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2008年01月27日

●古都 奈良

箱書き 3.jpg

幾度、訪問したであろうか。
京都のトータル・ヘルス・デザインさんへ、「結」の箱書きに。
もう1000個ほどの数になるかもしれない。

箱書き 6.jpghttp://www.thd-web.jp/site/genkiup-news/?utm_source=genki_up&utm_medium=blog_top_left_banner&utm_campaign=koudoku
月刊誌「THDライフ」の新年号に「結」が掲載されたためか、
年明けても、注文が相次いでいるという。
有り難いことである。

そんな購買者から電話越しに、
「・・・・ある日、この結を握っていると、
無限の愛の波動が、突然押し寄せるように襲ってきて、
その時、初めて愛とは何かが、
込上げるようにして、悟ることが出来ました・・・・」
と、涙声で語られて、その後は言葉になりませんでした。
このような体験者の方もいらっしゃるのかと、我ながらただ驚くばかりです。

お客様・本木さんの猫ちゃん。
「結」が、お猫様の聖地で、何時も寝ていて、
オアシススペースになっているということです。
動物には、分かるんでしょうか。不思議ですね。

この日も、何とか予定の箱と色紙を書き上げてホッとしたところです。
いつも、これで書き納めカナー、と思うのですけど、
意外とブームは根強く続くのかもしれませんね。

今年は、「ミニ結」を出す予定ですので、
楽しみにしてくださいね。
これも、曰く因縁があり過ぎて、面白いですよ。

箱書き 2.jpg

http://president.thd-web.jp/e6266.html
(THDの近藤社長のブログより)

その後、近藤社長のご招待で、奈良公園の中、
興福寺五重塔の許、「塔の茶屋」に。

その時、初めて分かったのだ。
「あぁー、ここだったのか!」
18歳の頃、木津川のおばあさんに連れられて、
生まれて初めて懐石なるものを食べた処。
先回「馬の目」かな、と思っていたが、
公園の中で、古びた侘び寂びの東屋であった記憶が微かに残っていた。

箱書き 峠の茶屋 1.jpg

現代建築で、古材をしつらえて和の美学を追求したものと違って、
まさしく古き和がそこにあって、すでに論評の外に、
その存在はあった。
心の落ち着き処が、違っていた。

出される膳の何とも言えぬ納まりは、
創られたものでなく、
在りて在る、時そのものであった。

箱書き 峠の茶屋 3.jpg

まさに、食を戴くというより、
時を戴いた、というのか。
静かな感銘に近いものがあった。
日本文化の深さを、
身近な茶屋で味わえるとは。

古寺巡礼もまた、
ここなど立ち寄られると、
一層味わいや趣に、
深さが加えられるであろう。

箱書き 峠の茶屋 2.jpg

帰札の朝、奈良駅の前の通りを行く。
80も、ゆうに越したおばあさんが、
一人小型車を運転して、
自ら育てた農産物を売りに来ていた。
多くの近隣の人々がそれを目当てに集まってくる。

古都の朝は、いにしえの昔も変わらず、
かような人々の営みがあったのだろうと、
感慨に耽ってしまった。

これを英気に明日を、と
まほろばの奈良を後にした。

箱書き 奈良 朝市.jpg


コメント

こんにちは。
お久しぶりに寄らせていただきました。

いつも思うのですけど、まほろばさんのページで拝見する写真って、何か”特別なもの”が入っているような感じがします。

質感が違うというのかな・・・

何かが立ち上ってくるような。
何かが静かにこめられているような。
そして見つめることを歓迎されているような。

そう、明るくウェルカムされているような、そんな感じかな・・・そして何かを手渡される・・・

文章もそうですが、粒子が細かい・・・
しみじみすみずみ染みとおる・・・

またのぞきにこさせてください。

せっかく帰国したのに、(そしてもちろん札幌には行ったのに)、この冬は忙しすぎて来店かなわず、残念でした。

またご縁があるよう願っています。

それではまた・・・

奈良の近所に住んでいますが、「塔の茶屋」って聞いたことはありますが、行ったことはありません。きっと別世界のような感じのする奈良の古き良き古都の風情の残った所なのでしょうね。

社長は日頃はお忙しいんですから、仕事で来奈されていても、たまには、どうぞゆっくりと英気を養って下さい。リフレッシュして「まほろば」で又元気にご活躍下さい。

丹念に読んで戴いてありがとうございました。
バングラデッシュにお帰りですね。
またの帰省の際は、是非お立ち寄り下さい。
書いた物が、沢山ありますので、住所お教え下さい。
お送りいたします。

同じ高の原なので、その日THDさんにお越し戴こうかとお電話しましたが、通じませんでした。残念でした。
何時も、目一杯の仕事で一日使ってしまうので、遠慮していました。
次回は前もって、ご連絡致します。
みなさまによろしくお伝え下さい。

せっかくお電話頂いたのに残念でした。
でも次の機会を楽しみにしております。
ご連絡頂こうとして下さって嬉しかったです。
有難うございました。

出される膳の何とも言えぬ納まりは、
創られたものでなく、
在りて在る、時そのものであった

 。。。 しびれましたぁ。

     峠の茶屋 ひとりで味わってきますっていつの日にか。

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