験を行い、活性炭を使った市販のポット型の浄水器では最大で放射性ヨウ素の98%、放射性セシウムの93%が除去でき、繰り返し浄化すると効果が高まる結果が出そうです。
http://www.ric.nagoya-u.ac.jp/jrsm/0428chukan_hokokusyo.pdf

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