まほろばblog

伝統の木樽仕込み「無添加イカの塩辛」

12月 15th, 2011 at 16:32

      近海産、塩・砂糖のみで発酵

函館のカネサクさん(大出年子社長)は、大正2年の創業以来、

函館近海のスルメイカを秋田スギの木樽で

じっくり熟成させる古来の製法で塩辛を作り続けている。

その伝統の味を守りながら、塩と砂糖だけで漬け込む無添加の塩辛を製品化。

構想から20年以上、試作5年を経て、完成させた塩辛の原点。

保存料、増粘多糖類、PH調整剤、香辛料は未使用。

木樽は水分の除去、ガスの発散など発酵に好環境を生む半面、

菌・カビが存在しやすく「製造は菌・カビとの戦い」。

塩分濃度が高ければ、菌・カビにも強くなるが、従来より低い6%台。

製造期間中は日々、突き棒で底を返す作業を繰り返し、

塩辛の発酵状態を管理する技術と確実な手順の実行が不可欠。

「木樽の長所だけを活用し、大量に同じものをつくる方法を見出すのに5年程、

試行錯誤した」と話す松田康嗣工場長。

プラカップ150g入り、¥498

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