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2010年02月17日

●アジアのギエム「ヤン・リーピン」


(「月亮(月光)」)

アジアにも、あの不世出のバレリーナ「シルビア・ギエム」がいた。
その名も、「ヤン・リーピン(楊麗萍)」。
雲南省大理(ペー族)出身。
踊りを習わずして、中国至宝の舞踏家となった天性の超人。
世に、「踊る精霊」「舞踊の女神」と言わしめた。
国内少数民族の伝統舞踊を収集し継承して、再びと現代に甦らせた。

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そして、その若さと美貌。
何と、彼女1958年生まれの52歳!
20歳か30歳そこそこにしか見えない。
体の鍛錬で、こうも人間は若さを保持出来るものか!


(「孔雀の霊」)

それは肉体の奇跡としか言いようがない驚愕的なことだ。
壮大で美しい自然の景観と信仰を背景に、踊りを通して芸術に止揚した彼女の力量。
観衆をまさに桃源郷(シャングリラ)にいるかのような感覚に導く。

すでに欧米を初めとして世界で上演され、絶賛を浴びているという。
今や、中国でも見れない、神秘のヴェールに包まれた存在のヤン・リーピン。
3月に再びと来日公演がされるという。

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「牛の鈴の舞」は、東洋版ベジャール作・ギエム主演の「ボレロ」のようで圧巻。
静謐と官能の織り成す不思議な舞台は、人間の混沌の本性を描いている。

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(雲南の昆明を拠点にする「雲南映像」のステージ、「Country of Daughters(姉妹たちのクニ)」。民族舞踊とコンテンポラリーダンスのブレンド。ペー族の民族衣服をモチーフにした衣装。中国辺境の貧しい地域の女性達の思いが、詩と踊りに託されている。)

日本の坂東玉三郎踊る東洋の静。
片や、ヤン・リーピン踊る東洋の動。
人間の為せる技の無限性。
その対極にある美の極致が現れたことと、
今の世に観れる不可思議。


コメント

素晴らしい!
素敵な情報を紹介して下さってありがとうございます。
youtube ウットリしてしまいます
(ウットリしてついコメントしてしまいました)

ヤン・リービンのこと、有難う。こんな舞踏家がいるなんて知らなかった。千手観音ともダンシング・シバとも絡むように動く腕の動きは何とも幻想的ですね。

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