まほろばblog

（左　スミルナ、右　かおり）

天然の芳香剤と言えば、花梨があります。
そのヨーロッパ系では、「マルメロ」が昔から知られています。
ところが、これには「在来種、かおり」と「スミルナ」という食用の2種があります。

このマルメロは、バラ科の落葉果樹で中央アジア（イラン）が原産。
ヨーロッパに伝来して古くから栽培されていました。
中国には１０世紀頃渡来し、日本へは1643年に初めて長崎に。
マルメロの和名はポルトガル語の「Marmelo」に由来し、
長野県ではカリンと呼ばれています。

●　在来種・かおり・・・・主に香りを楽しむ（車、玄関、トイレなどの芳香剤）
　　　　　　　　　　　　　　　マルメロ酒、蜂蜜漬け等（マルメロ酒には、
　　　　　　　　　　　　　　　かおり1個とスミルナ２個ほど）
●　スミルナ・・・・・・・・・主に食用に用いる
　　　　　　　　　　　　　　　ジャム・コンポート・羊羹・蒸しパンに

そして、マルメロは、昔から漢方薬として珍重され、ノド薬として使われていました。
合成の芳香剤にない、自然の柔らかさと優しさは何ものにも代え難いものがあります。

今朝入荷しました。
「かおり」　　1個　￥１４０
「スミルナ」　1個　　￥９０