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まほろばだより−トピックス−




 まほろばと村井さんとはもう20年以上の付き合いとなる。
当時から、数多ある北海道メロンの中で群を抜いて優れていたのが村一メロンであった。

村井さんがメロン作りを始められたのは昭和55年(1980年)の頃。北竜では2代目の水田農家だった。

 平成元年のはまなす国体で「天皇陛下献上メロン」としての名誉を受けられたほど、今や道内ではメロン作りの哲人として名が知れている。

作付け面積は1町3反。
一部西瓜や南瓜を作っているが、メロン専業栽培農家である。

120mのハウスが10棟、トンネルが10本。お盆前にほぼ7割方は出荷し、あとはトンネルの物3割である。





平成元年はまなす国体時に、 「天皇陛下献上品」としての名誉を受けられた。



トンネルの中のメロンの幼果。これが、御盆過ぎに出荷される。




仲睦まじく、朝早くから晩遅くまで二人で作業。苦楽を共にして、目を真っ赤に腫らしながら働きに働き詰める。1個食べるのに数分かからないが、作るのには365日かかっている。



箱の山。この組み立てまで手が回らず、出面さんを雇う。栽培に箱詰めに一日びっちりかかりっきりになる。

 メロンは一年一回の勝負で、台風などの天災にあったらその年の収入はなくなる。
一つの賭けのようなものだが、一点主義にこだわる意気込みと愛情は皆メロン一個に結集される。

全面有機質肥料を投与して、農薬は極力最小限に抑えている。
今年は、7月7日からの初荷。
9月15日頃まで作業が続く。

しかし、お薦めの旨さは8月一杯と言ったところ。
4千5百株に3〜4玉の収穫。
約2万個という膨大な量をご夫婦ですべてをこなしてしまう。
一玉一玉実の下に皿を敷いてやる労苦。

低温障害や急な寒暖の差が怖い。




「美味しんぼ」の花咲アキラ氏も村一メロンの大フアン。

 送りは全国に3000軒もの顧客がある。

 着花はハウスの中に蜂の巣箱を入れて
交配させる。
肥料は、1反当たり10万円分も投資する。

 主に魚粕や混合水産質飼料と酵素や米
糠を使った堆肥やまほろばでも使ってい
るクリノゼオライトやサンカルシウムを、9月末に収穫後の枯れた残さと伴に混ぜ
て鋤き込む。

 ウイルス・病原菌などの感染を恐れて、
農業指導では残さは捨てることを徹底す
るが、村井さんは福岡先生が脱穀したわ
らをそのまま田に帰すように、畑に返し
て微量栄養素を還元する。

 



蜜蜂の巣箱を置いて、自然交配を行って受粉させる。


ハウスの間は雑草だらけ。これを鋤き込んで緑肥にする。他の農家は除草剤できれいに草がなくなっている(下)。

 アカザなども生やして緑肥にして鋤く。その際、100mを10分くらいかけてゆっくり耕して行く。
充分、団粒構造を細かくして、空気の還流や養分の吸い込みを良くしてあげるのだ。

 今年のことは昨年に、来年のことは今年の内に、前に前に準備する心がけと土作りが、村井さんの信念でもある。



 今は、赤肉はサンレッドに代わって作り易くて強い「ルピアレッド」。

  皮の所で糖度が12度、果肉で平均15度から16度。青肉「天恵」は16〜17度もある。
単に甘いというのではなく、

  その気品ある甘味とでも言おうか、他に真似の出来ない逸品である。

  メロンの収穫時期は、西瓜などの着花棒によらず、葉の色やつるの周りの皮の色を見て収穫する。これは、長年の勘による所が大きい。
一般物は通常45日の未熟果を収穫するが、じっくり55日かけて完熟させる。輸送も冷蔵を使わず、自然の旨味を損なわないように配慮している。

メロン作りを始めた頃は、農協と一線を画し、独立独歩で孤立無援だったが、今は町をあげて村井さんに見習えとばかりに追従して、皆の信頼を集めている。
大型農業による除草剤の汚染が広がる故郷を、肥沃で安心できる土地に返して子孫に残したいとの念願で始めたメロン作り。

きっとこの思いが遠く全国の皆様の心に届くことと思います。
皆さんで応援しましょう。 村井さん、頑張ってください。


 
お二人の栽培への愛情の結晶がメロンに結実する。一個一個子供のようにかわいがって育てる。膨大な量を二人でこなしていく苦労。一点主義の厳しさ。しかし、この農業経営の効率性も、見習うべきものがある。


 
 
 
 

 

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