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2011年05月23日

●「斉藤おじさん『紙芝居教室』」開講

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岩内の市民科学者でもある斉藤武一さん。
33年もの間、毎日海水温を測り続けて来た信念。
地元での壮絶な戦いでもあったその地道な活動は、無言の説得力で、
今、花開き、多くの人々に感動を与え続けている。

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その詳しい内容は、新聞記事等でお読みください。
それよりも何よりも、何故そのように導かれたかが、面白い。
中学一年生の時、鉄棒をして落下し気絶した(好きな女の子を前にカッコつけたと言う)。
その時以来、頭が冴えて、算数・数学が大好きになった。

中学・高校では勉強せずに、何時も100点満点だった。
答案用紙を見ると、答えが書いてあって、それを書き写すだけなので、
何時も、45分の締め切り時間が10分で完了、退席したという。
第3の眼が開かれたのか、全能の活性化があったのか、
兎に角、数字が大好きになったのだ。

冗談に、「60過ぎても大丈夫ですか?」と聞くと、
「首の骨を折って即死するのが関の山だから、止めなさい」と言われました(笑)。
その事件が人生のターニングポイントで、
それなくして海水温度の数字を長く求め得なかっただろう。
数字の全体像から何かが読めると踏んだのだった。

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木田金次郎やその画が大好きで、とうとう本まで書いてしまった。
(まほろばでも扱います)
「故郷の海を守りたい」という一念で、この仕事を続けて来られた。
その努力が報いられて、今方々でお呼びがかかり、講演に継ぐ講演。
長年、保育士や塾の先生をされているので、
お話しがとても優しく心に入り易い。

紙芝居が、何とも言えず、良い。
絵心があるので、一筆描きで画いてしまうという。
これも木田先生の教えで、溢れる情感をそのまま画布に叩き込む。
作為を廃した所に、真実があると。
その心を、紙芝居に映している。

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これは、もったいない。
本当にもったいない。
今、DVD化して、お分け出来ないかと検討中である。
そして、企画しました。

その名も「斉藤おじさんの『紙しばい教室』」。
3ヶ月おき位に、開講します。
テーマを順序立てて組み立て、じっくりお話しを聞き、
質問をしっかりして、双方向でこれからの生き方を探ります。

次回決まり次第発表します。
乞うご期待を。

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