まほろばblog

「俗望を捨てて雅望に生きよ」

9月 27th, 2013 at 12:54
 牛尾 治朗(ウシオ電機会長)

      『致知』2013年10月号
              特集「一言よく人を生かす」より

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私は懇意にしていただいていた安岡正篤先生から

「俗望を捨てて、雅望に生きよ」

という言葉をいただきました。

最初はピンとこなかったので、

「雅望とは何ですか?」

と先生に伺ったら、

「それは自分で決めることだよ」

と諭されたんです。

要するに俗望というのは、
金銭欲、成功欲、名誉欲といった俗っぽい欲望のことで、
雅望はその対極にある望みや願い、志といえます。

人生には未練を捨てて、何を大切にすべきか
選択を迫られる局面というのが必ずあります。

富士子さん(ご対談相手の山本富士子さん)は
その時になんのためらいもなく
雅望を選んでおられるのをお話を伺って感じます。

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