まほろばblog

「蔵人/クロード」さんとの出会い

11月 18th, 2012 at 19:18

               (クロードさんこと嶋津彰さんと奥様の輝子さん)

以前から幾度となくお誘いを受けていた珈琲焙煎&喫茶「蔵人」(クロード)さんへ、

一昨日、漸くお伺いできる機会を得た。

マスターの20年来の友人でもあるヤンジーや、STVでお世話になった城下さんの

お姉さまの緒方さんや磯ご夫妻から、しばしばお誘いを受けていた。

UFOの異次元世界に大変精通されているということで(私は全く縁がないのですが)、

いささか興味もあり、恐る恐る訪問しました。

中島公園沿いで、ピアノの辻井伸行君や江差追分の青坂満先生を

後押しされている多田さんを呼び出して、伴にしばし会談に時を過ごした。

お店の雰囲気が、クリスタルなどのパワーストーンがあり、

イエスやマリアさまの写真が多くあったので、不思議な雰囲気を醸していた。

これはマスターのお名前、嶋津さんが物語るように、

鹿児島、薩摩藩主・島津公の流れを汲んでおられるとか。

ところで、さつま芋を、市場では丸十(まるじゅう)と呼びます。

中を十字、外が円で、藩の旗印ですね。

この印の発祥が、キリスト教に由来するというのですね。

あの聖ザビエルが鹿児島に上陸した時から、日本にキリスト教が始まった訳です。

マスター曰く、島津公は、隠れキリシタンだ、そうです。

『倭詩』に書いた、八橋検校は隠れキリシタンで、あの『六段』の調べは、

グレゴリア聖歌の伴奏であったことが、近年証明された。

それと、千利休も洗礼名が「セイント・ルカ」で、その名前をもじったという。

あの濃茶の回し飲みは、聖杯でイエスの血であるワインを飲む儀式から来たとか。

一々の所作が、キリスト教のセレモニーを彷彿させるものがある。

確かに、私の所持しているものに、クルスの象嵌を施した古碗がある。

爛熟した安土桃山時代に、そのような文化交渉があってもおかしくはない。

そんな血筋をマスターが引いているのだろうか。

その日、座って雑談をしていると、次から次へと女性のお客様が来店された。

それも、飛びっきり美人で、外国の方ばかり。

このように惹き付ける何かがこの店にあるとしたら、

マスターのご先祖さまと関与しているのかもしれない。

美容家であるギリシア系アメリカ人二世・千春スゥザンさん。

看護師さんでペルー出身のケリー・ペレさん。

それから、コスタリカの方。

そして、江波や磯さん、ご夫人の輝子さんなどなど、日本人離れした相と雰囲気。

このインターナショナルな仲間は、きっとマリア信仰的な古い絆で、

結ばれているのかしらとさえ思ったほどだ。

古代イスラエル10支族がシルクロードを通って日本に来たという話は、つとに聞く。

それも原始キリスト教(中国では景教)の伝来もあったとか。

何かタクマラカン砂漠やローランなどの村で、遠い昔、出会ったような錯覚に陥った。

まほろばでは、母性復活のことをよく説き、

よくマグダラのマリアの存在を引き合いに出す。

私は、どちらかと言うと仏教的、あるいは老子や儒教的な思想が色濃いが、

イエスも悪くない、むしろ大好きな方で、みんなそれぞれ良いと思っている。

そんなこんなで、突然降って沸いたような出会いの意味合いを考えた。

これも大いなる神仏のお導きかもしれない。

今朝、市場で、「インカの星」などペルーの色々な芋を苦労されて集められている

米内青果の会長に、このお話をしたら、

「是非、ペルーのケリーさんにお会いしたい」ということになり、お互い歓ばれた。

これらのご縁から、またまた多くの方々と新たなる出会いと幸せが拡がる

と良いな、と思う今日この頃でした。

皆様も、是非一度お訪ね下さい。

 

珈琲の店蔵人

〒064-0918  北海道札幌市中央区南18条西14丁目3−18
011-532-1110

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