まほろばblog

「ゴボウ茶で心も体も20歳若返る」

3月 17th, 2012 at 10:30

      
 南雲 吉則 (ナグモクリニック院長)

   『致知』2012年4月号
     連載「大自然と体心(たいしん)」より
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 10数年前、当時30代後半の私は、
 身長173センチ、体重77キロの立派なメタボ予備軍。
 いつも腹回りが苦しく、心臓に負担がかかっている
 感覚がありました。
 
 さらに、ワキガ体質で、加齢臭も気になり出していました。

 ところが、18年経って現在56歳の私は、
 体重62キロをキープ。
 メタボリックシンドロームとは程遠く、
 ワキガも加齢臭もまったくありません。
 当時より、見た目も体の中身も、気持ちまでも若返っています。

 初対面の人に私の年齢を言うと、たいてい驚かれます。
 どうも実年齢より20歳くらい若く見えるようなのです。
 ためしに、体の各部分が何歳くらいに相当するか
 調べてみたところ、脳年齢が38歳、骨年齢は28歳、
 血管年齢は26歳という結果になりました。
 
 どうして私が若さを保ち続けることができているのでしょうか。

 私の生活習慣は実にシンプルです。
 
 
 「腹六分の食事」

 「早寝早起き」
 
 「通勤時のウオーキング」
 
 
 の3つを柱に、規則正しい生活を続けているだけです。
 
 サプリメントを飲んだり、ハードなトレーニングを
 課しているわけでもありません。
 
 ただ、この生活習慣を強力にサポートし、
 その効果をアップさせてくれているものがあります。

 それが「ゴボウ茶」です。

 私がゴボウ茶と出合ったのは40代半ばでした。
 当時の私はひどい便秘症で、トイレでいきむと不整脈になり、
 生命の危機さえ感じていました。
 
 家系的にも祖父が52歳で心筋梗塞で亡くなり、
 父も62歳で倒れてリタイア。
 自分もいずれそうなるのでは、と不安になり、
 まずは知り合いの農家の方に便秘を治す方法を相談したところ、
 教えてもらったのが「ゴボウ茶」だったのです。

 作り方を教わり、飲み始めると、便秘が治るどころか、
 なんだか体が元気になったような気がするのです。
 
 鏡で見ると肌つやもよくなって、
 どこか生き生きとした感じです。
 
 「これはすごい!」と、ゴボウの成分について調べてみたところ、
 ゴボウには人間を若返らせ、元気にする栄養分が
 たくさん含まれていたことが分かりました。

         * *

 
  ゴボウ本体に含まれる食物繊維は野菜の中でもダントツ。
  しかも、ゴボウには朝鮮人参並みの
  漢方薬成分が含まれています。
  以下にその素晴らしい効果をご紹介します。

<ダイエット・美肌効果>
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 ゴボウを皮ごと水にさらすと出てくる真っ黒な汁。
 これは灰汁ではなく、皮に含まれる
 「サポニン」というポリフェノール成分で、
 朝鮮人参の薬効成分とほぼ同じなのです。

 サポニンの「サポ」は「シャボン」と同じ語源に由来し、
 界面活性作用を持っています。
 
 石鹸の泡が油に吸着して洗い流すのと同様に、
 ゴボウに含まれるサポニンが体内のコレステロールや
 脂肪に吸着して、洗い流してくれます。
 
 この界面活性作用によって太りにくい体に
 体質を改善することができます。

 さらに、ゴボウ茶を飲み始めると肌がきめ細かくなります。
 皮脂の分泌が抑えられ、毛穴が小さくなるためです。
 
 また、サポニンには強い「抗酸化作用」があり、
 老化の原因となる「活性酸素」を除去し、
 肌の修復力を高め、老化の進行も抑えてくれます。

その他、がん・糖尿病予防、血行促進・整腸作用、
ゴボウ茶の作り方や、その効果を倍増させる秘訣など……、

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