まほろばblog

共働学舎の宮嶋代表の片腕でもあった若きチーズのマエストロ、
山田君が七飯に移って3年。
とうとう、彼のチーズ作りが再開されました。
共働学舎での長い研鑽とその腕に、フランスの大御所ヒュベール会長や
宮嶋代表も将来を期待していました。
世界グランプリ受賞の「さくら」作りに参画するなど、その腕を見込まれ、
独立してからの彼の動向が注目されていました。
それが、遂に産声を上げました。
なかなか、国内では入手出来ない
山羊のチーズ「シェーブル」が、まほろばで初お目見えします。
「フレッシュ」タイプと「熟成」タイプの2種。
是非、彼の前途を祝し、これからの成長を、皆様と共に応援してゆきたいと思います。

（ナチュラルチーズ／山羊のチーズ（4月〜11月）
●　フレッシュ：タイプ　120ｇ￥　８５０　●　熟成：タイプ　90ｇ￥　８９０）

こんにちは、山田農場です！！　　山田圭介

私たちの農場は北海道の南、七飯町の山間にあります。
農場には山羊、牛、鶏、ネコ達が自由に暮らしており、山の半分を使った放牧地には暖かい季節の間中、動物達ののんびりと草を食べ歩く姿が見えます。　
山には牧草ばかりではなく、クマザサやヨモギ、茅、野いちごや山ぶどう、栗の木や楓、朴の木、橡の木、クロモジ、山桜、などなど色んな野草が自生しております。　
動物達は春には木々の新芽やウドなどの山菜、茅や笹の新芽を食べます。夏が近くなると野いちごや桑の葉や実、秋には栗の実やいろいろな落ち葉、やまぶどうの葉など、それぞれ季節によっていろいろなものを楽しんでいます。
農場ではそんな動物達にもらった乳からチーズ作りをしています。

山羊は、春から秋までしか乳を出しません。冬には身ごもり、春には子を産み、そして乳を出してくれます。その乳をもらいチーズを作ります。
チーズには本来そのような季節に反映された味があります。
春の新芽のチーズ、夏草のチーズ、そして秋の実りのチーズ････････
山田農場ではそういった季節感のあるチーズの味わいを多くの人に楽しんでいただきたいと考えています。
季節の味、山の恵みをお楽しみ下さい。

フランスの山羊チーズの製造方法にならい作った伝統的なチーズです。
甘味、塩味、酸味、旨味、それぞれが自然と調和した素朴なチーズです。

熟成の若い物は、やや酸味が目立ちますが、熟成が進むにつれて、
木の実のような香ばしさや深い味わいが楽しめます。
熟成は包装をそのままにし、冷蔵庫で熟成することが出来ます。
1ヶ月以上熟成を楽しむこともできますが、
時折、青カビなどが生えてくることがあります。
その場合は、そのカビの部分だけを少しだけ削って取り除いて戴ければ、
食べることには全く問題ありません。
多くの青カビはカマンベールなどに使われる白カビの一種です。
そのため人体には害がありません。
ワインはもちろん吟醸酒や泡盛など、お酒と共に戴くとまた格別です。
お好きな熟成の加減で楽しんでいただければ、うれしく思います。