« 石屋と政治 | メイン | One World »

2007年08月02日

●心の灯火

撮影:戸塚博之3428.jpg
(撮影:戸塚博之氏)
― 寺山心一翁先生をお迎えして ―
                                     
まほろば主人

理を学んで、事を推理するのと、
事に当たって、その理を学ぶ。
これは同じようだが、明らかに違う。

私が、今までやって来たことは、
後者の帰納的生き方ではなかったか、
と思うのだ。

知識があって、この商売を始めた訳でもなく、
経験があって、エリクサーを創った訳でもなかった。

それは言ってみれば、
止むに止まれぬ衝動というか、
切羽詰った生き方の結果でもあった。

言わば、泥縄式に、問題が起ってから、
その解決法を考えたり、学んだりして来た。
そういう意味では、頭は何時も空っぽで、
事自体が私に教えてくれている、という感じだった。

こんな人としての出会いを強く感じたのが、
寺山心一翁先生ではなかろうか。

今まで、2,3度お会いしたが、
何時も周囲の中で、一際光輝いている方だった。

それは、末期ガンを一人で克服されたという壮絶な生き方が、
内なる光を放っていたからだ。

医学・薬学を学んでから、
その死を超克したのではなく、
死に臨んで、
自らを見詰めて、
生の叡智を体得されたのだ。

そして、その事によって、
薬や手術という近代的手法によらず、
心というつかみ処のない領域で、
それを解決したことは、
これはもう前代未聞の治療法とさえいえる。

物理療法や科学医療にない、
謂わば心の療法というべき新しい分野を
切り拓いたのではないかとさえ思える。

そして、印度のチャクラ、中国の竅関という
天と繋がる目に見えない
体のエネルギー・フィールドも
教えられたのでもなく、
自らに内在する心眼によって開いていった行程は、
瞠目に値する。

これこそ、
帰納法による学びなのだ。

それ故に、説得力があり、そこに真実がある。
この項には書き切れない末期ガンから生還した
氏の発見と歓びは、新著に満ち溢れている。

そして、この度、このまほろばにて、
氏が直接お話してくださる幸運を得たのだ。
このような絶好の好機を是非、
つかまえて頂きたいと願うばかりである。


野口晴哉.gif


かつて、整体法の大家・野口晴哉先生は、
往年のチェロ奏者、パブロ・カザルスを、
心の師を仰ぎ、
竹針の蓄音機で
バッハの無伴奏を繰り返し聴いたという。
人間の声帯と似るチェロは、
人間の内部を癒す何かを秘めるのであろうか。

カザルス.jpg

寺山さんも、同じくチェロを世界中の講演会に同伴して
我が心の分身として、人に聴かせる。

内省の声は、
病める人々の患部を優しく擦り、
柔らかく愛撫する。
この音と声によって、
多くの人が死の淵から生還したのだ。

当日は、氏の煌く灯火を、
あなたの彷徨いし灯心に点ずる
聖なる儀式となるかもしれない。


演目:「治る人・治らぬ人  治せる人・治せない人」
日時:8/25(土) 19:00〜21:00
場所:まほろば本店 2F(札幌市西区西野5-3-1-1)
料金:5.000円
定員:40名
申込:011-665-6624

コメント

お話もチェロの演奏も興味があります。

まだ3週間ほどあるのに、ほぼ満席になるほどの申し込みがありました。
まほろばにしては、これほどの高額な料金にも関わらずです。
あと残りわずか、お早めに。
極力、屋上を開放してでも受け付けたいと思います。
やはり、実証は強いですね。

只今、50名を越えてしまいましたので、斜め向かいの「西区地区センター」での開催を考えております。
そこなら、まだまだ入れますので、更なる参加者をお待ちしております。
まだ10日ばかりあります。

コメントする