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2007年09月20日

●彼岸花

今日はお彼岸の入り。
「暑さ寒さも彼岸まで」と、言っても、
北国では、珍しく蒸し暑い。
本州はさぞや、残暑に・・・・・

彼岸花 3.jpg
(「曼珠沙華」 山口百恵 CD ソニーミュージックエンタテインメント)

彼岸といえば彼岸花。
別名「曼珠沙華」”まんじゅしゃげ”と呼ばれているが、
あの山口百恵さんのヒット曲では”まんじゅしゃか”と唄った。

聞く所によると、一説に、
「まんじゅしゃげ」は、地上の華で、
「まんじゅしゃか」は、天上の華という。
真偽のほどは、判らないが、いかにも
仏教由来の極楽浄土に安楽を求めた古人の心が偲ばれる。

彼岸花.jpg

昔から、彼岸花は家に植えず、
墓場や田畑に植えよ、
と言われてきたらしい。

彼岸花の宿根には、
毒性があるため、ねずみやモグラがよりつかない。
それが農薬代わりになって、
稲や作物を守った。

また昔は、火葬でなく土葬だったので、
墓の周りの彼岸花は、ご先祖さまを守ったとも言える。

彼岸花 2.jpg

人畜有害なその根が、
水に晒すと、一変して
人畜無害な食用に転ぜられる。
いざ飢饉の時のため、そこここに植えられたのであろう。

それと、着物の洗い張りに、
粘性と張りの出る糊として
貴重な日常必需品でもあった。

こうして見ると、毒も薬も紙一重で、
用い方次第で、どうにでもなる。
そして、この世の中全てが、
毒と薬の二面性を持っているという事だ。

この世は、穢土此岸と呼ばれて、苦しみの海と言われて来た。
しかし、あの世、浄土彼岸の安楽の彼方は、
実は、見方、処し方、想い方次第で、
ここに、実現するのかもしれない。

厭われる「曼珠沙華」”まんじゅしゃげ”は、
根を水に晒すように、
身も心も、清めれば、
たちまちに「まんじゅしゃか」になるのでなかろうか。

天上天国の花々は、既に
地上のここに咲きかけている。

彼岸花 4.jpg
(「蓮のこころ」Chica ヒーリング・カリステ まほろば扱い)

コメント

こんなところでchicaさんのご本を
宣伝してくださっていたのですね。
お心遣いに今更ながら気がつく
のんきものです。
有難うございました。おそすぎて
ごめんなさい。

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お心遣いに今更ながら気がつく
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有難うございました。おそすぎて
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