まほろばblog

白妙の・・・・・・

2月 16th, 2016 at 15:59

梅が枝に 鳴きて移ろふ うぐひすの

     羽しろたえに 沫雪(あわゆき)そ降る

〈万葉集・一八四〇〉

 

2016_spring

 

時は春先、

毎日散策する島田編集長が、川原の藪の中で

可憐に咲く野生のクロッカスを激写。

何とも、その白き中の白さに、感銘。

そこで、閃いた言葉が「白妙」。

妙なる白の妙。

白の深み。

純白の凄みとでも言うのでしょうか。

心は、いつもこうでありたいものです。

思い出されるのが、百人一首の

「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」

しかし、初夏の歌ではなく、今の時節、

上の万葉集の梅が枝、うぐいす、沫雪がふさわしいでしょう。

2月4日の立春、節分も過ぎ、8日の旧暦正月も過ぎ、

いよいよ、これから本格的春に向かって、すべてが律動!

さあ、みなさん、生きましょう!!!

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