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2008年03月23日

●丸元淑生さん逝く

作家の丸元淑生(まるもと・よしお)さんが、6日食道がんで死去された。
74歳だった。
平均寿命からすれば、比較的短命だったかもしれない。

丸元淑生.jpg

「秋月へ」他で、芥川賞候補になったが、
文学よりも、最新栄養学の啓蒙家として名が通っていた。

丸元淑生 2.jpg

著書も多岐にわたり、
「豊かさの栄養学」や「最新ミネラル読本」、
「丸元淑生のシステム料理学」「丸元淑生のクック・ブック」等々の料理本、
異色の文筆家だった。

丸元淑生 1.jpg

氏が作家活動より、分子栄養学にシフトを変えたお蔭で、
日本で、どれだけ多くの人々の延命に繋がったか、
と思うと、また感慨も深い。

だが、寿命については、
我々は軽々に口を挟んではいけないのかもしれない。
「死生命あり」と、論語にある。
死もまた天命があり、寿命は定まっているというのだ。

整体の故野口晴哉先生が、
「自分が早く逝くことと、整体とはまた別である」
と語っていたことが印象深い。

丸元氏の死も、また天命であろう。
氏の遺した業績の大きさに、
深く感謝の意を捧げたい。

コメント

訃報に接しあらためて、丸元氏に感謝します。はじめて接した「新しい栄養学」シリーズは、今も大事に読ませていただいています。我が家も連れ合いが今年72歳になります。

わたしも古希を迎えますので、人事ではない年齢です。

GOも74歳であったと記憶しています。きっと普通人の数倍は働いておられたのではないでしょうか?

ご冥福をお祈りいたします。

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