« 旨し珍し味道中4、「柿それぞれ」 | メイン | 旨し珍し味道中6、「マッカムりんご」 »

2008年10月22日

●旨し珍し味道中5、「マイヤーレモン」

福岡みかん 畑.jpg

「檸檬(れもん)」といえば、梶井基次郎の小説やさだまさしの唄が連想される。
また別名、クエン(枸櫞)、クエン酸の名はこれに由来するという。
クエン酸回路(クレブス回路)は、レモン回路でもある訳だ。
この代謝経路は重要な意味合いを持つが、
「モンゴル旅行記V」の『クエン酸』の章で記してみたい。

2,3日前に福岡自然農園の「極早生みかん」が初入荷。
もう25年目になろうか。
いよいよ、みかんシーズンたけなわとなる。
しかし、今年は不作と聞くから、年末が心配だ。

ついでに、「自然のレモン」も入って来た。
相変わらず、ゴツゴツした膚は、豪快で逞しい。
その野性味をギュッと一絞り、その一杯で心身爽快。
その原産地が北印度のヒマラヤと聞くから、仏陀も食したのであろうか。
何故か、煩悩の濁りを拭い払うような気がして来る。

最近はポストハーベストの心配のない国産レモンが求められている。
ついでに、油落しの溶剤として柑橘洗剤にも利用され始めている。
そんな中、「マイヤーレモン」という名の珍種が入って来た。

レモン各種.jpg
(右:福岡さんのレモン、中:ノンケミカルとオーガニックのレモン、左:マイヤーレモン)

膚がツルッとして、半分に割ると甘くも柔らかい芳香が漂う。
オレンジ系の甘さとライムのような鮮烈な匂い。
聞くに、香水やアロマに使われるというから、さもありなんと思われた。

身近に、この果汁にエリクサー水を混ぜて、手製のフレッシュ化粧水が作れる。
還元力が強く、美白、美顔作用もある。
匂いも味も優しいから女性向きで、好まれるだろう。
それと、ケーキや菓子作りにもむいていると言うから、目を離せられない。

マイヤーは注目株である。

マイヤーレモン.jpg

マイヤーレモン
● アメリカ西部の家庭果樹として栽培されている品種。
   レモンの代表的な品種は、リスボンとユーレカです。
   この二つは非常に似ているため、専門家でもすぐに見分けるのは難しいほどです。
   マイヤーレモンは、オレンジかマンダリンとレモンとの交配種と考えられ、
   1908 年、発見者のフランク N. マイヤーの名がつけられました。
● マイヤーレモンは皮が薄く、リスボンやユーレカよりもやや酸味が穏やかで、
   柔らかな風味で、ジューシーです。
● 見かけは普通のレモンと変わりませんが、香水やアロマセラピーにも使われるように、
   スパイシーな香りがあります。
   これは精油中にThymol(タイムオイルなどの主成分で非常にスパイシー感を与える成分)が
   6%程度入っているためです。

福岡自然農園 レモン  100g ¥54
ノンケミカル・レモン    3個 ¥360 1個 ¥130
マイヤー・レモン      3個 ¥250 1個 ¥90

コメント

絞ってお水で割ったら  化粧水になるんですか 
グリセリンもいれちゃうととろりってなるかなぁ
何日も持たないでしょうが 是非試します
お肌の弱い方は腕とかで試されてから
お顔につけられたほうが いいかもしれませんね
 

この前 激安で買った さんまに お宅のお塩
 。。。五大陸の塩つけて 焼きまして

 この マイヤーレモン♪ きゅうっと しぼって

そりゃー もうー 旨いのなんのって。。。
    おくさま! おすすめですわぁ

次回 まほろばさんの 高級秋刀魚様で  
 

コメントする