まほろばblog

「プロフェッショナルの条件」

2月 7th, 2013 at 17:19

  天野 篤 (順天堂大学医学部教授) 

                『致知』2013年3月号
                特集「生き方」より
└─────────────────────────────────┘

プロフェッショナルとは、
より高みを目指す人だと思います。

プロスポーツにしても、とにかく記録を目指す。
前の記録よりも、よい記録を。
そして高いところに登った時に見える景色を
自分の中で謳歌できる人。

その景色を見た時、その空気を感じた時に、
前とは違う自分を感じている。
そしてまた次の新しい空気を感じてみたいと感じる。
それが本当のプロだと思うんです。

私は患者さんとのコンタクトもそうですが、
いまもまさに自分の手術を極めるために、
無駄と思うものは徹底的に削ぎ落とすようにしている。

そのことが最終的には、自分が世の中に対してできる
精いっぱいの貢献になるだろうと思うんです。

そんなふうに至った過程を申し上げると、
小学校の頃はそれなりに勉強ができたんですよ。

でも中学校へ通い出すと、
異性とか運動とかに興味を持ったり、
いろんなものに出合うじゃないですか。

そんな成長過程の中で勉強というものが下位に沈んでいって、
それをコツコツやることができなかった。

ところがちょうど一年前に『致知』の中で
「一途一心」という言葉に出合い、
そこに「コツコツは一途一心と同義である」と書いてあって、
これだと思った。

やればできると思っていた勉強が、
やってもできなくなった。

同じ努力をしていても抜かれてしまう。
それでも卑屈にならず、ひたすらに、ひたむきに
一つのことに打ち込んでいると、
あぁこれならできるというものが見つかるんですよ。

そして「やればできるじゃないか」という気持ちを
再び呼び起こしてくれるのだと思うんです。

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