まほろばblog

『一日一言』から

1月 4th, 2012 at 19:15

●『安岡正篤一日一言』(1月2日)

 人間は何事によらず新鮮でなければならない。
 ところが いかにすれば新鮮であり得るかといえば、
 やはり真理を学んで、真理に従って生活しなければいけない。
 もっと突っこんで言えば、人間としての深い道を学ぶ。
 正しい歴史伝統に従った深い哲理、真理を学び、それに
 根差さなければ、葉や花と同じことで、四季に従って
 常に魅力のある、生命のみずみずしさを維持してゆく
 ことはできるものではない。

●『森信三一日一語』(1月1日)

 「人生二度なし」
 これ人生における最大最深の真理なり。

●『坂村真民一日一言』(1月1日)

 日本を
 楽しい国にしよう
 明るい国にしよう
 国は小さいけれど
 住みよい国にしよう
 日本に生まれてきてよかったと
 言えるような
 国造りをしよう
 これが二十一世紀の日本への
 わたしの願いだ

●『中江藤樹一日一言』(1月1日)

 父母のおんとくはてんよりもたかく、海よりもふかし。
 あまりに広大無類の恩なるゆえに、
 ほんしんのくらき凡夫は、むくいんことをわすれ、
 かえって恩ありとも、おんなし共、おもわざるとみえたり。

●春日潜庵(かすがせんあん)

 人生百年、大凡(およそ)二十年前は蒙々篤(もうもうえん)たるのみ。
 二十歳後より六十に至るまで中間四十年なり。
 これを過ぎて以往は、縦令(たとえ)衰えざるも、
 窮竟(きょうきょう)用を做(な)さざるなり。

 これを以てこれを観れば、百年の中久しといえども
 四十年間に過ぎず。その余は蒙々篤たるのみ。

 悲しいかな、悲しいかな、この四十年間、
 徳を立て、業を立つる者それ幾何人ぞや。
 その余は腐草朽木とともに 泯滅(びんめつ)して止む。
 荀(いやしく)も志ある者、それ悲しむべきか、悲しむべからざるか。

 
●人生劈頭(へきとう)一箇の事あり。
 立志これなり。

幕末の陽明学者、西郷南洲も傾倒した真固豪傑の士は
時代をこえて、生ある者に決意を迫ってきます。

●最後に明治天皇御製。

 さしのほる 朝日のことく さわやかに
 持たまほしきは 心なりけり

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